奈良田温泉白根館★★★★ | ![]() |
南アルプスの秘湯 ■概要 奈良田温泉は南アルプス街道の最奧にある温泉だ。南アルプスの最深部から流れる早川の上流にある。1953年に奈良田ダムができて、温泉は現在のところに移されたそうだ。この付近は本来はV字型の谷だが、ダム湖がすっかり土砂に埋まって奈良田温泉の付近は広い川原になっている。 奈良田はダムができる前は秘境というのにふさわしい所だろう。開湯伝説では、8世紀の女帝である孝謙天皇(奈良王様)が病気療養のため8年間奈良田で過ごしたとされている。孝謙天皇ゆかりの七不思議の言い伝えもある。 ![]() 白根館は奈良田温泉大きな温泉旅館で、日本秘湯を守る会の会員旅館でもある。豪華な旅館ではないがよく掃除され清潔な感じた。内風呂と新しい露天風呂がある。内風呂に清水のシャワーもあるが、休憩室はない。 ■所在地 山梨県南巨摩郡早川町奈良田344 TEL:0556−48−2711 FAX:0556−48−2770 |
![]() ■印象 まず露天風呂に行ってみる。 露天風呂からは広い川原の眺めがよい。丸太を組んだ湯船もよい。女性用の露天風呂は岩風呂だ。適温のお湯が掛け流しで流れている。お湯は淡く白い。わずかに白い湯ノ花がある。 露天の源泉は新しく掘ったものだそうで、泉質はナトリウム塩化物泉(食塩泉)(低張性弱アルカリ高温泉)である。温度は51.6度、PHは8.17。飲泉所で源泉を飲んでみると塩味のゆで卵のような味だ。味噌汁よりは薄い塩味だ。 ![]() 内風呂は太いヒノキを使った湯船で気持ちがよい。お湯はふんだんに流れる掛け流しだ。広い窓から早川の河原が見える。お湯につかると体がツルツルする。単純な食塩泉ではない。こちらの泉質はナトリウム塩化物炭酸水素塩温泉(アルカリ性低張性温泉)である。 秘湯というには道路が立派だが、静かなお湯を楽しむことができる。 |
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