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五色岳 五色ガ原 沼ノ原



五色ガ原からトムラウシを望む




クチャウンベツ登山口から沼ノ原経由コース (2003.07.20)
コースタイム(所要時間)
登山口(0h'00)→大沼(2h'30)→五色の水場(3h'000)→五色岳頂上1868m(5H30)→食事・ 帰り(4h'30)
行動時間(10時間00分)


五色ガ原の広大な高原には、キバナシャクナゲ、ツガザクラ類、チシマノインバイ、エゾコザクラ、チングルマなどの大群落が広い台地を見事に染め上げ、雪渓とトムラウシ山、遠くには日高山系が浮かび見事な光景であった。。

 写真集
 花写真集
 国道273号の大雪湖付近から高原温泉への林道に入る。しばらく行くと高原温泉と石狩川の支流クチャンベツ川へと分かれ、ゲートがある。ゲートには鍵がかけられているので、森林監督署であらかじめ鍵NOを確認した方が良い。クチャンベツ川沿いの林道の終点が登山口で、駐車場はすでに車があふれ道路横に置かれていた。登山口には小さな小屋ときれいなトイレがある。
 5時40分登山口を出発。2ヶ所の丸太の橋を渡り、しばらく幅の広い林道を歩く。登山道が急に大小の岩や木の根などで、悪路の登りが続く。途中2回ほど休憩しながら登り、やっと視界が広がり、大小さまざまな池塘が散在する沼ノ原台地に着く。心地よい風にゆれるワタスゲと沼に映る雪渓のトムラウシ山、湿原の中を延々と続く木道、その周りに咲くホソバノキソチドリ(ラン科)、高層湿原の特有の植物を見ることができる。新設された木道を快適に進む、右は大沼、五色岳方面、左は石狩岳方面の分岐点となる。右に進み、トムラウシ山を眺めながら進むと、沼ノ原で最も大きい大沼に着く。ここの岸辺はキャンプ指定地で、3貼りのテントがあった。
 大沼を過ぎ、笹、アカエゾマツの中を進むと、きれいな水が流れ出ている五色の水場。水場からは急な泥道を登り、ダケカンバの林を抜けると五色ガ原の台地にでる。なだらかな沢沿いの道には雪渓が所々にあり、ここからはいよいよ五色ガ原の見事なお花畑を登る。東西約4キロの広大な高原には、キバナシャクナゲ、ツガザクラ類、チシマノインバイソウ、エゾコザクラ、チングルマなどの大群落が広い台地を見事に染め上げている。見渡す限り咲き乱れる花畑と白く雪渓模様のトムラウシ山、また、遠くには日高山系が浮かび、この素晴らしい光景は登山者の目を奪う。なだらかな斜面の木道を登りきると五色岳頂上に着く。頂上からは旭岳、化雲岳、トムラウシ山をみることができ、心ゆくまで北の山の大自然を楽しむことが出来た。