草津温泉 巽の湯★★★


広い湯船の温泉共同浴場

■概要

草津温泉にはいくつもの温泉共同浴場がある。いくつかは観光客もよく利用するが、たいていの共同浴場は町や住民の寄付で作られた住民自身のためのものだ。しかし温泉ファンとしては入れてもらいたいもの。

共同浴場巽(たつみ)の湯は、浴場温泉街の中心部の湯畑から東にある。熱帯植物園の通りに面していて、共同浴場としては比較的大きめの建物だ。屋根に湯気抜きがあってすぐそれとわかる。



建物の正面はバス停、寄付金の箱がある。無料なので受付の人はいないが、誰かが入り口に入るとチャイムがなる仕掛けがある。浴室は広く、床はコンクリート。中央に3m四方の湯船がある。

■所在地

群馬県吾妻郡草津町大字草津
TEL:0279−88−3642
(草津観光協会)



■印象

昼の時間に訪れたが、だれもいなくて浴室の床が冷たい。湯船のお湯は掛け流しだけれど、あふれたお湯は湯船の縁の溝に落ちるので、床は暖まらない。

お湯は緑がかった透明で、草津にしてはあまり熱くなく普通の銭湯程度の熱さだ。それでも草津独特で、酸っぱい味がする。源泉は湯畑を使っている。泉質は硫黄泉。蛇口からは勢いよくお湯が流し込まれて掛け流されている。



適度な温度なのでしっかり浸かっていられる。コンクリートの床で、これといった趣向がある浴室ではないが、お湯をじっくり楽しむのにはかえってよい。地元住民に溶け込んで利用してもらいたい。


■営業

営業時間 未確認
休館日 無休
料金 無料

交通

関越自動車道渋川ICを降り国道17号線、国道353号線で中之条へ着く。中之条から国道145号線で長野原、長野原から国道292号線(草津道)で草津へ着く。バスセンターを過ぎて1kmほど。駐車場は草津バスターミナル前の駐車場を使うとよい。



調査日:2002年1月


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