トムラウシ温泉東大雪荘★★★★ | ![]() |
大雪山深部にある近代的秘湯 ■概要 登山家の深田久弥が残した日本百名山の中にトムラウシ山(2141m)がある。北海道らしい山なので登山者にはずいぶん人気がある。 トムラウシ山の南中腹にトムラウシ温泉がある。十勝川の源流のひとつであるユートムラウシ川の渓流にトムラウシ温泉の源泉がある。開湯は1964年という。 トムラウシ温泉は15年ぶりの再訪だ。新得からの道は原生林の山奥を渓流にそってくねくねと続く。ダートになって5,6km走るとトムラウシ温泉に出る。 ![]() 昔のひなびた小さな湯治宿は立派なホテルになっている。国民宿舎「東大雪荘」は1993年に建築された4階建ての豪華な施設だ。 周囲はうっそうとした森、渓流沿いに源泉地、その奥に東大雪荘がある。途中の林道にまったく人家がないので、山奥に大きなホテルがあるのはやはり驚く。源泉地には噴泉塔と温泉井がある。 ![]() ■所在地 北海道上川郡新得町屈足トムラウシ TEL:01566−5−3021 FAX:01566−5−3022 |
![]() ■印象 大きな浴室は天井が高く、渓流に面する壁がガラス張りで明るい。大きな2つの浴槽、サウナ、水風呂、かぶり湯がある。浴槽はこった造りの岩風呂、底は緑色の石板でできている。 お湯は透明、サラサラした感じ。適温に保たれている。匂いはほとんどなくかすかに塩味がする。泉質は含硫黄−ナトリウム−塩化物・炭酸水素塩泉、源泉の温度93.5℃、成分総計1538mg/kg。 ![]() 露天風呂も大変広い。渓流に沿って2つある。対岸の緑が上の方まで続いている。川の水音が大変心地よい。広い浴槽に手足を伸ばして浸かっているのはとてものびのびできる。 東大雪荘の上流200m程のところに源泉地がある。高さ1.5mほどの噴泉塔がある。ところどことに小さな噴気が出ているが、今はあまり噴気はないようだ。 ![]() たいへんな奥地だが、りっぱな設備だ。登山でなくても楽しめるだろう。 |
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