太閤湯★★★ | ![]() |
箱根宮ノ下の共同浴場 ■概要 古くからの温泉である箱根七湯の一つ、底倉温泉に行った。今回の目的は宮ノ下にある共同浴場太閤湯である。太閤湯は宮ノ下にあるが底倉温泉から引湯している。 湯本から登ってくる国道1号線が宮ノ下を過ぎる辺りに小さく太閤湯の看板がある。この辺りは有名な富士屋ホテルを中心に温泉旅館が集まっていて、その小さな看板はよほど注意しないと見つからない。 ![]() 建物は2階建ての普通の民家のようだ。入り口にのれんがなければ共同浴場とはわからない。地元の共同組合で運営されているので、この質素な雰囲気も感じがよい。 浴室は男女2ヶ所づつ、4ヶ所もある。入り口を入ると、男女男女と戸が4つ並んでいるのが面白い。2階には有料の休憩室がある。 ■所在地 神奈川県箱根町宮ノ下223 TEL:0460−2−4756 |
![]() ■印象 一番小さな浴室に入った。タイルの湯船に澄んだお湯が静かに溢れている。期待どおりに掛け流しだ。1.5m四方の湯船にきれいなお湯が溜まっている。先客がちょうど良くお湯を埋めてくれたのでしごく快適だ。 温泉の蛇口にはパイプがはめ込まれている。熱い湯が湯船の底に届くようにする工夫が面白い。ちょっとパイプをはずしてお湯の味見をしてみた。60度以上の熱いお湯だ。薄い塩味がする。泉質はナトリウム−塩化物泉(弱食塩泉)、源泉の温度71度である。 女湯のクマコは誰かと話している。後で聞くと地元の食堂の90歳に近いお婆ちゃんだそうだ。お婆ちゃんの話によると太閤湯のお湯は年々温くなっているそうだ。「昔は近くの川べりに温泉が涌いていて、そこで洗濯をしたものさ。湯本のあたりは畑ばかりだったのよ。」という。 なにげない銭湯のようだがお湯はすばらしい。地元用の温泉だが、観光客も利用している。値段以上に満足できると思う。 |
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