Brooklyn Dreams
Music, Harmony & Rhythm: The Casablanca Years
Adult Contemporary
Release Date: 1996
Format: CD
Nr.Discs: 1
Length: 70:40
Index: 1195
Stereo; ADD
Music, Harmony & Rhythm: The Casablanca Years (1996) (16 tracks)  70:40
01  Music, Harmony & Rhythm  03:56
02  Sad Eyes  05:20
03  I Never Dreamed  04:10
04  Street Dance  04:35
05  Another Night At The Tango  03:50
06  On The Corner  05:02
07  Coming Up The Hard Way  05:23
08  Lady, Lady, Lady  04:15
09  Street Man  05:28
10  Love Love's Desire  05:02
11  Make It Last  03:24
12  Daigo  04:15
13  I Won't Let Go  04:17
14  Hollywood Knights  03:17
15  Fallin' In Love  04:39
16  Heaven Knows  03:47
1996
Very Good AOR
Studio: Various
Producer: Bob Esty etc.
Label: PolyGram Records
Cat. Number: 314-532-321-2

これはかなりのレア盤だと思います。ネットで検索してもまずヒットした例がありません。アナログ・レコードもレアですが、このCDも相当のレアだと思います。彼らのオリジナルはおそらく全て未CD化だと思いますが、このベスト・アルバムは彼らのカサブランカ・レーベル時代に出された4枚(?)のアルバムを中心にコンパイルされたもので、1996年に出されています。
このBrooklyn Dreamsは、Joe Esposito、Eddie HokensonそれとBruce Sudanoの3人によるヴォーカル・グループで、ファンキーなブルー・アイド・ソウルを聴かせるAORが信条です。
1曲目の"Music, Harmony & Rhythm"から6曲目の"On The Corner"までは、1977年に出された彼らの1st"Brooklyn Dreams"からの曲です。
その1曲目は、彼らの代表的なヒット曲です。メロディアスでファンキーな1曲です。この曲は、AORのコンピレーション・アルバムにも収められていることが多いので、耳にする機会も多いかも。お薦めの1曲です。
2曲目の"Sad Eyes"はしっとりとしたメロディを持ったAORナンバーです。この曲の魅力は、何と言っても彼らのハーモニーだと思います。とてもいかしてます。
3曲目の"I Never Dreamed"は2曲目以上にしっとりと聴かせてくれるバラード・ナンバーです。もう蕩けてしまいそうな1曲です。途中のギター・ソロは最高です。
4曲目の"Street Dance"はタイトルどおりファンキーなナンバーです。この曲でも、彼らのヴォーカルは最高にいかしてます。
5曲目の"Another Night At The Tango"は素敵なAORナンバーです。この曲でも彼らのハーモニーがとてもいかしてて、メロディアス度も抜群です。
6曲目の"On The Corner"もとても魅力的なAORナンバーで、彼らの曲の中でもベストに入る曲だと思います。メロディアス度は5曲目以上ですね。
7曲目の"Coming Up The Hard Way"は1979年の彼らの2nd"Sleepless Nights"からのナンバーです。私としては、この2ndアルバムが彼らのベスト・アルバムだと思っております。で、この7曲目ですが、メロディアス、かつ、ファンキーで、彼らのサウンドを良く顕した1曲だと思います。ご機嫌なナンバーです。バックの女性コーラスがいかした曲で、お薦めのナンバーです。
8曲目の"Lady, Lady, Lady"は、映画「フラッシュ・ダンス」のサントラからのナンバーです。この曲はGiorgio Moroderのプロデュースの曲で、最高にメロディアスなAORナンバーとなっております。なお、この曲は、Joe Espositoのソロ名義となっております。
9曲目の"Street Man"は再び"Sleepless Nights"からのナンバーです。この曲はとてもノリの良いファンキーなナンバーです。ディスコ調のご機嫌なナンバーです。この曲もかなりお薦めです。
10曲目の"Love Love's Desire"は彼らの3rd"Joy Ride"からのナンバーです。この曲は再びしっとりとした感じのAORナンバーです。彼らのハーモニーも美の極致で、メロディも最高のこれぞAORといった曲となっております。彼らのAORナンバーとしては、ベスト・テイクに入るかも。
11曲目の"Make It Last"は再び"Sleepless Nights"からのナンバーで、私にとっては、この曲が彼らの中で一番お気に入りの曲です。出だしのギター・ソロはおそらくJay Graydonが弾いていると思いますが、メロディアスで曲にフックがあり、最高にいかしたナンバーです。この曲は、もう言うことなし、文句無しの1曲です。だまって、聴いてみろ!!です。
12曲目の"Daigo"は"Joy Ride"からの1曲です。この曲はレゲエ・タッチのナンバーですが、メロディアスでいかした曲となっております。良いですね、この曲も。途中のギター・ソロはおそらくJeff Baxterか、とてもいかしてます。
13曲目の"I Won't Let Go"は1980年の4th"Won't Let Go"からのナンバーです。この曲はちょっと軽めのAORナンバーです。途中のギター・ソロが最高です。メロディアス度も抜群で、かなりお薦めの1曲です。
14曲目の"Hollywood Knights"は、同名の映画"The Hollywood Knights"のサントラからの1曲です。この曲も軽めのナンバーでメロディアス度も抜群です。この曲もお薦めです。
15曲目の"Fallin' In Love"は再び"Won't Let Go"からの選曲で、これまたしっとりとしたAORナンバーです。この曲も最高にいかしてて、彼らのベスト・テイクの1曲だと思います。これぞAORといったナンバーで、AORファンが狂喜すること間違い無しの1曲です。
ラストの16曲目の"Heaven Knows"は再び"Sleepless Nights"からの1曲で、ディスコ調の軽快なナンバーです。なお、この曲では、Donna Summerがスペシャル・ゲストとしてヴォーカルに参加しております。最高にいかしたファンキーなナンバーです。この曲もお薦めです。

冒頭にも書きましたが、彼らのオリジナル・アルバムは全て未CD化だと思いますが、このベスト・アルバムも廃盤となった今、彼らの最高にいかしたサウンドを聴けないのはとても残念です。Wounded Bird RecordsからでもCD化されないでしょうか。