格安の日帰り温泉
■概要
伊達市は亘理(わたり:仙台の南にある)藩主・伊達邦成(だてくにしげ)が開拓したところだ。明治維新で亘理の領地をなくしたため、家臣800人とともに北海道に開拓に入った。伊達の名前はこの伊達家からきている。
伊達温泉は長流川の河口近くにあって、有珠山や昭和新山が眺められるところだ。道南の主要な国道、37号線に近くドライバーや旅行者に便利だ。

温泉の歴史は比較的新しく、開業は1972年。一見病院風の鉄筋3階建ての建物で、風情に欠けるけれども北海道らしい雰囲気だ。宿泊もできるが温泉浴場としてもなかなかの人気だ。内風呂、露天風呂、サウナがある。

■所在地
伊達温泉伊達市館山下町223
TEL:0142−25−1919
FAX:0142−23−1941
|

■印象
浴室は温室のように壁一面がガラスになっていて明るい雰囲気だ。浴槽が窓際にあって、お湯が静かにかけ流されている。中央に仕切りがあって熱めとぬるめになっている。
さっそく入る。お湯は無色透明、けっこう熱い。かすかに石油臭があるようだ。熱めのお湯なので体はぐんくん温まる。
泉質はナトリウム−塩化物泉、源泉の温度68.2度、成分総量11.14mg/kg、湧出量260L(動力)である。 なめてみるとかなり塩辛いが掲示ほどではないようだ。温度調節のために加水しているのかもしれない。
浴室の外に変形の露天風呂がある。これもけっこう熱め。塀がやや高いので、露天風呂に浸かると景色が見えない。立ち上がって外を見ると有珠山で昭和新山が見える。
非常に庶民的な料金だが、お湯はしっかりしている。近くを通ったときはまた寄りたい。宿泊も民宿レベルの料金だ。
|
■営業
営業時間 |
8:00−23:00 |
休館日 |
無休 |
料金 |
360円 |
■交通
道央自動車の伊達ICで降りて、国道37号線に出て、虻田方向へ向かう。伊達市街を抜けて国道の左手に看板が見える。右折して川沿いに少し走る。駐車場は広い。

調査日:2003年4月
|