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鳳凰三山は南アルプスの北側に連なっている、薬師岳、観音岳、地蔵岳の三つのピークです。なかでも最も北に位置する地蔵岳の山頂には
オベリスクと呼ばれている岩塔が立ち、韮崎あたりの山麓からも、その特異な姿を見ることができます。 私は小武川の源流のひとつドンドコ沢からのコースを使い、 この山々に1泊2日で登りました。このページでは、2日目、ドンドコ沢源流部の、鳳凰小屋を出発し稜線をめぐった後、薬師岳山頂から中道と呼ば れるコースを下って青木鉱泉に戻るまでの行程を紹介します。 |
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鳳凰山のシンボル、地蔵岳のオベリスク |
オベリスクに対峙するピーク赤ヌケ沢の頭に立つと、地蔵岳の岩塔群の全体像が見渡せた. | |
地蔵岳から鞍部をはさんで南に見えるのが、観音岳.距離、登高ともにまだだいぶ残っているように見えるが、ここはもう稜線上であ るから、ここから約1時間で着くことができる. | |
赤ヌケ沢の頭から西に連なる稜線は、白凰峠広河原に連なる.尾根のもっともこちらがわのピークは高嶺と名付けられている. 写真でその先に見えている、一直線に登っている急な沢は、野呂川をはさんで対峙する北岳大樺沢で、5月中旬であっても雪深い. | |
稜線上から地蔵岳を見る.ここに立つと朝地蔵岳に向かう沢の詰に現れた砂地の傾斜が恐ろしく急で、疲れさせられた 理由がよくわかる.オベリスク手前の黄色っぽい急傾斜地がドンドコ沢の原頭部であり、登山道はここを直登している. | |
鳳凰三山の最高地点は観音岳2840mである.岩が転がるだけで、地蔵岳のようにこれといった地形的なおもしろみはない. 岩の上に立つと三角点の標石がおかれている.展望は申し分ないようで、天気がよければ西南には北岳など南アルプスの稜線を眺めることが できるはずであるが、残念なことに今日は雲の下にある.北側の今歩いてきた稜線の先には、先ほどいたオベリスクが刺を立てている. | |
観音岳から薬師岳に向かっては、緩い道が続き快適である.天気がよければ、展望も追加され、より楽しい歩程が約束されているだろう. | |
薬師岳は、真砂の上に並んだ岩石群である.砂の広場は広く平らで、ピークといった感じがしない. | 山頂のすぐ南の稜線下には薬師小屋がある.小屋の南の小さなピークは砂払岳のもの. |
<地形図> 韮崎 (5万分の1). <稜線までのアプローチ>今回、私はドンドコ沢コースで登った.沢に沿って進むから傾斜は少し急であるのだが、 急勾配の沢には美しい滝があり、これらを見ながら登れるのが利点.沢沿いのきつい登りを終えると鳳凰小屋があって、1泊してから翌日朝に地蔵岳から、稜線を歩く ように計画を立てると時間配分がしやすい. <交通機関>韮崎駅より青木鉱泉までは.タクシーで6000円強であった. 土、日、月曜日には、山梨中央交通によって御蓙石鉱泉経由青木鉱泉までバスが運行されている.料金は1500円+荷物料200円. |
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ドンドコ沢からの登りはこちらのページ |
<ほかのアプローチ> | |
私の利用したドンドコ沢以外のルートは次の4つがある。 1.夜叉神峠ルート.夜叉神峠から稜線を北上していくコースでもっとも人気のあるようである。夏季には、甲府駅から夜叉神峠までバスで入れるのが最大 の利点であろう. 2.燕頭(つばくろあたま)山コース.御蓙石鉱泉を起点とし、鳳凰小屋でドンドコ沢と合流する.登り下りとも最も容易なルートと聞く. 3.中道ルート.私が下ったルートである.青木鉱泉から尾根を薬師岳に向けて一気に登っていく.薬師岳山頂まで一気に登れ、山頂のすぐ下に 薬師岳小屋があるのが利点だが、その分高度差も大きい.コース大部分が森の中を行き、視界もなくつらい登りが続くだろう. 4.白凰峠ルート.広河原から白凰峠に登り、尾根をアカ抜け沢の頭まで辿る.北の地蔵岳に行ってから、稜線を薬師岳に戻ることになるのだが1日で薬師岳 小屋まで行くのは少し苦しそうだ.そうすると鳳凰小屋に下って翌日再び稜線までの高度差400mを稼がなければならないから、鳳凰三山に登ることを目的と するならあまり適していないように思う. | |
青木鉱泉 |
鳳凰三山(中央道より) |
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