千葉県で最も古い温泉 ■概要 千葉県で最初に温泉に認定されたという曽呂(そろ)温泉に行ってみることにした。太平洋に面した鴨川市街から4kmほど内陸、緩やかな丘陵地帯に開けた棚田のなかに一軒宿の温泉がある。 県道から入る道は車1台がやっと通れる農道のような道だ。田圃に落ちないようにそろそろと進むと古い建物が見える。日帰り客も多いのか駐車場は意外に広く作ってある。 ![]() 本館は古い旅館のたたずまい。日帰り客は手前にある別館脇の小さなドアから入るようになっている。 曽呂温泉の面白い名前は地名からきている。その昔にこの地区には寺が多く僧侶が多かったので僧侶村と呼んでいたが、僧侶が住まなくなって人ヘンを取って曽呂としたという頓知のようないわれがある。 ■所在地 千葉県鴨川市仲町90 TEL:0470−92−9817 |
![]() ■印象 浴室棟はずいぶん年季のはいった建物だ。浴室には2m×1.5mほどの浴槽がひとつあるだけのシンプルなもの。大きな窓から畑が見える。浴槽のお湯は真っ黒い。 さっそく入ってみる。麦茶を濃くしたような黒湯で、透明度は5cmほど。ややぬるめの適温に加熱してある。浴感はツルツル感が強い。 浴槽の蛇口を開くとぬるい源泉水が出る。色はやや薄めだが、はっきりイオウの香りがする。口に含んでみたら味はあまりしないが、香りは栄養ドリンクのような複雑な香りだ。 浴室の掲示によると、「当温泉は浴槽、上がり湯、シャワー全て源泉水のみを使用しています。」とある。 2005年の分析表があった。泉質は含硫黄−ナトリウム−炭酸水素塩・塩化物泉、成分総計2.22g、源泉の温度14.5℃、湧出量2.6Lである。 料金に比べ設備的にはチープだが、ツルツルの黒湯が楽しめる。お湯に興味のある方にお勧めする。 |
■営業
■交通 館山自動車道の君津ICを降りて、県道92号線(君津鴨川線)を東に向かう。途中から房総スカイライン(普通車410円)に入り、県道24号線を南下して鴨川市街に入る。国道128号線を館山方向に進み、嶺岡トンネルを出てすぐに右折して県道89号へ入る。曽呂川に沿って3kmほど行くと案内板がある。狭い道を500mほど入る。駐車場は広い。 ![]() オフィシャルページ 調査日:2005年8月 |
■鴨川シーワールド |
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1回のパフォーマンスごとにエサをねだるところもなかなかカワイイ。夜の水族館は涼しくてなかなか楽しめる。![]() 鴨川シーワールド |