藤七温泉彩雲荘★★★★★  


東北最高地の温泉

■概要

八幡平(はちまんたい)は4月下旬にならないと道路が開通しない、雪深いところである。藤七(とうしち)温泉彩雲荘は八幡平山頂から岩手県側に少し下った高山の秘湯である。八幡平にはいくつかの温泉があるが、藤七温泉は海抜1400mと最も高いところにある。

男性露天風呂からの眺め

藤七温泉は大きな1件宿で浴室と露天風呂は岩手山が見える東側と、裏山が見える西側にある。男性は西側の古くからの大浴場を使うことになっている。西側の露天風呂は混浴になっている。





■印象

売店で料金を支払い、温泉へ。大浴場はすべて木造の古い建物だ。お湯は熱め、強烈な硫黄泉である。青白濁色で、なめるとたいへん酸っぱい。湯船の底は湯ノ花で滑る。混浴露天風呂はたくさんの人で混んでいた。残雪を眺めながらお湯を堪能した。東側の女性露天風呂はちょっと小さめだが、眺めは最高だそうだ。

大浴場の床を洗っているおじいさんに営業時間を聞いたら「一応決まっているが、せっかくお客さんが来てくれるのだから、ワシがいる内はいつでもいいぞ」と言ってくれた。あとで聞くと藤七温泉の支配人だそうだ。なんとなくアットホームな感じがした。



調査日:1999年5月

■所在地

岩手県岩手郡松尾村寄木北の又
TEL:0195−78−3962
FAX:0186−33−2027
(冬季連絡先)
TEL:0186−33−2011

■営業

営業時間 8:00−18:00
実際はいつでも良いらしい
休館日 無休
冬季(10月下旬−4月下旬)は休業
料金 500円

交通

東北自動車道の松尾八幡平ICで降りて八幡平アスピーテラインで八幡平山頂へ。山頂から左折して、八幡平樹海ラインを少し下ったところ。
駐車場は広い。


八幡平の春スキー

八幡平は春スキーで有名なところだ。アスピーテラインの開通が4月下旬。雪の回廊になっている。山頂から蒸けの湯方面に降りるのと、藤七温泉に降りるコースがある。一般スキーヤーは登りのない藤七温泉コースがよいだろう。
山頂−藤七温泉間は5月の連休中はシャトルバスが運行される。1999年は以下の運行ダイヤだった。

【5月1日−5日藤七発】
9:35 10:05 10:35 11:05 11:35 12:05 12:35 13:05 13:35 14:05 14:35 15:05 15:35 16:05

山頂からのパノラマ(104kB)

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