LaLa増刊インデックス1986
LaLa EX INDEX 1986

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 白泉社月刊LaLaの増刊のインデックスデータ。その1986年版。独断と偏見に満ちた星取表(5点満点)と短評付き。


LaLaスペシャルCindy 1986 AUTUMN
表紙清水玲子(エレナ)
作品名作者名連載回数サブタイトルなど星取表
「三角魚の星座」安孫子三和読切(真夜中をすぎても5)★★★★
「トイズ・ヒル物語」岡野史佳読切 ★★★★★
「ロジカル・アレルギー・アワー」玖保キリコギャグ(14)★★★
「麗しのターザン」小原須磨子読切 ★★★
「ペイルグレー」わかつきめぐみ読切ぱすてると〜ん通信11★★★
「奇跡的(めでたし)2」ふみづき綾人読切 ★★
「平日の手帖4」しばたひろこ読切 ★★★
「こんな素敵な日には」北村たもつ読切 
「飢えるハミング・バード」高口里純読切伯爵と呼ばれた男★★★★
「CガールEボーイ」倉嶋圭読切 
「射撃大会」坂田靖子読切バジル氏の優雅な生活30★★★
「うえぽん」いしかわじゅんギャグ(15)−READY STEADY GO!−★★★
 この時期、一番注目していた新人岡野史佳「トイズ・ヒル物語」がアイデア的にひねりのきいたファンタジーで★★★★★。この後、この設定を使った「少年宇宙」シリーズとなるのだが、作品としてはこれ単独での評価を越えるものは出てこなかった。今もって、岡野史佳の最高傑作と思っている。
 安孫子三和「三角魚の星座」は魔法の下手な悪魔レジーを主人公とする初期の代表作「真夜中をすぎても」シリーズ。このエピソードは求めても得られないものをあきらめきれずに切望する気持ちをちょっとコミカルに、またシリアスに描いた佳作。
 あと、高口里純「飢えるハミング・バード」(伯爵と呼ばれた男)が、吸血鬼映画にまつわる悲劇をモチーフに、退廃的なストーリー、絵柄で、前作に引き続きなかなかいい味を出していた。高口里純という人も作品によってがらりと作風を変える人だったりするが、個人的にはこの「伯爵」シリーズが一番好きかな。この退廃的な雰囲気をうまく演出できるマンガ家はなかなかいないと思う。(2003/01/13)


ララDELUXE'86 NO.2
表紙不明不明
作品名作者名連載回数サブタイトルなど星取表
「天の神話 地の神話」成田美名子総集編(再録) 
「奇脳粉荘へどうぞ」なかじ有紀総集編(再録) 
「迷宮奇譚」やまじえびね読切  
「インセクター・シンドローム」やまざき貴子読切  
「人魚還元」倉嶋圭読切  
「SNOW LADY」橋本恩読切  
「男と男の友情」高宮直子読切  
「浄玻璃の晩」若山信読切  
「うえぽん」いしかわじゅんギャグ(番外編) 
「シニカル・ヒステリ−・アワ−」玖保キリコギャグ(番外編) 
「ブライアン君の休暇」しばたひろこギャグ(番外編) 
「僕んちのホームドラマ」柴田朱実読切第22回/第23回LMHS佳作 
「僕は神様になりたい」秋南弘子読切第22回/第23回LMHS佳作 
「夜総花」坂本奈穂美読切第22回/第23回LMHS佳作 
「あなたがそばにいるだけで」吉住朝読切第22回/第23回LMHS佳作 
 「たこいコレクション(笑)」(この時期になると他人の名前を関するわけにいかないのだで(笑)、敢えて呼称するならば(笑))では欠番。本誌の次号予告からリストだけ作成しましたが一部タイトル不明な作品などあるかも。
 見ての通り、成田美名子「天の神話 地の神話」、なかじ有紀「奇脳粉荘へどうぞ」の総集編がメイン。ただし、コミックス未収録のシリーズ作品で、それなりに需要を期待できるものはそろそろネタが尽きてきた、という感じか(笑)。
 たっち改めやまざき貴子のデビュー作「インセクター・シンドローム」はこれまた初期の代表作、タイムマシン「ムシ」シリーズの第1作といったところ(とはいえ、たこい的には、このシリーズは全く全然評価していないのだが(笑))。(2003/01/13)
 hiyoshiさんからの情報提供により、第22回/第23回LMHS佳作4編のタイトル、作者名がわかりましたので、追記しました。(2005/06/09)


LaLaスペシャルCindy 1986 SUMMER
表紙清水玲子 
作品名作者名連載回数サブタイトルなど星取表
「世紀末に愛されて」清水玲子読切 ★★★
「ロジカル・アレルギー・アワー」玖保キリコギャグ(13)★★★
「風交点雑感」わかつきめぐみ読切ぱすてると〜ん通信10★★★
「奇妙な同居人」アベ浩子読切 ★★★
「平日の手帖3」しばたひろこ読切 ★★★
「放課後の役たたず」米沢りか読切 ★★★
「フィッシング」坂田靖子読切バジル氏の優雅な生活29★★★★
「子供たちの時間」荒木淳子読切 ★★
「灼熱の物語」木村晃子読切 ★★★
「うえぽん」いしかわじゅんギャグ(14)−過去からの声−★★★
「美貌礼賛」小原須磨子読切 ★★★
「カサブランカの足跡」高口里純SCENE-2伯爵と呼ばれた男★★★★
 ということで、LaLaスペシャルはWendyからCindyへと誌名変更。その1号目。Wendyという誌名にどこかからなにかクレームでもついたのか、と推察するが、詳細は不明(笑)。
 掲載作は、それぞれにそのマンガ家としては水準作、という感じで、際だった作品はなし。その中では、Wendy前号とペアの高口里純「カサブランカの足跡」(伯爵と呼ばれた男)が、「伯爵」の隻眼の理由にからんだ話で、なかなかいい味を出していた。(2003/01/13)


LaLaスペシャルWendy 1986 JUNE
表紙清水玲子 
作品名作者名連載回数サブタイトルなど星取表
「夜には星が降ってくる」わかつきめぐみ読切ぱすてると〜ん通信9★★★
「カサブランカの足跡」高口里純SCENE-1伯爵と呼ばれた男★★★★
「宵待ち幻想」安孫子三和読切真夜中を過ぎても番外編★★★★
「家族の晩餐」秋本尚美読切 ★★★
「ロジカル・アレルギー・アワー」玖保キリコギャグ(12)★★★
「そして猫は進化する」遠野一生読切 ★★
「或る選択」若山信読切 ★★
「嗤うコペルニクス」篠有紀子読切眠れるアインシュタインPart2★★
「平日の手帖2」しばたひろこ読切 ★★★
「ランスロットの遺産」坂田靖子読切バジル氏の優雅な生活28★★★
「うえぽん」いしかわじゅんギャグ(13)−闇からの声−★★★
「暗闇のランデヴー」望月玲子読切モダン・ラヴァーズII★★
「怪子さんが通る」堀内美智江ギャグ不良少女と呼ばないで★★
 LaLaスペシャルWendyの5号目、だけど、まあ、特筆することもなし。強いて言えば(笑)、Wendyという誌名のLaLa増刊は寿命が1年持たなかった、というくらいか(笑)。(2002/08/30)


「エイリアン通り」総集編第II集
表紙成田美名子「エイリアン通り」
作品名作者名連載回数サブタイトルなど星取表
「エイリアン通り」成田美名子(再録)5ST. 鷹は舞いおりた 
「エイリアン通り」成田美名子(再録)6ST. 親父が出てきた日 
「エイリアン通り」成田美名子(再録)7ST. この家の鍵貸します 
「エイリアン通り」成田美名子(再録)8ST. 翼よあれが郷里の灯だ 
「エイリアン通り」成田美名子(再録)「FELICIA」 
 ということで(笑)、『エイリアン通り』総集編の第II集。こちらももちろん、ぼろぼろになるまで読み耽けりましたとも(笑)。(2002/08/30)


ララDELUXE'86 NO.1
表紙清水玲子 
作品名作者名連載回数サブタイトルなど星取表
「天女来襲」清水玲子読切(再録) 
「男の子女の子」清水玲子読切(再録) 
「フォクシー・フォックス」清水玲子読切(再録) 
「キスミーバンパネラ」清水玲子読切(再録) 
「5番街の歌姫」アベ浩子読切(再録) 
「ベラドンナ」望月玲子読切(再録) 
「湖に住む人魚」安孫子三和読切(再録) 
「銀襴緞子」木村晃子読切(再録) 
「ACTRESS」上住莉花読切  
「夏の人形」しばたひろこ読切  
「むしろ多感な初夏の旅」林理子読切  
「グッド・モーニング物語」小野沢百合子読切  
「お嬢様の日」玖保キリコ読切シニカル・ヒステリ−・アワ−番外編 
「きょうはアラシ」たっち読切第10回アテナ新人大賞新人賞 
「黄金色の帯」きっかわ良子読切第10回アテナ新人大賞佳作 
 たこいの持っている「平岩コレクション」では欠番。本誌の次号予告からリストだけ作成しましたが一部タイトル不明な作品などあるかも。
 1985年に実施された読者投票によるシンデレラ賞(まあ、大昔の週刊少年ジャンプの愛読者賞のようなものか(笑)?)のエントリー作品を集めた、1986年度初めてのララDELUXE。シンデレラ賞は清水玲子の受賞、ということで、清水玲子の初期作品の再録もあり。
 あ、あと、投稿作のたっち「きょうはアラシ」はやまざき貴子の作品で、同じキャラクターによる初期の代表作、若菜&紫野シリーズの第1作といったところ。(2002/08/30)


「エイリアン通り」総集編第I集
表紙成田美名子「エイリアン通り」
作品名作者名連載回数サブタイトルなど星取表
「エイリアン通り」成田美名子(再録)1ST. 真夜中のカーボーイ 
「エイリアン通り」成田美名子(再録)2ST. アラビアより愛をこめて 
「エイリアン通り」成田美名子(再録)3ST. 夜ごとの魔女 
「エイリアン通り」成田美名子(再録)番外編 ロスの魔法使い 
「エイリアン通り」成田美名子(再録)4ST. 掠奪された1人の花嫁 
 これはまあ、正規の増刊とはいえないかもしれないけど、一応リスト化。実はたこいは連載当時より、むしろこの時期に「エイリアン通り」にハマっていて(笑)、この総集編も店頭に並んでいるときは見逃してしまっていて(笑)、わざわざ東北大学生協に注文書を出して取り寄せてもらいました(笑)。はい(笑)。ほとんど莫迦です(笑)。
 とはいえ、この増刊、エピソードを完全に連載順に忠実に(シャール通信まで含めて)並べてあるので、コミックスで読むのとはまた違った臨場感(?)が楽しめる、という代物でした。これを何10回も(笑)、それはもうぼろぼろになるまで読み返しましたとも(笑)。ええ(笑)。
 因みに、描き下ろしの表紙イラストはあごの線が丸くなってしまっていて、あんなのシャールと翼じゃない、というコアなファンの声も一部では聞かれたとか(笑)。(2002/08/30)


LaLaスペシャルWendy 1986 SPRING
表紙清水玲子 
作品名作者名連載回数サブタイトルなど星取表
「ホット・ミルク・タイム」わかつきめぐみ読切ぱすてると〜ん通信8★★★
「ロジカル・アレルギー・アワー」玖保キリコギャグ(11)★★★
「ネオ・ドーベルマン」清水玲子読切 ★★★★
「君の夢の木馬」坂田靖子読切バジル氏の優雅な生活27★★★
「花語りの姫君」安孫子三和読切 ★★★
「うえぽん」いしかわじゅんギャグ(12)−東洋式殺人−★★★
「ときめきのトップ・シークレット」北村たもつ読切第10回アテナ新人大賞優秀新人賞★★
「真夏のペーパードール」戸田弓弥子読切第10回アテナ新人大賞優秀新人賞
「乙女の祈り'86」木村晃子読切 ★★★
「平日の手帖1」しばたひろこ読切 ★★★
「エンドレス・トライアングル」橋本恩読切 
「ドラゴン未然形」ふみづき綾人読切 ★★
「天使は振り向かない」原なおこ読切 ★★★
 Wendyの第4号目。『月は東に日は西に』の連載終了とほぼ前後する形で(『月は東に〜』第10話と最終話の間)、デビュー初期からのシリーズ『ぱすてると〜ん通信』が再開。
 その他は……う〜ん(笑)。あまりぱっとするものはないか(笑)。(2002/08/30)


LaLaスペシャルWendy 1986 WINTER
表紙安孫子三和 
作品名作者名連載回数サブタイトルなど星取表
「たとえば夜の瞳」安孫子三和読切  
「モダン・ラヴァーズ」望月玲子読切  
「最後の晩餐」秋本尚美読切  
「ヴァレンチノ・タンゴ」高口里純読切伯爵と呼ばれた男 
「眠れるアインシュタイン」篠有紀子読切  
「ホイットマン白書」坂田靖子読切バジル氏の優雅な生活26 
「白花天女」樹なつみ読切朱鷺色三角(トライアングル) 
「ママWOMAN日記」アベ浩子読切  
「ルビィ」小原須磨子読切  
「うえぽん」いしかわじゅんギャグ(11) 
しばたひろこ読切ブライアン君の休暇18 
「ロジカル・アレルギー・アワー」玖保キリコギャグ(10) 
 たこいの持っている「平岩コレクション」では欠番。本誌の次号予告からリストだけ作成しましたが一部タイトル不明な作品などあるかも。
 高口里純『伯爵と呼ばれた男』が別冊LaLaの休刊以来、遅ればせながら移籍してきているのが目を引くくらい、かな。(2002/08/30)


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