百沢温泉★★★★ |
岩木山山麓の強烈に温まるお湯 ■概要 岩木山の周囲に温泉が多いが、奥の日光とも呼ばれる岩木山神社のそばにも湯量豊富な温泉がある。百沢(ひゃくざわ)温泉は神社の付近にあって、10軒ほどの温泉旅館がある。温泉公衆浴場の百沢温泉は下のほうにある。 県道からの入り口の道路が狭いのでちょっと心配になるが、坂を登って行くと大きな看板が見えてくる。けっこう大きい建物だ。坂の上に旅館部を併設していて渡り廊下がある。玄関先は急な坂道だが消雪のためにお湯を流してある。 浴室は中央に大きな浴槽、それにつながって奥に小浴槽があり、もうひとつ小判型の小浴槽がある。浴室の奥には打たせ湯もある。露天風呂はない。 ■所在地 青森中津軽郡岩木町百沢字寺沢290−9 TEL:0172−83−2226 |
■印象 浴室に入ると巨大なシャワーのような給湯口に驚く。お湯の色は濃いササにごり、盛大にかけ流しだ。床は赤茶色に染まって、一部は析出で千枚田状態だ。 お湯に入るとかなり熱め、金気の強いコンブ臭がする。お湯を飲んでみると塩味はほどんどなくエグミの強い味だ。にごりは自分のひざが見えないくらい。浴槽の底には赤茶色の湯華が溜まっている。 泉質は含重炭酸土類−弱食塩泉、泉温は46度。体に泡つきもあって、じっとしているとだらだら汗が出てくる。お湯の濃さと熱さが体にかなり効く感じだ。 小浴槽は大浴槽からのお湯を入れているのでややぬるめ。小判型の小さな浴槽は透明な湯だ。これもけっこう熱い。(別源泉なのか不明) 地元の先客は浴槽の廻りでトド状態だ。予想以上の濃いお湯でぐったりして思わずマネしたくなった。強く印象に残るお湯だ。 |
■営業
■交通 |
■岩木山神社 岩木山がご神体の神社だ。歴史は非常に古く1200年前奈良時代にさかのぼるという。平安時代に岩木山の麓に神社が造られ、江戸時代に津軽藩により現在の形になった。豪華な社殿は日光の東照宮にも比べられるほどだ。 旧暦の8月1日に行われるお山参詣は、「サイギサイギ・・・」と唱えながら集団参拝する大きなお祭りだ。 |