鵡川温泉四季の館★★★


複合施設の日帰り温泉

■概要

北海道の日高地方の北部に鵡川(むかわ)町がある。シシャモの産地で有名なところだ。これといって大きな建物のない町の中央に、銀色に輝く巨大な建物がある。鵡川温泉・四季の館だ。

四季の館は新しい施設で1997年にオープンした。多目的の複合施設で、日帰り温泉、中規模ホール、温水プール(25m6コース)、トレーニングルーム、図書館などが合わさっている。日帰り温泉は建物の一番奥にある。



小さな町にはちょっと意外な未来的な雰囲気の大きな建物だ。入り口がどこなのかすぐには分らなかった。利用料はたいへん安く、入浴料にプールとトレーニングルームの利用料も含まれる。



■所在地

北海道勇払郡鵡川町美幸町3−3−1
TEL:01454−2−4171
FAX:01454−2−4303




■印象

浴室はタイル張りでシンプルだ。白と黒で統一してモダンな雰囲気。小さな中庭に面して大きな窓があり、浴室は明るい。窓にそって広い浴槽がある。

お湯は薄い黄褐色、匂いはほとんどない。じっくり暖まる重たいお湯だ。泉質はナトリウム−塩化物強塩泉、源泉の温度32.7度、蒸発残留物22.660g/kgとたいへん濃い。地下1500mから動力揚湯、湧出量は402Lと多い。



外にはヨモギ湯のジャグジーと源泉露天風呂がある。源泉露天風呂は赤茶色のお湯が溢れて、床が赤茶色に染まっている。周囲は高い壁で囲まれていて眺めはない。

お湯は熱めで、お湯は海水ほど塩辛い。浴槽の周囲にはトドになっている人がいる。天気がよいので気持ちよさそうだ。

シンプルな施設だが、低料金でプールやトレーニングジムも使える。家族連れには使い勝手が良いだろう。

■営業

営業時間 10:00−22:00
休館日 第1月曜日
料金 500円

交通

日高自動車道から国道235号線を静内・浦河方面に向かい、鵡川町市街地に入り左側に見える。日石GS近くの小さな交差点を左折してすぐの大きな建物。駐車場は広い。
JR鵡川駅から歩いて10分。



調査日:2003年6月

オフィシャルページ


ししゃも

鵡川町はししゃもの産地だ。ノルウェー産のししゃも(キャペリン)ではなく、本物のししゃもだ。キャペリンと比べて小ぶりで味が濃い。四季の館のカフェテリアでは冷蔵品を焼いて出してくれる。

ししゃもはサケのように川に帰る魚で秋が漁期だ。鵡川は早くからししゃもの養殖で最大の産地となった。現在は漁獲高が減少して貴重な魚になっている。


普通に買うと高いが、一皿300円で焼きたてで、表面はパリッとしていて中はふわふわと柔らかいししゃもを味わえる。本場の味はさすがだ。

 


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