Diesel
Watts In A Tank
Hard Pop
Release Date: 1981
Format: CD
Nr.Discs: 1
Length: 35:47
Index: 1173
Stereo; ADD
Watts In A Tank (1981) (11 tracks)  35:47
01  Sausalito Summernight  05:08
02  Goin' Back To China  03:04
03  Alibi  02:48
04  My Kind Of Woman  03:21
05  All Because Of You  03:46
06  Down In The Silvermine  03:01
07  Good Mornin', Day  03:48
08  Ready For Love  02:33
09  The Harness  02:49
10  Remember The Romans  02:51
11  Bite Back  02:38
2002 reissue of 1981 album One Way
Rob Vunderink : Vocals, Guitars
Mark Boon : Vocals, Guitars
Grank Papendrecht : Bass
Pim Koopman : Drums, Keyboards
Studio: D.M.C.
Producer: Pim Koopman
Label: One Way Records Inc
Cat. Number: 35191

オランダのHard PopバンドDIESELの1981年に発表されたアルバムで、この日本でもそこそこ売れたアルバムです。特に、2曲目の"Goin' Back China"は、鹿取容子(この字で合ってたっけ?)がカヴァーして大ヒットしました。
このバンドのメンバーに名を連ねているPim Koopmanという名前を見てピンと来られるAORファンの方が多数いらっしゃると思います。彼は、1983年にThe Presidentというバンド名で"By Appointment Of (邦題:「ホット・ブラッド・サマー」)"というアルバムを発表し、この日本でも当時のAORフリークから一目置かれるバンドのメンバーでした。このアルバムには、The Bliss Bandのカヴァー曲の"That's The Way That It Is"というナンバーが収められておりまして、これがオリジナルに負けないくらいの出来でした。そんな、Pim KoopmanがThe President以前に結成したこのDielselのサウンドもどちらかというとAORっぽいハードポップ・サウンドと言えると思います。
このアルバムのお薦めは、2曲目のほかには、1曲目の"Sausalito Summernight"です。前奏のギター・ソロがとてもカッコ良いメロディアスなハードポップ・ナンバーに仕上がっています。覚え易いメロディを持った曲で、シングル・カットされたのも頷けます。
2曲目の"Goin' Back To China"はもう皆さんご存知の曲で、先にも書いたとおり、当時、鹿取容子がカヴァーして大ヒットしました。
3曲目の"Alibi"も若干ハードですが、とてもポップな曲でかなりご機嫌なナンバーです。この曲もお薦めの1曲です。
4曲目の"My Kind Of Woman"はメロディアスなパワー・バラードで、この曲のメロディも最高にいかしてます。曲の盛り上がりも最高です。これもお薦めのナンバーです。
5曲目の"All Because Of You"はスローなブギで、この曲もいかしてます。メロディがとても良いですね。
6曲目の"Down In The Silvermine"とてもポップなナンバーで、この曲も覚え易いメロディーが魅力的なものとなっております。
7曲目の"Good Mornin', Day"はパワーポップという言葉が相応しいナンバーです。何となくBadfingerとかThe Raspberriesを聴いているような感じさえします。
8曲目の"Ready For Love"もメロディがいかしたポップ・ナンバーに仕上がっております。

このアルバムも最近はあまり見かけなくなりましたが、海外のネットショップでは、まだ手頃な価格で手に入れることが出来ると思いますので、興味のある方はどうぞ。産業ロック・ファンやAORファンにも納得いただける内容だと思いますよ。