高根沢城温泉★★★  


元気あっぷむらの温泉

■概要

北関東、特に宇都宮の東部はもともとは温泉がなかったところであるが、近年町役場などによる温泉開発が盛んな地域である。高根沢町は、宇都宮市の東に隣接する純然たる農業の町である。しかし、南の芳賀町も北の喜連川町も温泉で町おこしをしている。そこで高根沢町も国の資金を使って、1997年に温泉公園「元気あっぷむら」を造った。



高根沢城があった町の東の高台にお城の形をした温泉館を建てた。天守閣がついている。天守閣に登って町を見下ろすことができる。公園はかなり広く、池や森があって小型の森林公園のようだ。温泉館には中華レストランや研修室、売店がある。公園の一角には手打ち蕎麦を出す和食レストランもある。


床が竹の縁側

温泉は普通の風呂のほかに打たせ湯、ジェットバス、サウナ、薬湯などがある。浴室は新しく、広々としている。外には広い露天風呂がある。

■所在地

栃木県塩谷郡高根沢町上柏崎558−1
TEL:028−676−1126
FAX:028−676−1130



■印象

温泉館そのものは入場無料である。浴室の入り口に受付があって、そこで料金を払う。温泉に何度も入りたい人には手にスタンプを押すようにしている。浴室はかなり広い。洗い場は一人一人仕切がついている今風の施設だ。

外に向かって上から下まで大きなガラスになっているので大変に開放的だ。まづ内風呂に入る。湯船が広く、外の景色が見渡せるので気持ちがよい。泡風呂や打たせ湯なども順番に試してみる。最近の施設だけあってなかなか良くできている。



外に出て露天風呂に入る。ここもずいぶん広い。湯船の外側は鯉が泳ぐ池になっている。お湯は少し熱めにしてあるので、しばらく浸かっては出てを繰り返して楽しむ。
泉質は、ナトリウム塩化物温泉(弱アルカリ性高温泉)、無色透明で無臭である。源泉の温度は70度である。

風呂から上がって、縁側に出て涼む。床が竹でできているので、公園を眺めながら寝転がると気持ちがよい。2階にも食事のできる休憩室がある。

広くて整った施設だ。これからもっと人気が出るだろう。家族連れは特に楽しめると思う。

■営業

営業時間 10:00−21:00
休館日 第2第4火曜日
料金 600円
17:00以降400円

交通

東北自動車道、鹿沼ICを降りて県道6号線で宇都宮市街を突っ切る。国道4号線で北上し、新鬼怒川橋(鬼怒川を渡る)を渡ると直進して高根沢バイパスに入る。1km程走ると、元気あっぷむらの案内板をたよりに右折して町道に入る。以降は道なりに進む。新鬼怒川橋から7.5km程度。
駐車場は十分に広い。



足裏健康法



公園には小石を並べた足裏健康法の歩道がある。ここを裸足で歩いてツボを刺激する。石の並び方によってはゆっくり歩いてもかなり痛い。けっこうたくさんの人が試しているようだ。

調査日:1999年5月


手打ち蕎麦

公園の和食れすとらん「あやめ」では手打ち蕎麦を出している。黒くて太い田舎蕎麦だ。つゆはやや甘めだが、蕎麦の盛りはよい。700円
 

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