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| 清水市内を流れ清水港に注いでいる巴川、かつてその河口近くに可動橋が存在していた。
可動橋を架けたからには、巴川を船が行き来していたのであろうか。この可動橋を渡っていたのは、私が子供のころから一度乗
ってみたいと思いながら、終に永遠に乗れなくなってしまった清水港線である。
この写真を撮りにいったのは、その清水港線が廃線になる前年１９８３年のことだ。高度経済成長の時代の末期に育った私にとって、 清水港の周辺に建つ工場群はすばらしい被写体に思えた。その中にある鋼鉄製のこの橋も当然魅力的な被写体であり撮影したのだろう。 |