おんたけ高原温泉こもれびの湯★★★★


御岳山中腹にある濃い冷鉱泉

■概要

木曽の御岳山は宗教登山で有名な山だ。活火山である御岳山にはその周囲にたくさんの温泉がある。御岳山の南東斜面に新しく温泉施設ができた。

御岳山の南東斜面に名古屋市が運営するおんたけ休暇村がある。休暇村のキャンプ場の近くに日帰り温泉施設「おんたけ高原温泉こもれびの湯」がある。



おんたけスキー場から少し標高が低い位置にある。林道に入ってしばらく走ると、沢筋にそこだけ整地して小さな建物が建っている。ノボリがなければそれと気づかないかもしれない。

2006年9月おんたけ休暇村にオープンした。1986年の試掘で発見されたが、引き湯ができず20年間使われていなかった源泉を活かしたもの。

■所在地

長野県木曽郡大滝村3159−25
TEL:0264−48−2111




■印象

浴室は石造りの浴槽があるだけのごくシンプルな造りだ。大きく開けた窓からは谷に向かって雑木林の斜面が見える。

お湯の色はけっこう驚かされる。透明度は10cmほどの濃い茶褐色のお湯だ。水面には油膜のように温泉の析出が浮いている。

加熱した源泉が投入されかけ流されている。浴槽のお湯はややぬるめ、独特の香りがする。金気臭というよりタンメンスープのような野菜の香りがする。

浴感は強いキシキシ、ゆっくり浸かっていると体の芯からホンワカとしてくる。成分表はないが、泉質は単純二酸化炭素・鉄(U)冷鉱泉、源泉の温度9.9℃と掲示されている。

飲泉用のカランがあるのでコップに受けてみると、源泉は無色透明、鉄っぽいサイダーのような炭酸味がある。

浴後は肌にパウダーをはたいたようにスベスベする。かなり特徴のあるお湯なので近くに行ったら寄ってもらいたい。


■営業

営業時間 13:00−19:00
(4-11月)
13:00−18:00
(12−3月)
休館日 無休
料金 500円

交通

中央自動車道の伊那ICで降りて、国道361号線の権兵衛トンネルを経由して、国道19号線で木曽福島に向かう。木曽福島を過ぎて元橋交差点を右折して県道20号線で御嶽山方向へ。黒澤から左折して県道256号線でおんたけスキー場方向へ。スキー場手前でおんたけ休暇村キャンプ場に向かう。駐車場は広い。



調査日:2008年5月

おんたけ休暇村

清滝

王滝の集落からおんたけスキー場に向かう途中に清滝(きよたき)がある。ここは御岳山に信仰登山する人が身を清めるところだ。

車道のすぐ近くにあるのでちょっと覗いてみた。季節が早いので人はいなかったが、いかにも霊場らしい雰囲気だ。

30m程の落差の滝だ。その下は立ちやすいようにコンクリートで固めてある。滝の中で頭を下げるとむち打ちになる。八分のところで出るようになどの注意書きがあった。
 

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