Gracia
Passion
Hard Pop
Release Date: 2005
Format: CD
Nr.Discs: 1
Length: 45:28
Index: 3193
Stereo; ADD
Passion (2005) (12 tracks)  45:28
01  Passion  04:10
02  Never Been  03:40
03  When The Last Tear's Been Dried  04:08
04  Sacrifice Me  03:46
05  Wish You Were Here  04:11
06  Run & Hide  03:59
07  Charlene  03:54
08  Time To Take Off  03:13
09  The Last Goodbye  03:28
10  Pray  03:30
11  Don't Close Your Eyes  03:39
12  The Man With The Scissors  03:50
2005
Purchase Date: 2006/02/24
Store: Rocks
Studio: Bros Music Studios
Producer: David Brandes
Label: Bros Music
Cat. Number: SPV-CD-E-73142

ドイツの美貌のヴォーカリストGRACIAの2ndフル・アルバム。バックに流れる音は、メロディアス・ハードロックです。市内にあるハードロック・ヘヴィメタル専門のCDショップで見つけた時に、即ゲットでした。女性のソロということで、スウェーデンのERIKAを思い出し、そういったタイプのアルバムかとも思いました。聴いてみて思ったことは、音がかなり今的で、特にハードな曲はERIKAというよりVANILLA NINJAみたいな感じを受けました。ポップなところはABBA的かも。
アルバムに収められているナンバーは何れもメロディアスなものばかりです。
1曲目の"Passion"でのバックの音はかなりハードです。少し歪んだようなギターの音に乗るGraciaの力強く歌うヴォーカルが良いですね。
2曲目の"Never Been"は、それこそVanilla Ninnjaでしょう。
3曲目の"When The Last Tear's Been Dried"はメロディアスなバラード・ナンバーです。バックに流れる尺八みたいなシンセの音が魅力的です。
4曲目の"Sacrifice Me"もハードなバックの音がカッコ良いです。ヴォーカルを替えれば、もうこれはメロディック・ロックでしょうね。Vanilla Ninnjaでもそうですが、ヴォーカルとバックの音のアンバランスな所が魅力っていえば、魅力ですね。
5曲目の"Wish You Were Here"は曲の出来が素晴らしいパワーバラードです。サビの部分のメロディがとても良い曲で、この曲は、彼女の声にピッタリ嵌っています。お薦めの1曲ですね。
6曲目の"Run & Hide"はとてもポップなナンバーで、これもVanilla Ninja風です。
7曲目の"Charlene"でのバックのギターソロは最高ですね。ユーロビートに乗ったダンサンブルなナンバーで、とてもご機嫌な1曲です。
8曲目の"Time To Take Off"はメロディアスなハードロック・ナンバーです。音にキレがあり、申し分ないナンバーです。バックのギター・ソロはとても良いですね。
9曲目の"The Last Goodbye"はGraciaの声質に合ったパワー・バラードです。この曲でも、バックの尺八にも似たシンセの音が雰囲気を出しています。
10曲目の"Pray"も6曲目と同じようなとてもポップなナンバーです。こういったナンバーは、Graciaのヴォーカル・スタイルにしっくりしてますね。
11曲目のDon't Close Your Eyes"はピアノの前奏から入るメロディアスなバラード・ナンバーです。「目を閉じないで」なんて、Gracia本人から言ってもらったら、もう夢心地でしょうね。
ラストの"The Man With The Scissors"もしっとりとしたバラード・ナンバーです。途中のサックス・ソロは最高です。11曲目も同じですが、やはり彼女の魅力はこういったバラード・ナンバーなんでしょうか。おそらく、彼女の声質がバラード向きなんでしょうね。

それでも、このアルバムの出来はそこそこで、メロディックロック・ファンやAORファンには、まあ納得出来る内容だと思いますよ。