岩瀬湯本温泉分家星野屋旅館★★★ |
茅葺き屋根の小さな湯治場 ■概要 東北の入り口と言われる白河から西の山地に入ると、羽鳥湖スキー場のある天栄村がある。福島県と栃木県の県境にあって、平地らしい平地がない。天栄村の西に、岩瀬湯本温泉がある。 温泉は1200年の歴史があるというが、いまでも小さな集落だ。温泉旅館は5件、その中でも集落奥の萱葺き屋根の旅館が大変めずらしい。今回は岩瀬湯本温泉の「分家星野屋旅館」にお願いして立ち寄った。 たまたま正月の繁忙期を過ぎた臨時休業の日に訪れた。お客さんは泊めていないが、温泉はずっとでているからいいですよ。と言ってくれた。重厚な藁葺き屋根は厚さ1mほどもある。その上に高さ1m以上の雪が積っている。 |
■印象 どっしりとした建物の中は、太い柱や磨きあげられた廊下が歴史を感じさせる。案内された浴室はこじんまりしているが、壁も天井もヒノキで落ち着いた雰囲気だ。窓からは小さな庭が見える。 浴槽は3畳ほどの広さで檜風呂だ。とろりとした感じの透明なお湯があふれている。お湯が湯口から注ぎ込まれていて完全に掛け流しだ。ちょうど良い湯加減で、冷えた体にお湯が染み込む。 泉質は含土類石膏泉、源泉の温度は47度だ。すこしつるすべ感があって、さっぱりするお湯だ。コップが置いてあるので飲んでみると昆布茶を薄くしたような飲みやすい味だ。 茅葺きの小さな温泉街は時間を忘れさせるふしぎな所だ。泉質も満足できる。 |
■営業
■交通 |
■羽鳥湖スキー場 羽鳥湖スキー場は、東京から行くと、福島県で最も近いスキー場だ。羽鳥湖はダムでせき止められた人口湖である。白川市から羽鳥湖岸を通ってスキー場に行くが、湖岸沿いに進むと岩瀬湯本温泉に行ける。 スキーのついでに岩瀬湯本温泉を探訪してみるもの面白いだろう。スキー場から15km程度。 |