LaLa増刊インデックス1989 LaLa EX INDEX 1989
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白泉社月刊LaLaの増刊のインデックスデータ。その1989年版。独断と偏見に満ちた星取表(5点満点)と短評付き。
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LaLa AUTUMN CLUB 1989 11月10日号 |
表紙 | (準備中) | (準備中) |
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(準備中) |
ララDX岡野史佳大特集 |
表紙 | 岡野史佳 |
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作品名 | 作者名 | 連載回数 | サブタイトルなど | 星取表 |
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「きみは空のしるべ」 | 岡野史佳 | 読切 | ★★★★ | |
「僕達のグリーン」 | 岡野史佳 | 読切 | 初出1986年6月号 | ★★★★ |
「ためいきのシュガー」 | 岡野史佳 | 読切 | 初出1987年9月号 | ★★★ |
「Still Remember」 | 岡野史佳 | 読切 | 初出1988年LaLaスペシャルCindy 特別版 | ★★★ |
「少年宇宙−ラヴェンダーの軌跡−」 | 岡野史佳 | 読切 | 初出LaLa AUTUMN CLUB 1988 11月10日号 | ★★ |
「ECHO−碧の世紀−」 | 岡野史佳 | 読切 | 初出LaLa SPRING CLUB 1989 5月10日号 | ★★★ |
「賢い犬になってみろ!」 | 馬城郁 | 読切 | ★ | |
「麒麟」 | 椎隆子 | 読切 | <東京夢幻編> | ★★★ |
「天使時間」 | 遠野一生 | 読切 | ★★ | |
「うしが来る!」 | 小泉秋子 | 読切 | ★★ | |
「いっしょにね!」 | 落合千代 | 読切 | 第32回LMHS佳作 | ★★ |
「雨あがりのFine」 | 宏橋昌水 | 読切 | 第82回LMS金賞 | ★ |
「1億人のMY DEAR」 | 北岡伸子 | 読切 | ★★ | |
「かくかくしかじかさんかくしかくがものもーす」 | 笑木田しい | ギャグ | ★★ |
再録&総集編シリーズが続くLaLaDX、1989年度最後は岡野史佳のコミックス未収録短編&描き下ろし。 『フルーツ果汁〜』の連載開始以後、短編の切れ味が今ひとつかな、と思っていたんだけど、描き下ろしの「きみは空のしるべ」がたこい的にはけっこうツボで★★★★。いや、そっけない美少女転校生をめぐるあれこれ、という他愛のない話なんですけどね。ただ、物語の背景が、月に宇宙基地が出来ているという設定で、地味にSFっぽかったり(笑)。 再録ものでは本当のデビュー当初の「僕たちのグリーン」がツボ。これは後日コミックスにも収録されたんだけど、その前作に当たる投稿作「HIGH TIME」(LaLa本誌1985年5月号)は絵のグレードが違いすぎるせいか、再録もコミックス化もされなかったのが残念。若描きの良さ、磨く前の原石、みたいなところが好きなんだけど、その投稿作の方も。(2006/07/17) |
LaLa SUMMER CLUB 1989 8月10日号 |
表紙 | 樹なつみ | 「OZ」 |
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作品名 | 作者名 | 連載回数 | サブタイトルなど | 星取表 |
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「OZ」 | 樹なつみ | 読切 | Vol.2 | ★★★★ |
「千の夜サウザンズオブナイツ」 | 清水玲子 | 読切 | ★★★ | |
「アレルギー恋愛学講座」 | 森生まさみ | 読切 | (山崎真実改め) | ★★★ |
「花椿の君に」 | 松苗あけみ | 読切 | ■カトレアな女達・PartIV | ★★★ |
「ブルー・ムーン」 | 岩館真理子 | 読切 | ★★★ | |
「THE BOYS」 | 原なおこ | 読切 | ★★★ | |
「GIRL'S DON'T CRY」 | たけだ亜紀 | 読切 | ★★ | |
「ロジカル・アレルギー・アワー」 | 玖保キリコ | ギャグ | (23) | ★★★ |
「SEASON」 | 宮川由美子 | 読切 | ★★★ | |
「つるかめつ」 | 笑木田しい | ギャグ | ★★ | |
「ねんどくんとカエルくん」 | ひのまる | ギャグ | ★★ | |
「椿姫の夏」 | 小原須磨子 | 読切 | (菊麿&絹子) | ★★★ |
「春まぢか!健全青春奪回戦」 | 冬城冴子 | 読切 | 第13回アテナ新人大賞佳作 | ★★ |
「葉月迷路考」 | まえだななよ | 読切 | 第32回LMHS準入選 | ★★ |
まだ設定が謎めいていた時期の「OZ」に★★★★。この時期の樹なつみの描線はキャラクターの色気が匂い立つようで、ちょっとぞくぞくする。清水玲子はジャックと出会う前のエレナの物語。キャラクターの扱いの酷薄さが清水玲子らしい。 あとは、増刊は常連化しつつあった松苗あけみの他、岩館真理子がのっていたのがちょっと目を引く。 森生まさみは今回からこのペンネームに改名。まだ荒削りではあるが、この人の持ち味のポップ感が既に萌芽としてよく出てきている。たこいはこの短編で森生まさみに着目しました。(2006/01/04) |
ララDX フレッシュサマー号 |
表紙 | 桑田乃梨子 | (犬神くん) |
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作品名 | 作者名 | 連載回数 | サブタイトルなど | 星取表 |
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「プリティ・ブラザー」 | 玖保キリコ | ギャグ | ★★★ | |
「月に願いを」 | 桑田乃梨子 | 読切 | どきどきウルフガイVSあぶないティーチャー番外編 | ★★★ |
「ひみつの犬神くん」 | 桑田乃梨子 | 再録 | 初出ララDX 1988年春の号 | ★★★★ |
「微熱狼少年」 | 桑田乃梨子 | 再録 | 初出1989年1月号 | ★★★★ |
「青春は薔薇色だ」 | 桑田乃梨子 | 再録 | 初出1988年7月号 | ★★★★★ |
「君の青春は輝いているか」 | 桑田乃梨子 | 再録 | 初出1989年3月号 | ★★★ |
「迷える子羊2(の事情)」 | 綾瀬百合子 | 読切 | ★★ | |
「ボツリヌス三世の愛の外交マニュアル」 | 堀内怪子 | ギャグ | ★★ | |
「STAY」 | 桜庭ゆたか | 読切 | ★★ | |
「月光荘へようこそ」 | 原なおこ | 読切 | ★★★ | |
「恋するうさぎ」 | 新田華丸 | 読切 | ★★ | |
「すくらんぶるサマー」 | 北里千寿 | 読切 | 第13回アテナ新人大賞新人賞 | ★★ |
「きのうのさよなら」 | 遠藤しずな | 読切 | 第13回アテナ新人大賞新人賞 | ★★ |
「RIDE COCK HORSE」 | 根本徳美 | 読切 | 第30回LMHS佳作 | ★★ |
「麒麟」 | 椎隆子 | 読切 | <栄光の一族編> | ★★★ |
正式な号名表記は「フレッシュサマー号」となっているが、表紙には「桑田乃梨子特集」と大きく書かれており、表紙レイアウトなども前の「清水玲子大特集」や後の「岡野史佳大特集」とほぼ同じ、ではあるが、清水玲子、岡野史佳の場合はマンガ家名が正式な号名になっているのは、キャリアの違いに配慮したものか? ただ、この二人と並んでララDXの特集に取り上げられているあたり、当時の桑田乃梨子への期待度の高さが伺われる。 内容的には、そんなに特筆すべきことはなし。2シリーズ合同の番外編がなかなかキャラクターの持ち味が出ていて楽しい。(2006/01/04) |
LaLa SPRING CLUB 1989 5月10日号 |
表紙 | 安孫子三和 | 「みかん・絵日記」 |
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作品名 | 作者名 | 連載回数 | サブタイトルなど | 星取表 |
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「ECHO−碧の世紀−」 | 岡野史佳 | 読切 | ★★★ | |
「かつお節だよ人生は!!」 | 安孫子三和 | 読切 | みかん・絵日記 番外編 | ★★ |
「ひみつのジェイソン」 | 星崎真紀 | 読切 | Dr.ク−ジョ危機一髪!! 番外編 | ★★★ |
「ロボット考」 | 清水玲子 | ギャグ | ★★ | |
「親父の一番長い日」 | 米沢りか | 読切 | (信夫&玉緒) | ★★★ |
「ヤマダヒロエのやればできる!!」 | ヤマダヒロエ | ギャグ | ワープロ編 | ★ |
「青春の社交場−私を保健室に連れてって−」 | 桑田乃梨子 | 読切 | (青春は薔薇色だ) | ★★★ |
「グラデーション」 | 秋南弘子 | 読切 | ★★ | |
「FLOWER」 | 綾瀬百合子 | 読切 | ★★ | |
「TOP BOY」 | 杜真琴 | 読切 | ★★★ | |
「悲しきBass man」 | あおしま桃水 | 読切 | ★ | |
「ロジカル・アレルギー・アワー」 | 玖保キリコ | ギャグ | (22) | ★★★ |
「ママと呼ばないで」 | 原なおこ | 読切 | ★★★ | |
「華の暁女学院応援団」 | 笠間留美 | 読切 | ★ | |
「夜をあなたと」 | 小原須磨子 | 読切 | (菊麿&絹子) | ★★★ |
私事で恐縮ですが(笑)、この号は、たこいが就職して新入社員研修中に買って読んだ初めてのLaLaですね。いや、感慨深い(笑)。当時は、着替えとかの荷物との中に週刊少年ジャンプとかLaLaとかコミックスの『ジョジョ』とかいろいろ詰め込んだまま研修で各地を転々としていたものでした(笑)。 で、他に読むものもないので熟読しました(笑)。と、いっても、すごい傑作とかはなかったのが淋しいところ。まあ、岡野史佳は久しぶりにファンタジー系の作品で、本誌連載『フルーツ果汁〜』が普通の少女マンガでちょっと物足りなかった分、そのあたりの欲求不満は満たしてくれたかも。 桑田乃梨子は……こちらのシリーズは第1作以外はキャラクターのかけあい以外に読みどころがなかったので、ややもの足りず。ただ、今回はサブヒロインが「わ・た・し、保健委員ですわよ」とか、荒木飛呂彦フレーズ(笑)が登場したりして、笑ってしまったんだけど(笑)。それをいえば、第1作の「青春は薔薇色だ」にも「おまえのにおいを止めてやる」とか出てきてはいたんだけど(笑)。(2006/01/04) |
ララDX 清水玲子大特集 |
表紙 | 清水玲子 |
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作品名 | 作者名 | 連載回数 | サブタイトルなど | 星取表 |
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「夢のつづき」 | 清水玲子 | 再録 | 初出1988年4月号 | ★★★ |
「8月の長い夜」 | 清水玲子 | 再録 | 初出LaLa SUMMER CLUB 1988 8月10日号 | ★★★ |
「月下美人」 | 清水玲子 | 再録 | 初出1988年6月号「ウィークデイ」改題 | ★★★ |
「ロボット考」 | 清水玲子 | ギャグ | ||
「たとえばこんなラブストーリィ」 | 米沢りか | 読切 | ||
「気になるストレンジャー」 | 山崎真実 | 読切 | ||
「春はソラマメ」 | ヤマダヒロエ | 読切 | ||
「麒麟」 | 椎隆子 | 読切 | ||
「桜迷図」 | 遠野一生 | 読切 | ||
? | 綾瀬百合子 | 読切 | 第13回アテナ新人大賞新人賞 | |
? | まえだななよ | 読切 | 第30回LMHS受賞作 | |
? | 久江陽子 | 読切 | 第31回LMHS受賞作 |
ララDXの方は、1989年は総集編・再録といった本来路線への回帰が特徴かと。そのトップバッターは清水玲子なんだけど、当時清水玲子への興味が減退していた時期でもあり、購入しておらず。本誌の広告からリストだけ作りました。親切な方の情報提供をお待ちしています(笑)。 1点だけコメントしておくと、森生まさみがまだ山崎真実名義で登場。これは森生まさみ初コミックスにも収録された短編だが、気弱な吸血鬼を主人公に、ちょっとコミカルな味わいと、元気のいい女の子、と、その後の森生まさみの作風がほぼ確立されつつあるので注目……すべきだったんだけど、この号を買っていなかったので、たこい的には森生まさみへの評価はこの後のLaLa SUMMER CLUBに登場してからのことになったのであった。(2006/01/04) |
LaLa WINTER CLUB 1989 2月10日号 |
表紙 | 岡野史佳 |
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作品名 | 作者名 | 連載回数 | サブタイトルなど | 星取表 |
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「STEP」 | なかじ有紀 | 読切 | 小山荘のきらわれ者 番外編 | ★★★ |
「ミリアム13」 | ひかわきょうこ | 読切 | 時間をとめて待っていて 番外編 | ★★★★ |
「ファンタジア−風待ちの時間−」 | 安孫子三和 | 読切 | ★★★ | |
「そしてプラトニック」 | 原なおこ | 読切 | ★★★ | |
「ロボット考」 | 清水玲子 | ギャグ | −愛と青春のロボコッコ− | ★★ |
「Happy! フラワーバースデー」 | 宮川由美子 | 読切 | ★ | |
「工藤くんちのセロリパセリ」 | 星崎真紀 | 読切 | ★★★ | |
「ロジカル・アレルギー・アワー」 | 玖保キリコ | ギャグ | (21) | ★★★ |
「海に甦れ」 | 楠桂 | 読切 | ★★ | |
「聖三角形の法則」 | 杜真琴 | 読切 | 第13回アテナ新人大賞優秀新人賞 | ★★ |
「夢の国の歌姫」 | 木村晃子 | 読切 | ★★ | |
「とりさんのおくさん」 | ひのまる | ギャグ | ★★ | |
「RINGNAMEはアンタレス」 | 綾瀬百合子 | 読切 | 第31回LMHS準入選 | ★ |
「家庭経済学入門」 | 小原須磨子 | 読切 | (菊麿&絹子) | ★★★ |
いにしえのLaLa大増刊に連なる版型B5の増刊、1988年以降は「LaLa (季節名) CLUB」という形式でひとまず安定中。 目玉は「小山荘〜」「時間と止めて〜」の2大人気シリーズの新作番外編。「STEP」の方は本編連載で取りこぼされた(笑)キャラクターのその後のカップリングの進行を描くのが主題だが、既に出来上がっている主人公カップルのいちゃいちゃっぷりもまた、片想いがテーマだった本編では見れなかったなかじ有紀作品のもうひとつの味(「学生の領分」シリーズはむしろその方向性だった)が出ていてマル。「ミリアム13」はタイトル通り、「荒野の天使ども」と「時間と止めて〜」をつなぐ時間軸の短編だが、キャラクターのかけあいがいかにもひかわきょうこっぽいとぼけた味わいが出ていてこちらもマル。 ShortStoriesからの流れかと思うが楠桂が登場。ただ、気負いすぎたのか、出来は今ひとつ。 本誌の方で、2月号で森川久美がLaLaから姿を消しているんだけど、ちょっと作風は違うものの、木村晃子とか小原須磨子といった、ちょっとレトロチックなマンガが一時期のLaLaのひとつのジャンルだったのかな、と今回読み返してみてちょっと思った。森川久美の退場は、そのあたりのジャンルがLaLaの表舞台から去りつつある象徴ではあったかも。(2006/01/04) |
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