肘折いでゆ館★★★★  


湯治場の新しい立ち寄り湯

■概要

肘折(ひじおり)温泉の温泉街は銅山川の右岸に広がっている。
温泉街のはずれ、川の下流側にある一際大きな建物が「肘折いでゆ館」だ。古い温泉町の雰囲気とはずいぶん違うコンクリートとガラスの現代的な建物である。



全体は最新式の公民館のような雰囲気である。1階がホールと食堂、2階が休憩室、3階が浴室である。すべてゆったり広々としている。エレベータがあるので、体の弱い人でも安心だろう。3階の浴室の壁はすべてガラスで、浴室から周囲を見下ろせる展望風呂になっている。



■所在地

山形県最上郡大蔵村大字南山451−2
TEL:0233−34−6106
FAX:0233−34−6107



■印象

観光シーズンではなく、訪れた時間も遅かったので、ほとんど客はいなかった。受付の若い女性は楽しそうに友達の客と談笑していた。遠くから来ると、ここがのんびりした土地柄という気がする。

3階に上がって、さっそく温泉に入る。広々とした浴室は先客が1人だけ。浴室の壁は天井から床までガラスになっているので、浴室がずいぶん明るく開放的だ。そこから外の銅山川が見下ろせる。このような展望風呂はたいへん面白い。



お湯は肘折温泉のお湯だ。薄い褐色である。景色を見下ろしながらのんびり浸かっているのは、大変気持ちがよい。泉質はナトリウム−塩化物炭酸水素温泉(旧泉名:含重曹−食塩泉)、源泉の温度は87.5度、PHは7.4である。

■営業

営業時間 9:00−19:00
(4,11月)
9:00−20:00
(5,6,9,10月)
9:00−21:00
(7,8月)
9:30−18:00
(1,2,3,12月)
休館日 第2,4火曜日
料金 300円

交通

山形自動車道の山形北ICを降りて、国道13号線を北上し、新庄市に向かう。新庄から国道47号線で西に向かい、本合海で左折して、国道458号線で南下する。新庄から車で1時間程で肘折温泉に着く。温泉街の西のはずれにいでゆ館がある。
駐車場は広い。



調査日:1999年5月


手打ち蕎麦

肘折温泉のある大蔵村は蕎麦のうまいところだ。村営の郷土料理伝承施設「ふるさとの味来館」で手打ち蕎麦が食べられる。ここの名物は「板そば」(800円)である。新潟のへぎ蕎麦に似ている。太くてコシのある田舎蕎麦だ。大変美味い。

ふるさと味来館
10:30−15:00
毎週月曜定休
TEL:0233−34−6001

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