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旭岳〜間宮岳〜裾合平めぐり



裾合平一面に咲くチングルマ




旭岳〜間宮岳〜中岳温泉〜裾合平コース(2005.07.29)
コースタイム(所要時間)
姿見駅(0h'00)→非難小屋(0h'40)→8合目(1h'40)→旭岳山頂2290.3m(2h'00)→休憩(2h'20)→2074m地点(2h'40)→間宮岳分岐点(3h'30)→中岳分岐点(4h'00)→食事・中岳温泉(5h'00)→裾合平分岐点(6h'00)→姿に駅着(7h'50)

 裾合平一帯に咲くチングルマ、エゾノツガザクラの素晴らしい光景、そして、旭岳の展望は、大雪の山々、十勝連峰の数々の山並み、素晴らしい眺望であった。

 写真集

 天気予報は午前が晴れ、午後は曇り雨の予報であったことから、出来るだけ早く登る計画で札幌を出発、しかし、旭岳ロープウエイ姿見駅には7時40分となった。
 姿見の池周辺に咲き誇るエゾツガザクラ、チングルマ、エゾツツジなどの群落を見ながら遊歩道を歩く。姿見の池にはまだ残雪があり、水面には白い雪と旭岳が逆さに映り、また、旭岳中腹の噴気孔から白い噴煙があちこっちから吹き上げる姿は素晴らしい。
 周辺の山々の眺望もすばらしく、遠くの夕張岳、芦別岳、十勝岳連峰、そしてトムラウシが一望でき、まさに天上の旭岳登山であった。頂上から見下ろすと大小の青い池が点々と緑の中に浮かぶ姿見周辺、そして、白雲岳方面、北鎮岳方面と山々が眺望でき最高であった。
 天候状態を気にしながら、雪渓を降り間宮岳へと向かう。途中、黒岳から登ってきた数人の登山者に出会う。非常に早いのに驚いた。後ろを振り返ると、旭岳頂上には雲がかかり、天候がくずれるようだ。しかし、黒岳方面はまだ見え、雨とはならない状況であった。
 8年前の御鉢平一周を思い出しながら砂礫の道を中岳分岐点まで歩く。瓦礫には小さなイワギキョウ、クモマユキノシタがところどころに華麗に咲いていた。中岳分岐点では、数組の登山グループが休憩、食事をしていたが、天候が気になり、中岳温泉へと向かう。
 左には比布岳、当麻岳、右側の斜面にはチングルマの群落、適当なところで休憩食事する。 しばらくすると、沢の下に中岳温泉が見え、ジグザグに降りると露天の温泉となる。5,6人が足湯、小学生の子が裸になり湯に入り楽しく遊んでいた。靴を脱ぎ仲間入りをし、10分ほど浸かっていると、雨がポツリポツリと遂に降り出した。
 裾合平の草原は、チングルマ、エゾノツガザクラなどが木道両脇の斜面一面に咲き誇り、その風景は雨の中でもすばらしい。もう一度、晴れた日に、この旭岳中腹の広いすばらしいお花畑を満喫したいものである。
 姿見駅で暑いコーヒーを飲みながら一周コースを振りかえ、ゆっくりと休憩、ロープウエイで降りる。