六戸温泉★★★


熱い食塩泉の温泉銭湯

■概要

六戸(ろくのへ)町は十和田市と八戸市の中間にある。太平洋から15kmほど離れた水田を中心とする農業の町だ。八戸からフェリーに乗るのに時間があったので、少し足を伸ばして訪れることにした。

町の中心部の南側に六戸温泉がある。 木造2階建ての割烹旅館の裏手に温泉浴場がある。大きく六戸温泉と書いてあるのですぐわかるだろう。東側には田んぼが見えるのんびりした雰囲気のところだ。



近くには観光客をメインにした巨大な古牧温泉もあるが、こちらはいたって庶民的な温泉だ。男女別の浴室に2つに仕切った浴槽と、低温源泉浴槽がある。

■所在地

青森県上北郡六戸町大字犬落瀬字押込93−4
T E L : 0176−55−2126



■印象

タイル張りの明るい浴室だ。みかけは普通の銭湯だが、入り口にかけ湯のための湯溜まりがある。底からお湯が噴き出してざーざー溢れている。これを見ただけでも気分がよい。

浴槽は2つに仕切られていて一方は熱め、もう一方はぬるめになっている。澄んだお湯が静かに溢れている。 舐めてみると塩味がする。泉質は弱食塩泉、 源泉の温度は45度だ。



浴室の隅に低温浴槽がある。こちらは 源泉の温度33.8度の単純泉。熱い風呂と交互に入るととても気分がすっきりする。豊富な湯量でぜいたくな気分が味わえる庶民的な温泉だ。

■営業

営業時間 10:00−22:00
日祝日 8:00−
休館日 無休
料金 210円

交通

八戸自動車道の八戸ICから第2みちのく有料道路に入る。下田・百石ICを降りて国道45号線を西に向かう。六戸市街に入って国道45号線のバイパスを通る。六戸温泉の小さな看板をみつけて左折、町の中央の官庁街通りを南下する。2ブロック行くと六戸温泉がある。
駐車場は広い。



調査日:2002年8月


八戸三社大祭

八戸で夏祭りに出会った。豊作を祈願して毎年7月31日から8月3日に開かれる八戸最大のお祭りだ。三社とは、法霊(ほうりょう)神社、新羅(しんら)神社、神明宮の3つの神社だ。八戸の中心街を豪華な山車(だし)が行列する。

もともとは神輿の行列だったが、大正時代から馬車に人形を乗せた山車が登場し、町内対抗の形で年々豪華になっているそうだ。山車はたくさんの人形を飾ってたいへん大きなもので、毎年テーマを決めて製作される。

商店街の仲通を次から次へと山車が通る。お母さんに連れられて稚児姿の子供たちが山車を引っ張っている。子供の声で「ヨーイ、ヨーイ、ヨイサーヨイサ」と掛け声が流れる。 沿道にはびっしり見物客がいて、行列の中の知り合いがいると声援を送っている。

山車の数は30近くあって、行列は何キロも続く。青森のねぶたと同時期に開催される八戸三社大祭は、たいへんなエネルギーを感じる盛大なお祭りだ。


行列のなかには虎舞もいる。虎舞はおどけた感じて観客席に乱入する。頭をとらにかじられると縁起が良いそうだ。

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