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大株歩道

  大株歩道 縄文杉 今ではよく知れわたった大木であるが、海抜1300メートルの原生林中にあったからだろうか 、発見されたのは1966年と比較的新しい.
 この木が屋久島一の樹齢を持つとされている.山中のどこかにはまだ知られていない大木が存在している可能性は捨てられないようで、 第2の縄文杉は今でも探されているようである.数年前、さらに大きな杉が発見されたとの報告を新聞で見た気がするが、今後一般の目に触 れることはないのではないかと思う.世界最高齢の木として有名なアメリカのブリストールコーンパインにしても、そのありかは公開されて いない.名が知れて人々が訪れるようになるのは、老木にとって致命傷なのである.
 名前のとおり本当に縄文時代からいきつづけてきたのかは明らかでないが、長い年月、文字どおり年輪を重ね続けた結果は、周囲16メートル もある幹となった.この太さに対して樹高は25メートルととても低い.ずんぐりした容姿は屋久杉全般の特徴であるのだが、縄文杉はそれらに比べ ても一段と重厚な感じがして山の主にふさわしい.
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