2004年8月


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朝生
2004年8月1日(日)

7/30(金)深夜に放映の「朝まで生テレビ」の
「激論!日本のプロ野球が滅亡する?!」を見た。
ナベツネの代理で来たという三宅久之という
最悪のクソオヤジ(政治評論家らしい)に
腹が立つ。東尾が、飲んでいるのか、眼がすわって
いて怖かった。

「blue」
2004年8月2日(月)

WOWOWで録画しておいた映画「blue」を
観たら、すごく良かった。
市川実日子のファンなのでそれで見たのだが
やっぱり彼女の存在感は素晴らしいなあ。
不貞腐れてごろごろしてるとこなんか
とても良かった。
原作を古本屋で探したけれど無かった。読みたい。

「一少年の観た<聖戦>」
2004年8月3日(火)

図書館で借りてきた小林信彦の本
「一少年の観た<聖戦>」
を読んだがすごく面白かった。
昭和7年生まれの著者が戦時中に観た国策映画の
記憶の記述が中心だが、珍妙なものが多く興味を
引かれる。
今井正や山本薩夫といった戦後左翼映画家となる
監督の戦中の国策映画にもふれているが、思想の
問題でなく資質として評価しているのがスクエア
で良いと思った。類書なき傑作本。

森山良子さん好きです。
2004年8月4日(水)

NHKと民放で沖縄ものがかぶる。
「その時歴史が動いた
〜さとうきび畑の村の戦争」
は日本軍が原因で民間人死傷者が多かった
ことを説明する番組。
再放送のドラマ「さとうきび畑の唄」は
オダギリジョーが出てると言うので録画して
見た。どういう話なのかと思ったら、日本版
「ライフ・イズ・ビューティフル」という趣向
であった。でもやっぱり大阪の人が主演という
のは興をそぐ。「金八先生」シリーズの福沢克雄
が演出していたので、そつのない仕上がりでは
あったが。

「原爆の絵アメリカを行く」
2004年8月5日(木)

日曜日放映のNHKアーカイブス
「原爆の絵アメリカを行く」
を見る。
被爆者がアメリカ中西部のラジオ出演した
時にリスナーから非難されまくる一景に、
なんともやりきれない気持ちになった。

「白旗の少女」
2004年8月6日(金)

夏休みの宿題ぽい気持ちで、
「白旗の少女」(比嘉富子・著)
を読んでみた。
太平洋戦争末期、沖縄地上戦のなかで家族と
はぐれて一人で戦場をさまようことになった
7歳の少女(昭和13年生まれ)の
壮絶サバイバル体験。
不謹慎で申し訳ないが言うと「面白い冒険記」。
例えば主人公が刀を振りかざした日本兵に
崖っぷちへ追い詰められる場面は文字通りの
「クリフハンガー」。トラウマ必至の
アンビリーバブル・エクスペリエンス。
ネバーアゲインの気持ちを込めて一読を
お奨めする次第。

「復興ヒロシマ」
2004年8月7日(土)

NHKスペシャル
「復興ヒロシマ・原子野から立ち上がった人々」
を見た。当時の航空写真をデジタル技術で修復。
こういうことはどんどんやってほしい。
「NEWS23」で中沢啓治が登場。
肉体上の問題でもう絵は描かないというのは
残念だ。

絵本&写真
2004年8月8日(日)

NHK−BS2「遠くにありて にっぽん人」の
「絵本でヒロシマを伝える
 〜オーストラリア 絵本作家 森本順子」
を見る。ポジティブな女性像に感銘を受ける。

NHKアーカイブス
「長崎 映像の証言・よみがえる115枚のネガ」
写真で表現された原爆の破壊力に圧倒される。

届かない&届く
2004年8月9日(月)

日テレのドキュメント’04
「逃亡兵の遺言−久米島住民虐殺事件」
を見る。
せっかく過去の真実に声をあげた老人が
いるのに、高校生に声が届いていない様子
なのが映されていて悲しかった。

一方、NHKスペシャル
「体いっぱいで原爆を語りつぐ」は
長崎のろうあ被爆者の講演活動の
記録。こちらは声なくして声が届いて
いるようす。伝えようという気の
みなぎるボディアクションだ。

いふくべあきら・90歳
2004年8月10日(火)

朝10時からNHK−BS2で
「伊福部昭卒寿記念コンサート」
の放映ありと知り、会社を遅出にして見る。
東宝特撮もののテーマ曲メドレー
「SF交響ファンタジー第一番」に
こころ震わす。私も楽器をやっているなら
この演奏に参加したい、と強く思った。

「近代日本の戦争」
2004年8月11日(水)

岩波ジュニア新書
「近代日本の戦争」(色川大吉・著)
を読む。
新しい歴史教科書へのカウンターブック。
小林よしのり「戦争論」との併読が望ましい。
20世紀を一気に語りおろすドライヴ感は
ルネ・クレールの映画「夜ごとの美女」で
ジェラール・フィリップが“歴史”をジープで
駆け抜けるシーンの如し。一気に読める。

「流れる星は生きている」
2004年8月12日(木)

図書館で借りた本
「流れる星は生きている」(藤原てい・著)
を読む。
昔の大ベストセラー本とは聞いていたが
読むの初めて。満州から引き揚げた母と子の
ソーゼツ体験記。「命からがら」とはこういう
ことか、と思う。

「一兵卒の戦争」
2004年8月13日(金)

NHKスペシャル「一兵卒の戦争」を見る。
文字・音声情報が多すぎてテレビでやる
甲斐が無いが、中国の山にざーざー降る
雨量の多さに異国を感じる。

「遺された声」
2004年8月14日(土)

テレ朝で放映されたアニメ
「小さな潜水艦に恋をしたでかすぎるクジラの話」
を観る。うーん、少々子供向けすぎる。

NHKスペシャル「遺された声」を見る。
旧・満州の放送局に残されていた録音盤について
のドキュメント。当時の開拓団の人の浮かれた
コメントが、今聞くとあまりにも悲痛である。

「子どもたちの戦争」
2004年8月15日(日)

「NHKスペシャル/子どもたちの戦争」
を見た。
バリバリの軍国少女が書いた「日記」の
内容がすごい。洗脳とは本当に恐ろしい。

それにしても、終戦時に20歳だった人が
80歳になるから、もうインタビュー番組
としては「子供の戦争」として製作するしか
ない、という状況になってしまいますなあ、
だんだんと・・・。

「黒島」
2004年8月16日(月)

昨日フジテレビで放映の
「ザ・ノンフィクション・終戦記念日スペシャル
黒島を忘れない59年目の“友よ”
〜59年目の特攻秘話・心優しい島〜」
を見た。
島に不時着した特攻兵を船で本土に
送った少年(当時)の長い時間の葛藤が
なんとも表現できない気持ち。

「青い車」映画化
2004年8月17日(火)

本屋に行ったら、まんがコーナーのPOPに
「『青い車』映画化」と書いてあった。
よしもとよしとも氏の著作が映画になるらしい。
http://www.aoikuruma.com/
まんがの映画化は若い映画監督たちが
次々と挑んでいるけど、ナカナカ成功作は
ない現状。数多く観ているわけではないが
まあまあ→「ピンポン」
だめ→「青い春」
良かった→「blue」
といったところが私の感想。
さて青い車はどうなるんでしょうか。

「大陸への進出」
2004年8月18日(水)

夏休みの宿題気分で読んでみることにした
岩崎書店・刊の全5巻シリーズ。第1巻の
「子どもに伝える太平洋戦争史1
大陸への進出」を読了。
日中戦争前夜の歴史がわかりやすく読める本
だが、毛沢東や金日成がやたら美化されて
いるので、子供に読ませる時は若干の指導が
必要かもしれない。

エルマー・バーンスタイン死去
2004年8月19日(木)

映画音楽作曲家のエルマー・バーンスタイン氏が
死去
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040819-00000650-reu-ent
ジェリー・ゴールドスミス氏に続いて巨星堕つ、
の感。この二人の大ファンだった映画研究部の
I先輩は悲しんでいるだろうなあ。久しぶりに
電話してみようか。
今も日本のビールCM(生搾り)では氏の
音楽が鳴り響いているというのに(大脱走マーチ
のイントロ)。

リストから観た映画を拾ってみたら下記の通り
でした。
十戒(1956)
成功の甘き香り(1957)
荒野の七人(1960)
終身犯(1961)
アラバマ物語(1962)
マンハッタン物語(1963)
大脱走(1963)
マリアンの友だち(1964)
勇気ある追跡(1969)
マックQ(1973)
ラスト・シューティスト(1976)
スラップ・ショット(1977)
アニマル・ハウス(1978)
フライングハイ(1980)
スペース・サタン(1980)
狼男アメリカン(1981)
フライングハイ2/危険がいっぱい月への旅(1982)
大逆転(1983)
ゴーストバスターズ(1984)
スパイ・ライク・アス(1985)
サボテン・ブラザース(1986)
グリフターズ/詐欺師たち(1990)
ランブリング・ローズ(1991)
ケープ・フィアー(1991)
オスカー(1991)
レインメーカー(1997)

私は、「十戒」「大脱走」「荒野の七人」という
大メジャー作品以外の音楽は、あんまり印象に
ないんだけど。

スピルバーグ&ジョン・ウイリアムスの「E.T」の
音楽の付け方に影響を与えたとも言われる
「アラバマ物語」のピアノの音色は良かった。

渋谷パンテオン「十戒」
横浜東宝「ケープ・フィアー」
という、大スクリーンに鳴り響いた音楽が
忘れがたいです。

ジョン・ランディスの大傑作「ブルース・ブラザース」
は音楽はアイラ・ニューボーンが担当だったのです
が、教会でジョン・ベルーシが音楽の神様の天啓を
受ける名場面の曲だけはエルマー・バーンスタイン
氏が書いています! 神の祝福あれ。

シャーリーズ・セロン
2004年8月20日(金)

アクターズ・スタジオ・インタビューシリーズの
一編 「シャーリーズ・セロン自らを語る」
を見ました。
「サイダーハウス・ルール」の美人の奥さん役が
印象に残っている女優さんだけど、なんとも数奇な
人生経験をたどった人であった。

ウディ・アレンの「スコルピオンの恋まじない」の
ヘンな女の役も良かった。
180cmもあってデカい。6尺か。

「スチームボーイ」
2004年8月21日(土)

大友克洋の新作映画、やっと観ました。
むちゃくちゃ評判が悪いようなので 
びくびくしながら観始めたが、
いやいや、私には面白かったけどなあ。
産業革命期に、自らコントロールできない
「力」(ここでは蒸気だけど)を持ってしまった
人間の悲喜劇を、バカ親子の「おやこゲンカ」で
見せてくれた面白い映画だったよ。
ロンドンの街をナマナマしく破壊する「画」の
描写が大友克洋ならでは。
生意気な令嬢・スカーレット役が小西真奈美さん
だったのが意外。ああいう声も出るんだね〜。

「新選組! 第33回 友の死」
2004年8月22日(日)

新選組をよく知らない私でも知っていた
有名エピソード、山南総長の切腹・・・
という局面に臨むことになりました。
山南敬介役の堺雅人は落ち着いた演技が良く、
向こうもこちらも悲劇的な結末を知っていることも
あるが一貫して寂しい笑顔が印象的なキャラクター
でありました。来週から登場しないのは残念だなあ。
この役者さん、名前を口に出すと「さかいまさ」まで
三の線(マチャアキね)だが二枚目です。

「真珠湾の奇襲」
2004年8月23日(月)

シリーズ2冊目
「子どもに伝える太平洋戦争史2
真珠湾の奇襲」を読了。
日中戦争から、日米開戦まで。
ソ連がやたら美化されているのが気になり、
読みながら頭に「(笑)」という文字が浮かぶ。
子供に読ませる時は、やはり若干の指導が
必要であろう。

「BSアニメ夜話」
2004年8月24日(火)

9/6〜9にBS2で「BSアニメ夜話」なる番組の
第1弾が放映されるそうだ。
http://www.nhk.or.jp/manga/anime.html

上の公式ページからコピペするとラインナップは

第1夜 9月6日(月)
23:00〜 「銀河鉄道999(劇場版)」
監督:りんたろう 原作:松本零士

第2夜 9月7日(火)
23:00〜 「 ルパン三世 カリオストロの城」
監督:宮崎駿 原作:モンキー・パンチ

第3夜 9月8日(水)
23:00〜 「 あしたのジョー」
監督:出崎統 原作:高森朝雄、ちばてつや

第4夜 9月9日(木)
23:00〜 「 カードキャプターさくら」
監督:浅香守生 原作:CLAMP

だそうです。
どんな討論内容になるのかわかりませんが
評論家の池田憲章氏が出演、というのに期待。

放映前に、上記作品についての私の一言感想
を書いておきます。

●「銀河鉄道999(劇場版)」

この映画は劇場公開前に、横浜高島屋という
デパートで開催された試写会で観ました。
中学3年の夏だね。すごく面白かったけど、
誰もが指摘することだが主人公のキャラクター
デザイン変更には違和感があった。
原作は兄貴がどこからかどっさり借りてきたの
を読んだがとても良かったよ。
ちなみにこの映画のラストの音楽(ゴダイゴの
歌が始まる前まで流れてるインスト曲)は
高校の時作った映画のラストシーンにも
流れています。私ではなくてアニメファンのT君
の仕業ですが。

●「ルパン三世 カリオストロの城」

高校3年の秋に、大学の学園祭の16ミリ上映会
で観ました(封切りの3年後です)。
当時はまだ東横線沿線にあった東京都立大学
にて。
その後、リマスター版のレーザーディスクを
買ったんだけど、観る前に家人が人に貸したら
返ってこなかった、という痛恨事あり。

●「あしたのジョー」

小学校の時に再放送は何度か見たけど、
当時はあんまり好きじゃなかったなあ。
でも小学生だから友達と、減量中の力石が
リンゴを食べる真似をしたりしたよ。
主題歌を歌っている人と名前が同じだ!
とはおもったけど(イサオ)。
エンディングの
「♪きのう はぐれた おおかみが〜」
っていう歌も好きだった。

●「カードキャプターさくら」

これは今年になって初めて見たので
コメントできる立場にないな。

以上です。

マコ
2004年8月25日(水)

書き忘れてたけど、この前NHKの
懐メロ番組を見てたら石野真子が出てた。
私より一つ二つ年上のはずだが
唄う姿はハツラツとしており昔より
可愛いような気もする。

開設2周年
2004年8月26日(木)

この日記ページを始めたのが2002年8月26日
なので、2周年ということになります。
「♪そして 二年の月日が 流れ去り」
という寺尾聡の歌声が聴こえて来る様な
気もします(ルビーの指環の歌詞です)。

読んで下さっている人には感謝。ここで
あらたまっての抱負などはありませんが、
強いて言えば、「大正生まれの人にも、
平成生まれの人にも判る文章」
をこころがけたいと思います。
そして
石野真子にも・・・じゃなくて
石の上にも三年。

終わり
2004年8月27日(金)

一生懸命見ていたテレビ番組が終わると
なんとも寂しい気持ちになる。しばらく
放心状態というか廃人すれすれになることも。

近いところでは、2003年1月に「おジャ魔女どれみ」
シリーズが終了したときはこころにぽっかりとあいた
空洞が半年ぐらい寂しい風音を響かせていたもの
だった。

前置きが長かったのですが、土曜早朝に再放送
されていた「エースをねらえ!」(第一シリーズ)
が先週第26話の最終回を迎えて、終わって
しまいました。
ああ・・・。心の支えを失って、しばらく暗い目をして
過すことになりそうです。

見ながら、「もう生きている間にこのアニメを見ること
はないのかもしれない・・・」と思って、何かすごく
悲しい気持ちになってしまいました(←バカ)。
「DVDを買えば何度でも見れるじゃん!」という
ツッコミが入りそうですが、やっぱりアニメは放映
されているのを見るもの。
「一期一会」を大事にしたい。この気持ちを人間にも
振り向けたいね・・・。


しかし、こちらの思い入れとは裏腹に、
同じ枠での次回作品は「チンプイ」の再放送。
見る予定は無いが「チンプイ」か。脱力。

「消えぬ戦世よ」
2004年8月28日(土)

22:00〜教育テレビ(再放送らしい)
「消えぬ戦世(いくさゆ)よ
〜随筆家岡部伊都子の語りつづける沖縄」
を見る。
うーん、なんと言うか、悪口ではないんだけど
いかにも「書斎に居る人の悩み方」という気が
しないではない。発信する人の真剣さを受け
取れず申し訳ないが、ことほどさように
何か大事なものを伝えるのは困難なものだと
痛感する。

「昭和の妖怪と呼ばれた男」
2004年8月29日(日)

8/14に「終戦記念スペシャル」として放映された
番組
「昭和の妖怪と呼ばれた男〜岸信介の真実」
を見る。
一言でいって「フジテレビの番組」としか言いよう
のない内容であるが、まあそれなりに啓蒙された
部分もある。

好物/昭和から平成へ
2004年8月30日(月)

先週、食堂で食べた「フライ盛り合わせ定食」
(480円)のエビフライ。
油が軽くて衣がサクサク身もプリっとして
初めてエビフライを美味しいと感じた。

昭和40年代に幼少期を送った私であるが、
思えばその時期の幼年向けの創作物では
「エビフライはごちそう」として表現されることが
多かったように記憶している。お母さんが
「今日はエビフライよ」と言うと子供が「ワーイ」
とよろこぶ、といったシーンがいくつか思い起こ
される。

共感できなかった。まだ、「ハクション大魔王」
がハンバーグが好き、という方が納得できた。
ドラえもんのドラ焼き、小池さんのラーメンなど
も共感圏内。

こういうキャラクターの性格付けというのも
無くなったよな、と思っていた20世紀末に、
アニメ「おジャ魔女どれみ」(←しつこい)では
主人公の春風どれみが「ステーキが好物」
という設定で視聴者の意表を突いた。しかし
どれみがステーキを食べられそうで食べられない、
というのがこのシリーズのルーティン・ギャグで、
家に帰ったら食べ終わってたりとか、ステーキ屋
に行ったら休業、という繰り返し。この4年間の
定型の集積が、感動を呼んだのが最終回。
ある屈折から卒業式に出席せず篭城する
どれみ。説得に応じない彼女を外へ出す為に
両親が取った手段は、七輪で肉を焼きながら
「どれみ!ステーキだぞ!」とおびき寄せること
であった。しかし彼女はそれを拒否!
食べたい時には食べられない。
食べられる時には食べたくない。
人間の成長に伴う要求レベルの変化を
定型ギャグの繰り返し、そして最終回の変則
活用で描いたこのシリーズの構成の巧みさには
ホトホト感心しました。
ヒュウ・・・(←こころの空洞に吹く風音)

結局、私が心の底から共感できるのは やはり

オバQの「ごはん20杯」

でしょう。Q太郎ならずとも白い御飯が一番だね。
オバQ音頭の
「♪25杯で 25杯で 人心地 人心地」
という歌詞は本当にすごいと思うよ。
ちなみに25杯って何合だろう。いつも2合炊いて
4杯ぐらい食べてるから・・・12〜13合ぐらいか。
これが三食ごとだから、オバQの燃費の悪さは
低成長の平成時代とは相容れないことが判る。

八月のハテ?
2004年8月31日(火)

8月も今日で終わるので総括。
去年は古い映画のことを書いていたのですが
今年は、現在のTVがどのように戦争を描いて
いるかをテーマに、集中して視聴してみました。

可能な限り見てみたわけですが、感想として
まず言える事は、ドキュメンタリーについては
「戦争体験者が高齢化していて、証言を集める
ことが困難になっている」
ことでしょう。もちろん「体験者」はまだまだご存命
なのですが、「遂行者」(当時30歳以上の偉い人)
はもう90歳以上になるから・・・。
これからは文献などの二次資料頼りになります。

一番注目して見たのは、8/15放映(日テレ)
「NNNドキュメント’04
千羽鶴はこうして集まった〜放火事件から一年〜」
という番組。去年の衝撃、広島折鶴放火事件の
犯人の在籍していた大学の、ボランティア学生を
行動を描いていた。25分と短い時間だったし
そんなに掘り下げがあったわけでもないけれど
フォローすることに意義のある取材だったと思う。
本件はまた別に書きますが。

今年はドキュメンタリーしかなかったですが
ドラマ部門の奮起も期待したい。

この夏、強く反戦感情に訴えかけていたのが
爆笑アニメ「ケロロ軍曹」の一エピソード。

地球侵略の使命を忘れたケロロ軍曹のもとに
過激な破壊分子が送り込まれてくる。
その者から即刻地球を爆破することを強要された
ケロロ軍曹はこう言って断る

「いや、まだ作ってないガンプラもあるし・・・」

ガンダムのプラモデルを作れるこの世界を大事に
しよう、というメッセージが子供の心にも伝わった
と思います。大人しか見てないという話もあるが・・・。


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