三本柳温泉★★★ | ![]() |
リンゴ畑の中の気軽な湯治場 ■概要 津軽の名峰岩木山の山麓には湯治宿が多い。岩木山神社近くの百沢温泉から南に少し下ったところに一軒宿の湯治温泉三本柳温泉がある。付近はリンゴ園と田圃が広がるのんびりしたところだ。 バス停の前に駐車場があって、小川の向こう側に宿がある。開業は江戸時代で古くからある湯治場だが、建物は比較的新しい感じだ。岩木山が間近に見える。 ![]() 掲示してある開湯伝説によると、毎日岩木山にお参りしていた万左衛門が大晦日の夜に見た夢に、三本柳から紫の雲がたなびいて薬師如来が現れ、柳の木と歌の書かれた扇子をさずられた。夢に従って万左衛門は三本柳で温泉を見つけ「延命柳の湯」という湯小屋を始めたという。 他説には、坂上田村麻呂が退治した岩木山の鬼の首を埋めた地蔵森から温泉が湧いたという。 ■所在地 青森県中津軽郡岩木町百沢字温湯7 TEL:0172−83−2508 |
![]() ■印象 建物の右手奥に浴室がある。最近改装して鄙びた雰囲気はなく、タイル張りのきれいで広い浴室だ。窓側いっぱいに広い浴槽がある。浴室内には金気臭がこもっている。 お湯は薄めの笹にごり、ややぬるめの適温に保たれている。豊富にお湯が注がれていて、浴室全体に溢れている。とてもリラックスできるお湯だ。 掲示によると、泉質は含土類弱食塩泉、源泉の温度は45℃、成分総計は2233mgである。口に含むと弱い塩気を感じるトロリとした味だ。 ![]() 浴室の隅に別源泉と思われるぬるいお湯の湯溜がある。こちらは赤茶色の析出。 地元の人も多く通ってくる清潔で気取らない温泉だ。あまり強烈でない柔らかい浴感は、かえって湯治にはよいと思う。 |
■営業
■交通 |