深沢温泉
季の郷湯ら里★★★


公営ホテルの大きな温泉

■概要

只見町は福島県の南西の端、新潟県の県境にある山深い町だ。只見川の電源開発で鉄道が引かれるまではほんとうに静かなところだったと思う。

只見町の中心部に西から只見川の支流、伊南川が流れている。伊南川を見下ろす高台に町営温泉ホテルの季の郷(ときのさと)湯ら里(ゆらり)がある。

広いグランドに高床式の大きな建物がある。中央の入り口から入ると、ゆったりしたロビーがあって内部は洒落たリゾートホテルという雰囲気だ。1996年完成で新しい。



温泉施設は、大浴場、ミストサウナ、露天風呂がある。 それぞれ季の湯、郷の湯として造りが異なっている。週ごとに男女が交代する。今回は男湯が季の湯であった。



■所在地

福島県南会津郡只見町大字長浜字上平50
TEL:0241−84−2888
FAX:0241−84−2275



■印象

広い脱衣場は清潔できもちがよい。浴室は広く、壁がガラスになっていて外の日本庭園の眺めがよい。お湯は適温で透明だ。

温泉の名前は深沢温泉、泉質はナトリウム−塩化物・硫酸塩温泉(含芒硝食塩泉)である。源泉は湯ら里の隣りにある入浴施設「むら湯」にあって、鉄分を含んで赤褐色だ。それを濾過して使っているそうだ。



露天風呂も石組みとタイルで清潔な感じた。塀が高いので外の景色は楽しめなかったが、周囲の庭も手入れされていて気持ちがよい。

日帰り客の話を聞くと、近くの浅草岳登山の帰りに寄っいくハイカーが多いそうだ。只見の辺りに大きな温泉施設はここだけなので人気が集中するようだ。

ここは温泉施設というより公営ホテルの要素が強く、日帰り客用の休憩スペースは少なく、ロビーで休んでいる人が多い。只見で気軽に楽しめる温泉としてなかなかよいところだ。

■営業

営業時間 10:00−21:00(受付は20:00まで
休館日 無休
料金 500円

交通

東北自動車道の西那須野塩原ICを降りて、国道400号線を西へ。早坂から国道121号線、田島で国道289号線に乗り只見へ。国道に大きな看板がある。ICから100km程度。
別経路として、関越自動車道の小出ICから国道232号線を北上して只見に行ける。55km程度。(12月上旬から5月上旬は閉鎖)
電車の場合、JR只見駅から車で約12km
駐車場は広い。



調査日:2001年7月

オフィシャルページ


深沢温泉むら湯

村民向け温泉専用施設として「むら湯」が湯ら里のとなりにある。それまでのプレハブを新しくして1999年開業。源泉の赤い湯に入れる。料金500円、時間9:00−21:00。

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