今金町種川温泉休憩所★★


地元のための小さな温泉浴場

■概要

太平洋側の長万部から国道230号線で日本海側に向かう途中は静かな田園地帯が続く。小さな集落の中に日帰り温泉があると聞いて、行ってみることにした。

今金町は江戸末期に砂金採集で人が入り、明治中期に入植が始まった。現在は幅広い谷に沿って田圃と畑が続いている。今金の名前は最初の入植者の今村さんと金森さんにちなんでいる。



種川温泉休憩所は種川地区にある温泉共同浴場だ。町がボーリングして1975年にオープンした。30年近く前の建物は、当時のモダンなデザインだったのだろう。

■所在地

北海道瀬棚郡今金町字種川296
TEL:01378−2−0388



■印象

こぶりな浴室は清潔な雰囲気だ。すこし変わった形の浴槽には澄んだお湯が溢れている。少し熱めでさっぱりとした浴感だ。なめると塩味だ。かすかに硫黄臭があるかもしれない。

泉質はナトリウム−塩化物泉、源泉の温度32度、成分総量9271mgとあるがそれほど濃くは感じなかった。掘削390m、湧出量200L自噴。



休憩室も清潔な雰囲気。ロビーには熊に注意のポスターが張ってあった。 静かで清潔な雰囲気はホッとする。地元用だが、近くに行けば寄りたいきになる温泉だ。

■営業

営業時間 11:00−21:00
(日曜日9:00−)
休館日 木曜日
料金 360円

交通

道央自動車道の国縫ICを降りて、国道230号線を西に向かう。峠を越えて今金町種川集落の入り口付近の左手に看板がある。駐車場は20台程度。バスは函館バス「今金町種川小学校前」が近い。



調査日:2002年10月


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