カムイワッカ湯の滝★★★★★  

知床を代表する秘湯・天然の大温泉

■概要

知床(しれとこ)は最後の秘境ともよばれているが、そのなかでもカムイワッカの湯の滝は全国的に知られた秘湯である。
カムイワッカ湯の滝は、知床半島の中央にある活火山の硫黄山から流れる出る温泉の川で、海岸までの連続した滝になっている。林道から目的地である大きな滝壺までナメ滝が続いている。歩いて20分ほど。



ナメ滝の斜度はそれほど大きくなく、途中2ヶ所ほど急なところがあるが子供も登っている。登るには当然下半身は濡れる覚悟が必要だ。岩がやや滑りやすいので裸足ではムリ、濡れても良い運動靴などを準備しておくとよい。
なにも用意がなければ、ややおしつけがましい業者がいるので、滑り止めのゾウリを借りる(500円)こともできる。

■所在地

北海道斜里郡斜里町(硫黄山山麓カムイワッカ上流)

TEL:01522−3−3131
(斜里町観光課)
■印象

たいへんな人気と聞いていたので朝早く林道に入って登り口にたどり着いたが、もう何人もナメ滝を登りだしている。タオルをデイバックに入れてサンダルを履いて登り始める。川の水はかなり温かい。お湯の量は非常に多い。成分はかなり強いらしく登っているうちに足の裏がひりひりしてくる。

途中の小さな滝壺をいくつか過ぎて、一段と大きな滝壺に着いた。これから先は急斜面で普通の人は登れない。ここがカムイワッカの湯の滝だ。

お湯の温度はややぬるめ、前日の雨の影響と思われる。しかしなにも人工的な調節をしないでちょうどよい温度になっている。滝壺は広く浅くできている。深さは普通の湯船よりやや深い程度。自然にできた露天風呂だがまったく都合良くできている。

若いカップルや女性もたくさん登ってきて水着で温泉に入っている。観光客がたくさん来るところだが、やはりこんなところは他にはない。はるばると来る甲斐はある。

知床の自然の美しい案内が
ネイチャーガイド知床サイトにあるので参考に。
■営業

営業時間 規定なし
休館日 無休
冬季は林道が閉鎖されるので利用できない
料金 無料

交通

網走から国道244号線で東へ向かい、斜里町から国道334号線に乗り換えてウトロに向かう。ウトロから知床林道に入り、知床五湖の手前で右折してダートに入る。ダートに入って8km程度。冬季は通行止め。
網走地方の道路情報で調べるとよい。
夏にはかなりの車が入って混むので、カムイワッカの入り口では警備会社の交通整理が行われる。駐車は林道脇に停める。遅く行くとかなり歩くことになる。



調査日:1998年8月

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