Alessi
All For A Reason
Adult Contemporary
Release Date: 1977
Format: CD
Nr.Discs: 1
Length: 40:57
Index: 1158
Stereo;


























All For A Reason (1977) (10 tracks)  40:57
01  All For A Reason  03:56
02  Love To Have Your Love  03:29
03  Farewell  01:52
04  Avalon  03:22
05  Air Cushion  04:33
06  London  04:01
07  Hate To Be In Love  02:58
08  You Can Crowd Me  03:26
09  Make It Last  04:14
10  Here Again  09:06
1977
Billy Alessi : Vocals, Keyboards, Synthesizer
Bobby Alessi : Vocals, Guitars
Steve Gadd : Drums
Andy Newmark : Drums
Will Lee : Bass
Richard Tee : Keyboards
John Tropea : Guitars
David Spinozza : Guitars
David Sanborn : Saxophone
Purchase Date: 2002/01/30
Store: Gyokkodo
Studio: The Hit Factory
Producer: David Lucas
Label: Universal International
Cat. Number: UICY-3347

Alessiの1977年に出された2ndアルバムにして、彼らの最高傑作(だと、私は思っております)アルバム。
Alessiはご存知のとおり、BillyとBobbyの双子の兄弟のデュオ・グループです。このAlessiを組む前は、"BARNABY BYE"というバンドで活動し、"Room To Grow"(73年)と"Touch"(74年)という2枚のアルバムを出しております。このバンドには、後のBALNCEを結成するPeppy Castroなんかも在籍しており、結構ポップなサウンドを聴かせてくれるバンドでした。

Alessiの魅力は何といっても華麗なほどのハーモニーでしょう。澄み渡るようなBillyとBobbyの奏でるハーモニーはホント最高です。さらに曲もとてもメロディアスですので、云う事なしのアルバムですね。

極めつけは1曲目の"All For A Reason"(邦題:「ただ愛のために」)は、このアルバムのタイトル・ナンバーにして、一押しの曲です。この曲でのBillyとBobbyのハーモニーは、とても素晴らしく、彼らのナンバーの中でも一番良く出来た曲でしょうね。この曲に限っては、あまたのAORファンの皆様は良くご存知の曲だと思いますが、もし聴いたことがないとおっしゃる方がおりましたら、とりあえず、黙って聴いてみろ!!、ですね。

2曲目の"Love To Have Your Love"はディスコ調の少しファンキーな曲ですが、とてもメロディアスなナンバーでAlessi兄弟のハーモニーがいかされた曲となっております。

3曲目の"Farewell"は曲の出だしのサックスの音が面白くまた、それに続くヴォーカルが素晴らしいナンバーです。ボードビル調の曲が面白さを醸し出しております。

4曲目の"Avalon"はとてもメロディアスなバラード・ナンバーです。繊細なAlessi兄弟のヴォーカルがたまらないです。そして素晴らしいハーモニー。この曲もお薦めのナンバーです。

5曲目の"Air Cushion"も若干ディスコっぽいナンバーです。2曲目以上にファンキーです。それにしてもAlessi兄弟のハーモニーは素晴らしいですね。

6曲目の"London"は1曲目の"All For A Reason"に負けないくらいの素晴らしいナンバーで、ちょっと甲乙がつけ難いものがあります。とてもメロディアスで良く出来たAORナンバーです。もう云う事無しの曲です。一押しの1曲です。

7曲目の"Hate To Be In Love"はバックの音、特にギターの音がほんの少しハードですが、Alessi節は健在で、とても良く出来た曲です。メロディがとてもいかしてます。お薦めの1曲です。

8曲目の"You Can Crowd Me"で聴けるサックスの音はかなりファンキーです。それに乗るAlessi兄弟の繊細なヴォーカルがたまらないナンバーとなっております。サックスのほか、Richard Teeの奏でるピアノの音も最高で、一聴しただけで、Richard Teeだとわかります。この曲もお薦めですね。

9曲目の"Make It Last"はメロディアスなバラード・ナンバーです。ホント、こういったバラード・ナンバーでのAlessi兄弟のヴォーカルって最高ですね。もう云う事無しです。

10曲目の"Here Again"は9分強の大曲ですが、メロディとリズムのアレンジメントが生かされた曲となっております。冗長さは否めないものがありますが、曲自体としては、面白いと思います。

AlessiはこのアルバムのほかにA & Mレコードから3枚、ワーナーからはChristopher Crossのプロデュースによる1枚と最近(2004年)自主制作で"Hello Everyone"というアルバムを出しています。この"Hello Everyone"では、変わらぬハーモニーを聴かせてくれています。