| 小林: |
チンドン太鼓は当然触ったことなかった? |
| みわ: |
ないない、ぜんぜんなかった。チンドン屋さんに親しんでた世代でもないし。 |
| 小林: |
大熊さんがやってたのは知ってるでしょ。 |
| みわ: |
もちろん、それは知ってる。ホントに客観的に見て、チンドンっていう太鼓があるってのはわかってたけど、自分の身体にどう馴染ませたらいいかってのはわかんなかったね。 |
| 小林: |
まさか自分がやるとは思ってなかった。 |
| みわ: |
うん。 |
| 小林: |
『東京チンドン』とかああいうのは知らなかった? |
| みわ: |
いやいや、よく知ってたよ。だけどモノノケはまた別じゃない。歌ものでチンドンはドラムと同じところにいるでしょ、普通のバンドの中のドラムと同じような……、 |
| 小林: |
位置づけとして。 |
| みわ: |
そうそう。それまでいわゆるリズム隊とかやった事なかったからずいぶん苦労した。 |
| 小林: |
責任重大だと。 |
| みわ: |
ただその当時太郎くん(注)がまだいたからさ、なんとかまだイケたけど。 |
| 大熊: |
でもさ、その伏線があるじゃん、そのまえに富山のチンドン大会(注)も見てるし……。 |
| みわ: |
ああー、同じ年だっけ? |
| 大熊: |
うん。 |
| 小林: |
「東京チンドン倶楽部」(注)、(高田)洋介さんとやったやつ……、 |
| 大熊: |
それ(に参加したのは)は俺で、彼女はね、単に見学に行くはずだったのが別な親方のチームの「ちょうど旗持ちいま探してたんだよ」ってプラカードだけ……、 |
| みわ: |
そうそう「来るなら出る?」って言われて「行けるなら出る!」って。 |
| 小林: |
演奏じゃないけど、いちおう一行に参加したと。 |
| みわ: |
テレコを持って、くねくね歩く。 |
| 大熊: |
ベリーダンサーみたいな格好でね。 |
| みわ: |
気がついたらぐるぐる踊りまくってたよね(笑)。 |
| 小林: |
やりたかったんでしょ(笑)。 |
| みわ: |
う〜ん、どうかなあ、人前に出る事はイヤじゃなかったね。ただね、はっきりと人前でやりたいとかやることがすごい快感と思ったのはやっぱモノノケをはじめてしばらくしてからかな。それまでずっと裏方だったでしょう、マネージャーやってて。お芝居やってた時も裏方ずっとやってたから……、裏方人生だったんだよね(笑)。柱の陰からそおーっと見守り続けるみたいな。で、うまくいったら「よーし」って後ろでこう喜ぶみたいのだったけど、モノノケやりだしてからは自分も出ずにはいられなくなっちゃった。 |
| 小林: |
しまいにはユニオンのチンドン担当になった(注)と。 |
| みわ: |
他にいないからね。今のうちにちょっと楽しんでしまえって感じかな。 |