房総半島の高宕山は日帰りハイキングコースとして最適です。怒田沢林道を経て登る、この大滝コースでは、登りは林道歩きが大半で、非常に容易に頂 上に至ることができ、新緑や紅葉の時期のちょっとしたハイキングには最適です。 君津駅南口から、豊英系経由尾崎行きのバスに乗り、宿原で下車します。バス停から西に向かってつけられた鳥井のある道に入ります。 三島神社を迂回するように着けられた道は、神社を越えると怒田沢集落に向かう道路に出会います。ここを左に折れ水田沿いに少し歩くと、民家の並ぶ一角に出ます。 ここには林道入口の道標があります。 ここから、林道を入ると、やがてトンネルが現れます。トンネルを越えると八良塚方面への山道の起点があります。大滝へは 、次のトンネルを越え、これに続く3つめのトンネルを越えて、沢沿いにつけられた林道を進みます。バス停から1時間ほどで、植畑に起点する高宕林道と、大滝方向へ入 る林道の分岐に着くことができます。ここを大滝方向に入り、歩くこと5分、左手にある沢には、黒い岩肌の大滝が落下しています。高宕山への登山道は、この大滝の上か ら始まっています。大滝の上の、林道脇にベンチがあるので、ひとまず休息することにします。 |
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高宕山頂上から東京湾方向を眺める | ||||||
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林道の入口 | 高宕林道 | 大滝上から空を眺める | ||||
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頂上に向かうコースは大滝の脇から始まります。整備された植林中の階段が10分ほど続くのでけっこうきついかも知れません。その半面、この区間で一気に高度を稼いでいるので、登り終えてしまえば、そのあとは比較的緩やかになります。途中にはベンチの準備され
た見晴らしのよい休憩所があり、石射太郎方面の展望が開けます。ここから、石射太郎山頂付近の岩壁は容易に見つかると思います。 大滝を出発してから30分ほどで、山頂への分岐点に着きます。高宕観音を通って石射太郎に向かう尾根道、八良塚方面の分岐を経由し奥畑バ ス停に向うコースと、頂上への3つ道がここから分かれます。ここから頂上へは約10分です。 頂上からの展望は、遮るものもなくすばらしく360度の視界を楽しめます。海抜330mを示す標識は、岩の上に立っているので、岩の後ろのはしごを登ります。 帰路は、一端、さきほどの分岐まで下った後、いずれかの道を選びます。尾根上を進んで石射太郎に行き、そこから植畑上郷に下るコースが景観もよく、最上です。ただし、植畑上郷を経由するバスは少なく、上郷台の集落に下山後、東日笠までさらに歩かなければならなくなります。 これに必要な時間は1時間ほど余分に必要となるので、バスの時刻に注意してください。 奥畑方向に下山すれば、集落に出てすぐバス停があります。こちらは、林間を進むコースなので楽しみはいまひとつですが。 |
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高宕山でよく利用されているルートは、今回とった道程とは反対に、この石射太郎から高宕山に登り、奥畑バス停か大滝のどちらかに下山するものです。
こちらのコースについては私の他のページをみてください。 2万5千分の1地形図は坂畑と鬼泪山 | |||||
石射太郎から高宕山方面を眺める。 写真右の、尾根づたいに高宕観音から高宕山への山道は続いている。 |
1998/4 | |||||
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