久保内ふれあいセンター★★


地元向けでさっぱりしたお湯

■概要

昭和新山をかすめて走る国道453号線沿いには点々と温泉がある。壮瞥(そうべつ)町の中央部、久保内(くぼない)は国鉄胆振線の駅があって、硫黄や鉄鉱石の中継地だった。現在は小さな集落が残っている。

久保内の駅あと近くに温泉入浴施設「久保内ふれあいセンター」がある。開設は10年ほど前で比較的新しい。町営施設だったが、2003年4月に町営から民間に運営委託された。



温泉はバンケ川5km上流の弁景温泉から引湯している。源泉の弁景温泉は1879年に発見され、近くの硫黄鉱山の労働者でにぎわった。鉱山はすでに閉鎖され、現在は弁景温泉に温泉旅館はない。

■所在地

北海道有珠郡壮瞥町字南久保内153−3
TEL:0142−65−2010



■印象

浴室はあまり広くはないが、掃除がいきとどいている。窓は曇りガラスで、やや暗い。浴槽は2m四方程度だ。源泉100%との表示がある。

透明で癖のない湯。けっこう熱め。味はほとんど感じないが、石膏泉らしいさわやかさがある。
泉質はナトリウム・カルシウム−塩化物・硫酸塩泉、源泉の温度は63.1℃、成分総計1052mg/kg。



ちょと分かりにくい場所にあるためか地元の利用がほとんどのようだ。すっきりとした湯上りは、なかなか気持ちがよい。通りがかりに寄るのもよいだろう。


■営業

営業時間 10:00−20:30
休館日 水曜日
料金 360円

交通

道央自動車道の伊達ICを降りて、国道453号線を北上する。昭和新山を過ぎて、久保内でオロフレ峠方向に右折。橋を渡ってすぐに右折する。駐車場は広い。
JR伊達紋別駅から大滝行きバスあり。久保内で下車。



調査日:2003年9月


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