四万温泉積善館★★★★  


四万最古の温泉旅館

■概要

積善館は四万温泉の最も古い温泉旅館である。本館の建物は300年前の面影を残している日本最古の温泉宿だそうだ。積善館は新湯川と四万川の合流点にあって、宿の正面は新湯川を渡る橋になっている。

浴室は昭和初期に建てられたもので、1階がコンクリート製の浴室、2階と3階が木造の客室である。この浴室を元禄の湯と呼んでいる。窓がアーチ型になっていて、湯治としてはモダンなものであったと思う。

温泉の成分は含砒素−ナトリウム、カルシウム塩化物硫酸泉(含石膏食塩泉)である。源泉の温度はかなり高く78度である。



■所在地

群馬県吾妻郡中之条町四万温泉
TEL:0279−64−2101



■印象

脱衣場は入り口を入った直ぐのところで、なにも仕切がない。浴室内は小さな浴槽が5つ並んでいる。お湯は浴槽の中央から沸いて静かにあふれている。それを見るだけでも豊かな気分になる。
お湯は透明で少し熱めである。体にしみるようないいお湯だ。浴槽の蛇口は熱い湯を足すものである。



浴室には一人用の蒸し風呂もある。タイルのいすなど昔なつかしいデザインだ。


■営業

営業時間 9:00−17:00
休館日 無休
料金 1000円

交通

関越自動車道の渋川伊香保ICを降りて、国道17号線、国道353号線に乗って終点まで行く。四万温泉の中心部、有名旅館四万たむらの手前にある。
駐車場は狭いので、四万川沿いの公共駐車場を利用するとよい。



調査日:1998年11月


飲泉所

四万温泉街の中、積善館の近くに飲泉所がある。温泉のお湯を飲んでみると、塩辛い。たとえはおかしいが、コンブだしの薄い味噌汁のような味だった。
 

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