白根温泉薬師の湯

豊富な湯量の街道の温泉

■概要

日光白根山は古い火山で荒々しい高い山である。周りには温泉が多く、南の日光側では日光湯本温泉、北の片品側には白根温泉のほかいくつかの温泉がある。

今回は丸沼高原スキー場に春スキーへ行った帰りに、白根温泉薬師の湯に寄った。ここは丸沼から流れる大滝川沿いにあって、片品側の最も奥にある日帰り温泉である。国道１２０号線沿いで、大きな看板があるのですぐわかると思う。

裏には山が迫っていて、国道沿いの細長い敷地に温泉と食堂がある。「ゆ」と染め抜いた大きなのれんがあるのが良い目印だ。温泉は内湯と露天風呂がある。

温泉玉子のゆで釜

■所在地

群馬県利根郡片品村大字東小川字赤沢４６６７
ＴＥＬ：０２７８－５８－４１２６

■印象

内風呂は石造りで、窓からは裏の山が見える。掛け湯もそこそこに飛び込むと、スキーのあとの疲れた体に気持ちがよい。お湯はさらっとしている。泉質は単純温泉、源泉の温度は６０．２度だ。

外に広い露天風呂がある。露天風呂は大小２つあって、一方はぬるめにしてある。裏手の山を見上げながらのお湯は気持ちがよい。大きな電柱がすぐ近くに立っているのが少し残念だ。

浴室の壁に「当温泉は１００％天然温泉でオーバフローさせて全て使い捨てです。」という看板があった。湯量が豊富で循環利用はしていないということのようだ。

休憩室も地形のせいで細長い。ビールとつまみくらいは手に入る。建物の外には温泉玉子のゆで釜があって、源泉を流しかけている。温泉玉子は自動販売機でも売っていた。

豊富なお湯で気持ちのよい温泉だ。混む時期は料金が高いようだが、スキー帰りにはよいところだと思う。

■営業

営業時間	１０：００－１７：３０（平日）１０：００－２０：００（土日休日）冬季は１１：３０から
休館日	無休
料金	１０００円時期によって割引料金あり、調査日は６００円

■交通

関越自動車道の沼田ＩＣを降りて国道１２０号線を日光方面に３５ｋｍ。丸沼高原スキー場の手前。日光方面からも金精峠経由で来られる。
駐車場は広い。

調査日：２０００年４月