銀婚湯温泉★★★★★


落ち着いた良質の温泉旅館

■概要

函館から札幌に向かう国道5号線は内浦湾に沿って走る。途中の八雲町落部(おとしべ)から落部川に沿って内陸に入って10kmほどで銀婚湯温泉に着く。銀婚湯温泉は曲がりくねった落部川のそばにあって、周囲は低い山に囲まれている。

この付近には昔から温泉があったそうだが、1926年にこの温泉の先代の川口翁が高温の温泉を掘り当てた。この日は大正天皇の銀婚式の日にあたったので銀婚湯と名づけたという。



川べりの広い敷地は森に囲まれてたいへんすばらしい雰囲気だ。北海道の南部の温泉では大変に人気があるところで、なかなか予約は取れないが、日帰り入浴も快く受け入れてくれる。(外観写真(上)はオフィシャルページから引用)



■所在地

北海道山越郡八雲町上ノ湯199
TEL:01376−7−3111
FAX:01376−7−3355




■印象

日帰り入浴の営業開始少し前に到着した。宿泊客を見送っていた女将さんが、快く案内してくれた。浴室を清掃していた湯守さんも気持ちよい挨拶をしてくれる。

内湯の広い窓から林が見える。湯船はは窓に沿って広い。奥の岩壁に滝になってお湯が流れて、湯船からあふれている。湯船や浴室の床は長い年月で黒くなっている。

お湯は薄い黄色、とろりとした浴感だ。味噌汁くらいの塩味と、焚き火の煙のような香りがする。泉質はナトリウム−塩化物・硫酸塩泉、源泉の温度は86度、116L分の自噴泉だ。



露天風呂は林に囲まれた雰囲気のよいもの。川の流れが見える。お湯に浸かってぼんやり空を見上げて雲の流れをみると気が遠くなるほど気持ちがよい。

宿泊客専用だが敷地の林の中に小さな露天風呂がある。超高級というわけではないが、端正なたたずまいとすばらしい接客で大変人気のある温泉だ。立ち寄りで利用してもとてもすばらしい。

■営業

営業時間 10:30−16:00
休館日 無休
料金 700円

交通

函館から国道5号線を北上して、八雲町落部から山側に入り、道道67号線を厚沢部方向へ。落部から10kmで紙の湯へ。
駐車場は広い。



調査日:2002年10月

オフィシャルページ


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