The Bliss Band
Dinner With Raoul
Adult Contemporary
Release Date: 1978
Format: CD
Nr.Discs: 1
Length: 38:03
Index: 1848
Stereo;
Dinner With Raoul (1978) (10 tracks)  38:03
01  Rio  03:40
02  Over The Hill  03:21
03  Slipaway  03:44
04  Don't To Me Any Favours  04:03
05  On The Highway  03:28
06  Right Place, Right Time  05:15
07  Stay A Little Longer  03:07
08  Here Goes  04:24
09  Whatever Happened  04:05
10  Take It If You Need It  02:56
1978
Andy Brown : Bass, Vocals
Alan Park : Organ, Grand Piano, Clavinet
Phil Palmer : Guitars, Vocals
Nigel Elliot :
Drums
Paul Bliss : Vocals, Piano, Fender Rhodes
Purchase Date: 2005/07/20
Store: HMV
Studio: Cherokee Studios
Producer: Jeff Baxter
Label: Sony Music Direct inc.
Cat. Number: MHCP-765
2nd"NEON SMILES"(これはAORの名盤です)が先にCD化されたThe Bliss Band1stアルバム。今まで、アナログ・レコードもレア・アイテムとなっていました。
で、このアルバムはといいますと、これは、モロ STEELY DAN じゃないの、といった感じです。まあ、AORのアルバムとしては、2ndの方がかなり優れている("Chicago"は、AORの名作です)と思いますが、これはこれで、なかなかカッコ良いアルバムだと思います。The Bliss Bandはイギリス出身のバンドですが、2nd"NEON SMILES"は、イギリス的湿り気を充分感じさせるアルバムでしたが、このアルバムはとてもアメリカナイズされたアルバムだと思いますね。
1曲目の"Rio"は、ヴォーカル、ピアノがモロDonald Fagenしています。曲の出来は良く、このアルバムの中でもお薦めの1曲です。
2曲目の"Over The Hill"は、そのまんま Steely Dan ですが、メロディアスなナンバーで、一押しです。
3曲目の"Slipaway"では、Michael McDonaldのバッキング・ヴォーカルが聴けます。結構メロディアスなナンバーです。
4曲目の"Don't Do Me Any Favours"1曲目同様、かなり STEELY DAN したナンバーです。これだけそっくりだと、もう何もいうことはありませんね。ただただ脱帽です。
5曲目の"On The Highway"はかなりファンキーなナンバーで、Phil Palmerのギター・ソロがいかしたかなりカッコ良い曲です。これもお薦めの1曲です。このPhil Palmerは知名度はかなり低いですが、Eric Claptonのバックを務めたりと、Carlos Rios的な職人肌のギタリストです。
6曲目の"Right Place, Right Time"も STEELY DAN したナンバーです。ここでも、Phil Palmerのギターがカッコ良いです。
7曲目の"Stay A Little Longer"でも、Phil Palmer とても良いです。この曲でもMichael McDonaldのバッキング・ヴォーカルが聴けます。
8曲目の"Here Goes"ですが、このSTEELY DAN的な音って、Paul BlissDonald Fagenを相当敬愛しているのか、それともプロデューサーのJeff BaxterSTEELY DANを敬愛しているのか、そのどちらかもしれませんが、音の作り方がモロです。
9曲目の"Whatever Happened"STEELY DANを彷彿するサウンドとなっております。Paul BlissDonal Fagenしています。この曲でも、Phil Palmerのギター・ソロはカッコ良いです。
ラストの10曲目の"Take If You Need It"はロックした曲で、ここでもPhil Palmerの職人的なギターが良いですね。