穂波温泉つるや旅館★★★


お茶の香りのサラサラ湯

■概要

長野市の北、志賀高原の入り口には渋・湯田中温泉郷として大きな温泉街がある。渋・湯田中は夜間瀬川の右岸にあるが、反対側にも小さな「穂波温泉」がある。渋・湯田中とは対照的に住宅街のなかに共同浴場や数件の温泉旅館が点在している。

穂波温泉の共同浴場は外来者には開放していないので、今回は共同浴場の穂波大湯に近い「つるや旅館」を訪れた。木造の旧館と鉄筋の新館(といってもかなり古い)がある。



立ち寄り入浴をお願いすると「露天風呂はお湯がたまっていないけれどどうぞ」と気持ちよく案内してくれた。

穂波温泉の源泉は夜間瀬川の川原で大正時代1920年ごろに発見され、夜間瀬川の堤防工事で温泉地として開かれた。対岸の渋・湯田中と比べるとごく落ち着いたところだ。

■所在地

長野県下高井郡山ノ内町佐野2594
TEL:0269−33−4561
FAX:0269−33−3033




■印象

浴室に入ると、お茶店のような新鮮な緑茶のよい香りがする。 男湯内湯は大きな八角形。中央の柱に湯口があって、透明なお湯が注がれている。もちろん掛け流しで周囲にゆるゆると溢れている。

お湯はちょうど適温に調整してある。はじめスルスル、あとでキシキシする浴感だ。お湯を飲んでみるとかすかに塩味でまろやかだ。お茶の香りにつつまれてゆっくり浸かっていると、体中から力が抜けてとてもよい気持ちだ。

源泉は穂波温泉第2、4、5号泉混合、泉質はナトリウム−塩化物温泉、源泉の温度88.0℃、成分総計1525.9mg。



露天風呂はお湯溜め中で入れなかったがよい雰囲気。温泉街がないので風情はあまりないが、お湯は特徴があって楽しめると思う。

■営業

営業時間 10:00−15:00
休館日 無休
料金 500円

交通

上越自動車道の信州中野ICを降りて、志賀中野道路を経由して国道292号線バイパスに入る。佐野角間ICを降りて、渋温泉方向へ。橋を渡る手前で右折、穂波温泉街に入る。屋上の大きな看板が目印。川沿いに駐車場あり。長野電鉄長野線の湯田中駅から歩いて15分程度。



調査日:2007年1月

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