


6月19日(火)午前8時45分から9時まで。平日の朝の15分間。
私たちのバスは、平壌・開城160kmのほぼ、中間地点にあるサービスエリアの
駐車場に到着し、道路を見渡せるコーヒーショップで休憩をとった。この15分間の
交通量は、平壌方向に乗用車が1台、開城方向にやはり乗用車が1台であった。
車で溢れる、日本の高速道路に慣れている私たちにとって、想像することが難しい
風景だが、これは誤植ではない。15分間に見かけた車はこの乗用車2台だけであった。
以下、小雨の降る平日の月曜日、午後1時5分から2時までバスの車窓から見えた、
高速道路上の風景のメモである。
6月18日(月)
午後1時5分 平壌より80km南下したサービスエリアを出発
対向車線の車
乗用車 2台
トラック 1台 積載物 石
トラック 1台 積載物 わら
追い抜いた車
路線バス 1台 乗客で混み合っている
ジープ 1台
自転車 2台
故障して止まっている車 1台
午後1時25分 検問所通過
対向車線の車
ジープ 1台
トラック 1台 積載物 重機
ワンボックスカー 1台
ジープ 1台
追い抜いた車
牛の引く荷車 1台
自転車 1台
午後1時40分 レイソン江を渡り検問所通過
対向車線の車
トラック 1台 積載物 なし
追い抜いた車
自転車 2台
午後1時52分 開城への入り口の検問所通過
対向車線の車
ジープ 1台
パトカー 1台
追い抜いた車
自転車 1台
午後2時 高速を出て開城の町へ
人口30万人の開城の町中に入って15分間に見かけた車
パトカー 1台
人を乗せたトラック 1台
小雨の中、高速道路の上をたくさんの人が歩いている。
歩く人の数は車の数よりはるかに多い。
ほとんどの人が雨に濡れながら歩いていることに気づいて数えてみると、傘を
さしている人は一割以下だった。
私たちが高速道路で移動していた3日間は、たまたま交通量が少ない日だった
のかもしれない。
この日はたまたま、急に雨が降ってきたのかもしれない。
次号に続く