Electric Light Orchestra
Time
Melodic Rock
Release Date: 1981
Format: CD
Nr.Discs: 1
Length: 54:27
Index: 1966
Stereo; ADD
Time (1981) (16 tracks)  54:27
01  Prologue  01:16
02  Twilight  03:41
03  Yours Truly, 2095  03:11
04  Ticket To The Moon  04:07
05  The Way Life's Meant To Be  04:38
06  Another Heart Breaks  03:49
07  Rain Is Falling  03:55
08  From The End Of The World  03:16
09  The Lights Go Down  03:33
10  Here Is The News  03:49
11  21st Century Man  04:02
12  Hold On Tight  03:06
13  Epilogue  01:35
14  The Bouncer (B-side of UK "Four Little Diamonds" 12" single)  03:14
15  When Time Stood Still (B-side of "Hold On Tight" single)  03:33
16  Julie Don't Live Here (B-side of "Twilight" single)  03:42
1981
Jeff Lynne : Vocals, Guitars, Piano, Synthesizer
Richard Tandy : Piano, Electric Piano, Synthesizer, Guitars
Bev Bevan : Drums, Percussion
Kelly Groucutt :
Bass
Studio: Musicland Studios
Producer: Jeff Lynne
Label: Sony Music Entertainment Inc.
Cat. Number: SRCS-9849
最近、テレビで「電車男」がドラマで放映されていますが、そのテーマソングにElectric Light Orchestraのこのアルバムに収められている"Twilight"が使用されていることは、皆さんご存じのことと思います。私は、ドラマは数回しか見ておりませんが、主演の伊東美咲はとても可愛く、彼女のファンです。
このアルバムは彼らの
9枚目オリジナル・アルバムで、1981年に発表されました。
また、1976年発表の"A NEW WORLD RECORD (邦題:「オーロラの救世主」)、1977年の2枚組の大作"OUT OF THE BLUE"、そして私が彼らのベスト・アルバムだと思っている1979年の"DISCOVERY" で世界的な支持を受け、前作のOlivia Newton-John主演の映画"XANADU"あたりが彼らの頂点だったと思いますが、この"TIME"だって過去のアルバムに全くもってひけをとっておりません。
1曲目の"Prologue"は、宇宙をテーマにしたコンセプト・アルバムのまさに序章で、このアルバムの内容を予感させるものとなっている。
1曲目と音が連続している2曲目の"Twilight"は、「電車男」の主題歌ばかりでなく、過去に某自動車メーカーのCMにも使われたこともある彼らの代表曲の一つです。The Beatlesを敬愛しているJeff Lynneですが、Lennon-McCartneyに優るとも劣らない稀代のメロディ・メーカーであることは、誰もが認めるところでしょう。最高にいかしたメロディアスなナンバーです。
3曲目の"Yours truly, 2095"は、彼らのどの曲でもそうですが、ストリングスが効果的で最高で、Jeff Lynneのヴォーカルもコンピューター処理され、とてもカッコ良い曲です。
4曲目"Ticket To The Moon"はバラード・ナンバーですが、1曲目同様、このアルバムのハイライトな1曲です。メロディアスなナンバーで言うこと無しです。
5曲目の"The Way Life's Meant To Be"は、どこか聴いたことがあるようなメロディが何となく懐かしさを感じさせる、そんな曲です。
6曲目の"Another Heart Breaks"はインスト・ナンバーで、ギターの音のように聞こえるOberheim Synthesizerの音色が哀愁をそそる、そんな曲です。
7曲目の"Rain Is Falling"でもJeff Lynneのメロディ・メイカーとしての才能が非常に優れていることを表している曲です。このメロディの美しさは、たまらないです。
8曲目の"From The End Of The World"はディスコ調の曲で、このアルバムの中でもちょっと異質な感じがしますが、まあ、これもJeff Lynneです。
9曲目の"The Lights Go Down"は、何となく郷愁を感じる曲です。
10曲目の"Here Is The News"は、バックでアナウンサーがニュースを読んでいる効果音が入ったユニークな曲です。何となくニュー・ウェーブっぽい曲で、面白いかも。
11曲目の"21st Century Man"Jeff Lynneお得意のバラード・ナンバーでとてもメロディアスです。
12曲目の"Hold On Tight"は陽気なロックンロール・ナンバーで最高にいかしてます。このアルバムの中でも、かなり気に入っている1曲です。そういえば、このアルバムの後に出された"SECRET MESSAGES"にも"Rock 'N' Roll Is King"というロックンロール・ナンバーがありますが、この曲の延長線上にあるような曲でしたね。"Hold On Tight"は、とてもカッコ良いナンバーです。
13曲目の"Epilogue"は、アナログ・レコードの時は、ラストの曲でした。「全体を思い返してもらうため」とJeff Lynneは語っているようです。
14曲目から16曲目までの3曲は、今回のリマスターに合わせて、ボーナス・トラックとして追加された曲です。