大湯温泉ユピオ★★


古い温泉地の公共施設

■概要

大湯温泉は奥只見から小出に流れる佐梨川の上流にある温泉地だ。佐梨川ををはさんだ両岸に大きい温泉ホテルがある。温泉ホテルでは日帰りの受け入れもしてくれるが、今回は公営施設のユピオを訪れた。

ユピオはリゾート開発が盛んだった1996年に作られた施設だ。ピラミッド型の大きな体育館の付属建物が公民館になっていて、その中に温泉がある。施設の隣は「都市公園」という名の造成公園がある。



大湯温泉は奈良時代に高僧の行基が発見したという伝説がある。江戸時代は奥只見の銀山で栄えた。

昭和30年代は奥只見ダム開発で大きく潤って歓楽向けの温泉街として発展した。ダム工事がなくなった現在はすっかり落ち着いて、やや寂れた雰囲気がある。

■所在地

新潟県魚沼市大湯温泉182−1
TEL:025−795−2003
FAX:025−795−2009



■印象

1階の公民館の受け付けで料金を払って、2階に上がって会議室のドアのような入り口が浴室だ。浴室は建物全体から見るとずいぶん小ぶりだ。大きな窓から緑が見える。

やや熱めのお湯だが、これといった浴感は感じない。お湯にかすかな香りがあると感じたが、もしかするとシャンプーの強い香りが影響しているかも。

お湯は残念ながら加熱循環。泉質はアルカリ性単純温泉、源泉の温度37.5℃、成分総計117mgと真湯に近い。

美術館のような雰囲気の建物で、いかにも公共施設らしいが、泉質重視の温泉ファンに対してはあまり期待できない施設だろう。レジャーのあとに汗を流す目的なら良いと思う。


■営業

営業時間 10:00−18:00
休館日 第3火曜日(祝日のとき翌日)
料金 500円

交通

関越自動車道の小出ICを降りて、国道352線で奥只見方向へ。10kmほどで大湯温泉街に着く。ユピオは温泉街入り口の二股を右に行く。駐車場は広い。



調査日:2005年9月

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