last updated:Aug. 31

今日、今週、今月のお気に入り

さて今日、今週、今月のお気に入りは?!。


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’98年8月31日「空へ」という本がおもしろい

11月23日

 7月19日


空へ

ジョンクラカワー著

梅津正彦訳

文芸春秋社

 

最近、読んだノンフィクションで面白いのがあったので紹介します。それは今年(’98年)の5月、エヴェレストの遭難のとき、ジャーナリストがその登山隊に同行しており、その遭難の時を含めた登山の様子をドキュメンタリーというか、日記の様な形で書いたものです。本の帯に書かれている言葉によれば「全米で爆発的ベストセラー」とのことです。

 

私は普段遅読のほうで200〜300ページの本でも1、2週間かかるし、ちょっと難しい内容ならぼちぼち1、2ヶ月かかってしまうほうなのですが、この本は読み出してから結局1週間ほどかかりましたが、実際呼んでいたのは正味2日くらいでした。そのくらい面白く、冒険小説を読むのと同じくらい早く読んでしまいました。

 

なにが、そんなに面白かったかというと、まずは、山ものは私は昔「アルプス登頂記」をよんでマッターホルンやナンガバルバットをめざす登山の物語を興味を持って読み、死ぬまでにマッターホルンはぜひ見てみたいとおもって、出張時チャンスがあった時、まず最初に訪れたくらいだということで、それだけで興味があったということ。そして、遭難という誰でもが好奇心を持つことがテーマであること。しかも、つい最近、日本人の難波康子さんが遭難したことが、新聞その他でずいぶん報道された事が記憶に新しいということが、まず背景としてあると思います。

 

そして読みだしてみると、現状のエヴェレスト登山は営業登山と称する、いわゆるツアーのような、お金をガイドに払って登るスタイルが確立しており、その様子が新鮮な驚きで「へえー、そうなんだぁ」ということが次々出てくるのが、非常に面白かったです。例えばツアーの料金は¥780万($65,000)くらい、ツアーガイドに対し、参加したエヴェレスト登頂を目指す人は顧客(登山隊あるいはチームではない)と表現されているし、シェルパたちが顧客たちが訪れる前に各キャンプごとに酸素ボンベを事前に運んだり、ルートに事前にロープを張っていったりする様子や、アタックする日は各グループが集中するので渋滞!!をさけるといったエピソードが紹介される、という具合です。そしてツアー主催者は評判を得る為に顧客の全員登頂にこだわったりもします。しかも、顧客は6000、7000m級の登山の経験をある程度豊富に積んだ人のみが、エヴェレストという世界最高峰にのぼってるに決まっていると思っていた私の常識に反し、どちらかというと乏しい経験の者もこのような冒険に挑んでいる(安全!にともいえる状態で)事実は驚きでした。このような準備万端の状況では、ある顧客は第4キャンプからインターネットでメールを送ったりしているくらいです。そのためには余計な機材をシェルパたちが運ぶ事になるのですが。

 

また、、酸素に頼る登頂は望ましくないが、酸素を吸わないという事はいかに危険と隣り合わせかという事も詳しく述べられてもいます。

 

これだけ、準備周到で一見安全にみえる登山でもやはり自然の力はものずごく、’顧客’は大変な試練を味わわなければ頂上征服ができないのは言うまでもありません。後半の遭難の記述、寒さの情景描写などはアリステアマクリーンの冒険小説’女王陛下のユリシーズ号’の一説を読んでいるようです。

 

これ以上内容について述べるのは、これから読む方たちには、興味半減なのでこのへんにしますが、最後にこれだけ一気に読めたという事は訳がかなりよかったのでは?と思うという事を付け加えておきます。

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11月23日

いま好きというよりも話題になって戸惑っているのはなんといってもミスタービーンです。

ミスタービーンを知ったのは5〜6年前ブリティッシュエアの飛行機の中です。公園でジャケットの胸ポケットのなかから魚を取り出してサンドイッチにして食べるコントをみていて、飛行機の中で周りに人がいるのを忘れてクッ、クッ、クッとおもわず笑ってしまいました。彼は知る人ぞ知るスーパーカーコレクターでもあるのです。そんなことも仕事の関係で知っていました。彼あるいはミスタービーンの凄いのは言葉で笑わせるのでなくアクションというよりそのしぐさ、シチュエーションで笑わせてしまうところでしょう!。今のお笑いは言葉にばっかり頼っていて、なんかなあ!という感じです。きっと日本の心あるお笑いの人達も密かに研究していると思います。

いま、ミスタービーンはブームのようです。朝日新聞にも紹介されていました。浜松のタワーレコードにもビデオが一杯置いてありました。
#私も4本も買ってしまいました!。

このブームをなぜか素直に喜べないわたしです。わかるかなー!?
そういえばショカクヤチトセもTVで話題になっていますね!。

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7月19日

昨日東京にいたけど、暑かった。埼玉のほうは40度だとか!。では

今、好きなのは

1.Devoted to you/by Everly Brothers
2.Wind and sand/by Eric Andersen
3.All I have to do is dream/by Everly Brothers

てなところです。理由は最近エヴァリーブラザースのCDを手にいれたからという単純な理由です。エヴァリーブラザースはBye bye loveのイメージが強く、この曲はあまり好きでなかったので、聞こうと思わなかった。でも、あるときビーチボーイズパーティというアルバムのこの曲が彼等のたぶんオリジナルとわかったときむしょうに聞きたいと思ってCDを買った。そのCDのなかにAll I have to do is dreamもみつけ、これも彼等の歌なんだとと感心して彼等が好きになりました。そういうわけで現在のマイフェーバリットです。

エリックアンダーセンは72年ころ、ニューミュージックマガジンでいいアルバム(Blue River)だという記事を読んで買いはまりました。白いジャケットが薄汚れるほど聞きました。でもすっかり忘れていた。マイコレクションページ(最近全然更新してないですが)をそろそろ更新しようかとおもってレコード棚をみていてみつけました。今わが家はアナログレコードは聞きにくい状態(冷暖房のない狭いごちゃごちゃの書斎?でしか聞けない)なので、無性にききたくなってCDを買ってしまいました。直訳の1号にWind and sandを選びました。このアルバム他にも秀逸な歌詞の曲がいっぱい。こわれそう、繊細、おとこのくせに!?。てな言葉が浮かぶデリケートなマイファーバリットです。

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