パンタ語録

インタビューなどでパンタが語ったとされる言葉の中からいくつかピックアップしてみました。



最初はささやくように歌おうと思っていたんだけど、気がついたら叫んでいた。
「世界革命戦争宣言」について(『パンタ詩集 ナイフ』より)


客が、俺のこと嫌いな奴ばっかりだったら、きっと最高のコンサートになるんだろうね。(笑)みんな途中で帰っちゃうかもしれないけど。逆境になればなるほど、俺は力出すみたいだから。
(『歴史からとびだせ』P147より)


ファースト、セカンドと変なことになっちゃって、次のサードは実質的な一枚目になるわけだから、今度は絶対出すぞって(笑)、気が入ったね。ひっかからないように注意したよ。例えば「ふざけるんじゃねえよ」なんかは、あらかじめ、自分でもこりゃひどいって思うようなとんでもない歌詞つけといて、レコ倫に提出する、当然チェックされて、はい直しましたって言って、できたものは、そこそこ自分で言いたい程度の言葉に、おちついてたりするわけだ。
アルバム『頭脳警察3』について(『歴史からとびだせ』P181より)


世間的なところで、頭脳警察に対する評価というのは、「赤軍兵士の歌」や「世界革命戦争宣言」をやった頭脳警察−そこら辺に偏ってるんだ。過激なメッセージを打ち出すバンドっていうイメージしかない。コンサートとかでも、みんな期待してるのは、そこら辺。そういう部分、もちろんあるわけだけど、そればっかりじゃないよっていうのが、だんだん俺自身の中に強くなってきてね。徐々に、ギャップが大きくなってくる。
(『歴史からとびだせ』P185より)


それでトシに、「あんまり醜くならないうちに、葬式あげてやろうか」って、持ちかけたんだ。そしたら、トシも、その辺分かってたんだろうね、「いつ言い出すのか待ってた」ってセリフが帰ってきて。
頭脳警察解散のきっかけ(『歴史からとびだせ』P189より)


今回は、バンドとしての音楽性を固めようと思ったんだよね。バンドのアンサンブルということを考えた。随分ミーティングも重ねてさ。頭脳警察は運動会だったけど、パンタ&HALは、音楽的要素を半分くらいは入れようよって。当時、世の中にはフュージョンの嵐が吹き荒れていたんだ。その中でいかにして腰のあるロックをやっていくかっていうのが、重要な課題だったから。
パンタ&HALについて(『歴史からとびだせ』P200より)


『マラッカ』の場合は、一つああいう時期だったこともあるし、自分のハードネスをいかにおさえて、おさえまくる作業で本質の部分を打ち出したということで、表面的には全然ハードじゃないでしょ。感じとしてはBGMとしても聞き流せる。今度の場合、表面的にもシャープにしようじゃないか。前から言ってるんだけど、今の時代はそんなハードにこだわることなくて、ただ単にロックをすれば充分ハードなんだという風に思ってるわけね。
アルバム『1980X』発売時、市川清師によるインタビュー
(『月刊ロック・ステディ』1980年5月号より)


詞のクオリティーよりも全体のサウンドを意識した。言葉の持つコミュニケーションより、その響きに重点を置いてみた。かといって詞のクオリティーを低めるわけにもいかないので、まずある程度の型をサウンドに乗せて、あとから言葉を整えていった。
アルバム『1980X』について(当時のツアーのチラシより)


ボクがスライスしたのは何層にも重なり合った世界なんだ。そうしてみると、一見穏やかな街が実は危険に満ちあふれていたり、危険そうな街がとても住みやすかったりすることに気づいた。
アルバム『1980X』のテーマである「東京」について(当時のツアーのチラシより)


不思議なことなんだけど2月5日で30になったわけなんだけど、どんどん自分でとんがってくるんだよね。今ものすごい理解するんだけど変にいきどおらないんだよね。いきどおらないんだけど自分のやることに関してはえらいとんがってきてるの。不思議だねぇ。
アルバム『1980X』発売時、市川清師によるインタビュー
(『月刊ロック・ステディ』1980年5月号より)


今、バンドを持続させることが主目的になってきているという意見が出てて、しかし、それじゃあバンドは育たないぜというのが僕の反論ね。
(『月刊フルハウス』1981年4月号より)


なんか新しいことを起こすにはね、今現在はびこっているものをぶっ壊さないと、なにものも出てこないわけだよね。
(『月刊フルハウス』1981年4月号より)


ファンには、抵抗あるだろうなっていうのは、分かってたよ。でも、俺が考えてたのは、俺自身がいまやりたいことをやめてまで、ファンのパンタ像を守っていくというのは、逆にファンに対して失礼だということ。結果的に裏切る形になるかもしれないけど、俺は俺自身を裏切ってないし、俺の姿勢も裏切ってない。むしろファンの期待する通りに、自分をあわせてやってく方が、失礼であると考えたんだ。
スウィート路線について(『歴史からとびだせ』P214より)


(前略)日本の教科書問題なんかも関わってくるんだけど、ようするに『クリスタルナハト』というタイトルで、そういう内容なら日本でも出せる。ヨーロッパの話だからね。ところが、日本にとってのクリスタルナハトみたいなのを取り上げるとダメなんだよ。つまり南京、重慶、あるいは朝鮮人大虐殺、その辺の問題を、今レコードにして市場に出すことはできないんだ。だから『クリスタルナハト』から、同時代のアジアへとスライドさせたい、引き寄せたいという気持ちもあったんだ。
『クリスタルナハト』について(『歴史からとびだせ』P231より)


俺たちが、今回の新曲を誰に聴かせたいかというと、かつて世間を騒がせ、国家解体なんて叫んでた奴らになんだ。てめえらいったいなにやってんだい。組織、資本の中であくせく働いて、赤ちょうちんに出掛けて"今の若い奴ら"はなんてクダを巻いている。また、いまだに内ゲバなんてやってる奴もいるしね。
再結成頭脳警察について(『頭脳警察 1990→1991』P37より)


たしかに『Blood Blood Blood』のような曲はかつての頭脳警察のパブリックイメージにそった曲かもしれない。昔だったらイメージを増長させるとしてやらなかっただろうね。だけど、今ならこういうのが頭脳警察の一部分として素直に出てくるんだ。15年間、俺もTOSHIも好きなことやって雑念振り払われているからだろうけど……
再結成頭脳警察について(『頭脳警察 1990→1991』P117より)


今回の頭脳警察、始めたばかりの頃は、客のほうも観察しているって感じだった。だけど最後のほうになると、拳を振り挙げるでもない、体を揺らすでもない、目を瞑ってジーっと聴いているような奴がいた。そんな奴を見ていると、刺さっているなって、手応えを感じるね。
再結成頭脳警察について(『頭脳警察 1990→1991』P174より)



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