共同湯の熱い源泉が楽しめる
■概要
伊豆長岡温泉には北と南に古くからの共同浴場があるが、北共同浴場が新しくなったと聞いていたので行ってみることににした。南北に長い源氏山の西側にあって、近くに新しく湯らっくす公園がある。
北共同浴場は地元で運営されていたが、2005年に市が運営する共同浴場「湯らっくすのゆ」として立て替えられた。公園の整備とあわせて行われたものだ。

共同浴場としては建物はずいぶん立派だ。車椅子スロープや駐車場もあって、和風の建物はミニ公営温泉という雰囲気だ。

湯らっくす公園には24時間の足湯がある。こちらはずいぶん人気で、隙間なく観光客が楽しんでいる。
最近は伊豆の各地で足湯が造られているが、伊豆長岡は湯量に恵まれているので、24時間の足湯もできたと思う。
■所在地
静岡県伊豆の国市長岡157−5
TEL:055−948−0776
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■印象
門構えにしては、浴室は意外に小さな印象だ。やはり共同浴場の性格を残している施設らしく感じて、かえってうれしくなった。
浴槽からしずしずとお湯があふれている。透明なお湯はずいぶんと熱い。底の方がぬるいからかき混ぜてねと番台から声がかかった。
掲示をみると加水しないので43℃から44℃が普通とある。さすがに湯の町の共同湯だ。
よくかき混ぜてしずしずと浸かる。ピリッとするがツルツルとした浴感だ。しばらくするとキシキシとした浴感になってくる。
熱いお湯をなめてみるとほんのり塩味がある。
泉質はアルカリ単純温泉、2種類の混合泉を使っているようだ。成分表2種を併記してある。(第1貯湯槽)源泉の温度59.8℃、成分総計580.6mg。(第2貯湯槽)62.1℃、成分総計605.5mg。洗い場のカランも源泉のようだ。

湯上りはとてもサッパリする。公営温泉施設は、泉質的には残念なところが多いが、ここは共同湯の伝統が残されて、いいお湯が楽しめる。公園で散歩すると飲泉所もあった。
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■営業
営業時間 |
6:00−10:00
13:00−21:00 |
休館日 |
火曜日 |
料金 |
300円 |
■交通
伊豆中央道の伊豆長岡ICを降りて温泉街へ向かう。伊豆の国市市役所の前の交差点を左折して国道414号線に入る。500mほどで湯らっくす公園がある。川を挟んで公園の対岸に「湯らっくすのゆ」がある。駐車場は10台程度。

調査日:2006年9月 |