2003年2月


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ダーリンの・・・ぶわかあ〜!
2003年2月1日(土)
WOWOWに加入しているんだけれど、
あまり観ていなくて料金のモトがとれて
いません。もったいないことはしちゃ
いけません・・・という長い前置きは
さておき。

2月のWOWOWはアニメ月間、ということで
いろいろ放映されるようなのです。
初っ端の今日、観ました。

「うる星やつら オンリー・ユー」

映画の第一作ですね。1983(昭和58)年の、
たしか2月11日封切りだったハズ・・・。
大学入試が終わってから(合否が判明する前)
観た作品です。

13時03分に放映開始、影踏みのシーンが
始まると私は叫びそうになる

「な、なつかし〜〜〜!!!」

本来、
基本的に、
私の辞書には“懐かしい”という概念は無い。
そう言うと、さんざっぱら古い話ばかり書いて
いるので奇異に思われる方もいるかもしれない。

このあたりを説明する、良い映画のセリフがある。
小林旭主演の名作「ギターを持った渡り鳥」より。

アキラと浅丘ルリ子が知り合う。アキラには、
恋人の死、という過去がある。ある会話の中で、
それに触れてしまったルリ子が「思い出させて
しまってごめんなさい」と言う。アキラ、それに
答えて−

「思い出すっていうのは、忘れてるからだろう?
 俺は、忘れたことが無い。だから、思い出す
 ことも無いのサ」


まあ、これでわかってもらおうというのも無理が
あるかもしれないが、私も、忘れていないことは
懐かしむ必要もない、ということです。意味不明?

で、ですね。影踏みのシーンで記憶覚醒、あとの
シーンは忘れていたのが不思議なほど覚えていた。
これが、また不思議。

20年ぶりに観たが、初見の時と感想は同じ。
「テンポが悪い」、これに尽きる。一つ一つの
シーンは面白いんだけど、向っていく方向が
バランバランなんだよね。
脇役の弁天(声・三田ゆう子さん)の活躍ばかりが
目立つのも、どうも主人公二人の描写が精彩に
欠けるせいだろうか。

でも、憎みきれないこの映画。あがた森魚の歌声に
のって宇宙空間を行くシーンとか、ラムちゃんが
湖のほとりで幻影を見るシーンとか、ギャグ無しの
イメージ部分が良いね。翌年の傑作映画「ビューティ
フル・ドリーマー」につながるところ。

ゲストキャラ“エル”の声が榊原良子さん。その後
「Zガンダム」のハマーン・カーンをやった人だよね?
ラストの声の表情(?)が良く、作品がビッと引き
締まりました。

だらだらした感想になって申し訳ない

メイン・タイトルの「オンリー・ユー」、
それから最後の「終」ってタイトルの字体が、
何の装飾もないフォントで、かえって驚く。
まるで、自動車教習所で見せられる映画の
タイトルみたいな地味さ。

あと、「おユキ」の声が小原乃梨子さんなんだけど、
ハイジで演じたペーターが連れてたのが「ユキちゃん」
だったなあ・・・とかどうでもいいことも。

結論。評価とは別に、忘れえぬものもある。
人に歴史あり。人に映画あり。

「明日のナージャ」
2003年2月2日(日)
と、いうわけで、「おジャ魔女どれみドッカ〜ン!」の
後継番組、「明日のナージャ」が今日から始まりました。
舞台は100年前、イギリスの孤児院で育った13歳の
少女がヨーロッパを冒険する話のようです。
なかなか面白そう。

音楽は「おジャ・・・」と同じく奥慶一さんという人が
担当しているのですが、緊迫感のあるシーンに流れる
曲の出だしが・・・ショスターコヴィッチの「革命」
と同じなんですが・・・。意図的だよね。同じ東映の
25年前の深作欣二監督作品「宇宙からのメッセージ」
の音楽がショスターコヴィッチのパクりだ、って騒ぎに
なったことを思い出してちょっと心配になりました。

私たちが点火したのではない
2003年2月3日(月)
一週間ほど前になりますが、米歌手ビリー・ジョエルが
交通事故を起こし、入院・退院していた(過去形)という
ニュースが報道されました。

一度彼のコンサートに行った、という縁もあるので、
この場を借りまして・・・大丈夫ですか?お大事に
・・・とコメントします。日本語で書いても仕方ない
か。アーユーオーライ?ビーケア、でいいのかな。

ビリー・ジョエルといえば、キャッチーなポップソング
を多く出した人で、日本人でも、洋楽ファンでない人でも
親しめましたね。私も学生時代は聴いてました。

「貸しレコード屋」で「LPレコード」を借りてきて、
「マクセルのミュージックテープ」に録音して聴く・・・
程度のファンでしたが。カッコのキーワードが、時代です。

ちなみに大ヒット曲「ストレンジャー」を初めて聴いたのは
ラジオのニッポン放送、土曜夜11時からの
せんだみつおの「足かけ二日大進撃!」
だったと思います。「この番組は、ワニの豆本でおなじみの
KKベストセラーズの提供でお送りいたします」(←余談)
さらに余計なことを言えば、上記事例は
「土曜日はストレンジャー」
という石野真子の歌にジャストフィット。

それはともあれ、高校・大学時代にはよく聴いていたのですが
社会人になってから疎遠になっていました。

そうしたら1989年、彼はとんでもない歌を出してきました

「We Didn't Start The Fire」

へんな邦題「ハートにファイア」であります。

詳しく書いている人がいたのでこちら
http://members.tripod.com/~EtsukoN/index-bfire.html
をご覧下さい。(無断リンク失礼)

後に「ポケモンいえるかな」の元ネタと指摘された作品です。

名前を列挙してるだけのバカ歌、とも言われたましたが、
私は好きです、この曲。
なんとなく、自分の使命(ミッション)として、
これをやらなきゃイカン、とも思う。
同じ形式ではないけれど・・・。

ピーター・オトゥール氏、アカデミー名誉賞受賞
2003年2月4日(火)

これももう10日ほど前の新聞報道ですが、
俳優のピーター・オトゥール氏がアカデミー
名誉賞を授与されることに決まったそうです。
3月の授賞式でオスカーを持った彼の姿を
見ることになります。

複雑な心境だなあ。

私はファンであるので、うれしいのですが、
今まで7回もノミネートされて未受賞・・・
というのが、なんか納得いかないです。
まあ、賞は運なので、運・不運の問題だけ
なのですが。

私が初めて観た彼の映画はウイリアム・ワイラー
監督の「おしゃれ泥棒」。小6か中1の時に
日曜洋画劇場で観ました。
まだ映画ファンではない頃でしたが、
珍しく私以外の家族がみんな外出中で、
居間でのんびり観た覚えがあります。
映画の内容ものんびりしたものでしたが、
主演2人、オードリー・ヘプバーンと
ピーター・オトゥールに好感を持ちました。
たしか二人が物陰から何かをのぞくシーンが
あるのですが、この二人の眼!
特に彼の眼が綺麗でね・・・。

「アラビアのロレンス」とか「ローマの休日」
といった代表作を観るのはこの数年後に
なります。

話戻って、アカデミー賞にノミネートされたが
残念ながら受賞しなかった作品をピックアップ
すると・・・

「アラビアのロレンス」
この年は「アラバマ物語」のグレゴリー・ペック
が受賞しているので、仕方ないかな。この映画は
幸いにも高校の時にリバイバル上映されたので
映画館で観ることができました。スゴイ映画。
ちなみに岸田森の吹き替え版も観てみたいんだけど。

「チップス先生さようなら」
原作を先に読んでいたのでミュージカル仕立てに
違和感があったけれど、ハーバート・ロス監督の
演出が細やかで「You and I」っていう
ナンバーなど、ナカナカ良かったです。
この映画では、奥さんが戦死(空襲で)した
ことを聞いたチップス先生が、じっと黙っている
シーンがあるんだけど、ここがね・・・
ただ座っているだけなんだけど、全身から立ち上る
悲しみの表現・・・凄い演技だと思いました。

「My Favorite Year」
70年代、アルコール中毒とかで再起不能と言われた
彼が復活したと言われるコメディ。剣戟スターを
主人公にした映画らしいのだが、日本未公開。
観たいんだけど・・・

「スタントマン」
観ている人が少ないが、結構面白い映画。
ベトナム脱走兵が逃走中に映画撮影現場に紛れ込み、
監督から危険スタントを次々に任される、という
話し。この、悪魔的な監督を演じてる。悪い奴なのか
イイ奴なのか分からない奇妙な人物を楽しく演じて
いた。

あと未見なのが「ベケット」「冬のライオン」
「The Ruling Classes」。

若い頃のもいいし、年取ってからの演技もいいです。
最近彼の出てる映画を観てませんが、
異常さもありユーモアもある、卓抜した演技を
まだまだ見たいと思います。
とりあえず、おめでとうございます。

ゴジハム2
2003年2月5日(水)
書き忘れてましたが、今年の東宝のお正月映画、
「劇場版とっとこハム太郎
 ハムハムハムージャ!幻のプリンセス」
「ゴジラ×メカゴジラ」
の二本立てを観てました(終映まぎわに)。
ひとこと感想。

「ゴジラ×メカゴジラ」
手塚監督は前作「ゴジラ×メガギラス」と同様の
復讐ヒロインもので、中々見せるが、この手は
もう今回限りよ、という気もする。例えて言えば、
松田聖子は「青い珊瑚礁」の後の「風は秋色」は
許すけど「チェリーブラッサム」はちょっと
いただけない・・・という感覚に近い。ブレイク
スルーして「白いパラソル」を見せてほしい。

釈由美子。が、良かった。ネタバレしないように
詳細は書かないけれど、アニメ映画のように
カッコ良い画がある。

「幻のプリンセス」
前作「ハムハムランド」同様に酷評が予想されるが
私は断固支持!を表明。好きですこの映画。
バザールでうごめく、無数のハムスターの群像を
大画面で観て、感動しました。破綻したシェーラ姫
の性格や、ハム太郎の未完成ぶりも良く描写されて
いたと思います。

冒頭、劇場にドルビーサウンドで鳴り響く
「ハム太郎とっとこうた」、訳もなく血が騒ぎます。
ぜひ、来年正月も体験させてほしいものです。

「ピーター・パン2」
2003年2月6日(木)
お正月映画では
「ピーター・パン2 ネバーランドの秘密」
も観ました(吹き替え版)。

やはり、第一感想は、この一言に尽きましょう。


「フック船長の声が違〜う!」


そう、大塚周夫さんの声じゃないんです。
違和感消しがたく、仕方なしに頭の中で
声を変換しながら観ていました。

でも、うれしいプレゼントもあって、
SMEE(スミー)の声が熊倉一雄さん!
声の至芸を満喫できました。

声はともかく、映画の出来はというと・・・

わざわざ50年の歳月を経て(前作は1953年)
続編を作るまでもないんじゃないの?という
のが正直な感想。悪くもないけど、特別良くも
ナイ。

あんまり「大人・子供」というのが前面に出すぎて、
残念なことにピーターが・・・「馬鹿」に見えて
しまうのが致命的かな、と私は思う。

今回の主役、ウェンディの娘のジェーンは
アニメートも性格付けもたいへん良かった。
(上戸彩の吹き替えもヨカッタ)

この映画、全体的に表現のテンションが高く、
ポイントになるシーンがアッサリ流れてて、
いわゆる「緩急」がついていないのが惜しいなあ。

あこがれの映画スター(1)
2003年2月7日(金)
三日前に書いたピーター・オトゥール氏、名誉賞を辞退!
http://www.sankei.co.jp/mov/db/01_2003/OToole_2.html
「まだ現役だから」という理由がいいじゃないですか!


さて、若い頃には誰でも歌手やら俳優さんやらにあこがれたり
するものですが、私はどうだったでしょう。映画スターに
ついて書いてみたいと思います。


まず、外国の女優さんについて



例えば、
私の敬愛するまんが家さんのKMさん(女性)は
キャリン・ヘプバーンのファンだそうで、1977年に
発表されたエッセイまんがで、「旅情」という映画を
18回観てる、と書かれていました。

また、
私の兄貴はフランス女優のイザベル・アジャーニが
好きだった(←現在不明なので過去形で書く)らしく、
こんなことがありました。
兄が高校の頃だったと思いますが、フト彼の机の上を
見ると、映画の半券が重ねて置いてあった。全部
八重洲スター座(今は亡き名画座です)のもので、
日付が連続している・・・。どうも彼は、一週間毎日
続けて「アデルの恋の物語」を観たらしい。

18回・・・一週間連続・・・

これほどまでに入れ込んだ女優さんがいるか、って
いうと、私はいないんですね〜。
アンケートなんかで答える時、例えば3人挙げろと
言われたら

オードリー・ヘプバーン
バーブラ・ストライサンド

と書いて、あと一人は − その時の気分ですね。


オードリー・ヘプバーン好きです。いい監督さんの映画
に出てるし。一番好きなのはやっぱり「ローマの休日」
です。かわいいし。あとは「麗しのサブリナ」
「シャレード」もいいし、「噂の二人」のキリッと
した振る舞いも素晴らしかった。
ちなみに、高校の時「ティファニーで朝食を」をTVで
観て感激。翌日、ウケ狙いで新聞部室の窓際でギターを
持って他部員が来るのを待ち構え、彼らが入室した瞬間に
“♪Moon River・・・”と唄ったら
「やめろーーー!!!」と窓から突き落とされそうに
なった(4階)。

その後にバーブラ、というと、お前の好みはいったい
どうなってるんだ、と言われる。また別の意味で
かわいいんだけどね・・・。「おかしなおかしな大追跡」
「愛のイエントル」みたいなボーイッシュな役が好き
だなあ。京唄子みたいな「ハロー!ドーリー」、
レッドフォードに本当に嫌がられた「追憶」など。


あと一人は・・・

昔の人だったら

ジーン・アーサー
キャプラの「スミス都へ行く」「オペラ・ハット」
に出てる人。「シェーン」でのお母さんも。

テレサ・サイト
「疑惑の影」とか「打撃王」「我等の生涯の最良の年」
に出てる人。清楚な雰囲気で演技が巧い。

キャサリン・ヘプバーン
「赤ちゃん教育」観たさにレーザーディスクプレイヤー
を買った。果たして面白かった。「旅情」もいい映画。

70年代の人だと

ダイアン・キートン
「ゴッドファーザー」「アニー・ホール」などなど。
だけど私は「レッズ」が一番好きかな。

グリニス・オコーナー
なんと言っても「プラスチックの中の青春」!!
ジョン・トラボルタ主演のTVムービーだけど
これは感動作だよ〜。「リトル・モー」が観たい。

80年代の人だと

グレン・クローズ
「ガープの世界」「ナチュラル」などをみて
巧い人が出てきたなーと思ったよ。今では世間的に
あまりにも「危険な情事」の印象が強いようだが。


キャスリーン・ターナー
「ロマンシング・ストーン」、かっこよかった。
「ペギー・スーの結婚」では高校生の役!
この人、デカくてかわいいネ。

90年代の人だと

アマンダ・プラマー
「ガープの世界」で強烈な印象を残した人。
舞台が中心らしく映画にあまり出ないみたいで
「フィッシャー・キング」「パルプ・フィクション」
でやっと再会。すごい演技をするよ!

ウィノナ・ライダー
この間朝日新聞の記事見出しで“万引き女優”と
書かれてしまった。他に言い方は無いのか!(怒)
http://www.eiga.com/buzz/021210/index.shtml
「ビートルジュース」の時は可愛かったが
演技派女優に。新作「Mr.ディーズ」に期待。


いずれにしても、同じ映画を何十回も観たりとか、
作品をおっかけたり・・・というほど入れ込んだ
わけではないですね。

さて、こう書くと、
「アニメの時とずいぶん違うじゃない。
筆に勢いがないし、文に熱を感じないよ」
と指摘する人が出てくるかもしれない。

お前は、絵(セル画)にしか魅力を感じないのか?
お前は、二次元コンプレックスなのか?




ちょっと待ってほしい。




ちょっと待ってほしい。




ちょっと待ってほしい。




(明日に続く)

あこがれの映画スター(2)
2003年2月8日(土)
と、もったいをつけましたが、別にアニメの
キャラクターにしか興味がないわけではなくて、
以下のようなことです。

中学1年の時だったか、雑誌『ロードショー』
から切り取ったオリビア・ニュートン=ジョン
の写真を下敷きに入れていたことがあります。
曲「ジョリーン」なんかがヒットした頃か。
まあ美人なわけですが、まじまじと顔を見て
みる。じっと見る。
別に嫌いになったわけではないけれど、一週間
ぐらいで写真は外してしまいました。

父親がよく冗談で言っていた言葉にこんなのが
ありました。

「美人は三日見れば飽きる」

家訓じゃないです。じゃないけど、どうも私のDNA
に刻み込まれていたようです。あわてて付け加えると
絶世の美人と結婚しましたけど。

飽きるわけではなくて、映画女優的なゴージャス美女
にはどうも ひいてしまうところがあるようで、
いまひとつのめりこまないようです。

容姿のことばかり言ってますが・・・。
演技力とか、にじみでる人柄とか、性格とかに魅力
を感じることもあるけれど、やっぱり視覚メディア
である映画なので、ゴージャス系には一線を引いて
しまうのです。

やっぱり「あこがれの」といえば、同じクラスの
○○さん、ということになっていたような。
四角い窓の向こうの人に恋心を抱くというような
イマジネーションは私にはなかったです。
想像力が薄いんだと思う。寂しいことですが。


補足で言うと、アニメキャラというのは、その
メディアの特性上、「性格が単純」であるので、
感想が言いやすいという、ただそれだけのこと
です。言い訳じゃなくて。
さて一応これをやらないと済まないので、
アニメキャラBEST10を追記します
(順位なし・年代順)

クレオ(ゼペット爺さんの飼ってた金魚)
 in「ピノキオ」
●セクシー美女。しかし、金魚・・・。

P子 in「オバケのQ太郎」
●出来のいい妹。うっとおしいが憎みきれない。

モコちゃん in「ひみつのアッコちゃん」
●永遠のMyヒロイン。

ケメ子 in「花のピュンピュン丸」
●腐れ縁。

キクちゃん in「いなかっぺ大将」
●岡本茉莉さんの声に魅せられて。

キャンティ in「アンデルセン物語」
●厳しい姉貴。

白鳥のジュン in「科学忍者隊ガッチャマン」
●カッコいい。

ジョー in「愛の若草物語」
●颯爽としている。

愛野美奈子(セーラーヴィーナス)
 in「美少女戦士セーラームーン」
ことわざを言う女は現実にはいない。

春風どれみ in「おジャ魔女どれみ」
●第39話「どれみの彼は中学生!」を見た人間は、
 嫌いになれないハズ 。

マフラーちゃん in「とっとこハム太郎」
●“やさしくて おとこのこに もてもて”と
 『ひみつじてん』という本に書いてありました。


あれ? 11人いる?(人間以外も多数含むが・・・)


明日は日本の女優さん編です。

あこがれの映画スター(3)
2003年2月9日(日)
昭和30年代の日本映画全盛期と違って、
われわれ世代は邦画凋落期に映画を見始めた
ので、女優さんをおっかけるということは
あまりなかったようです(例外有り・後述)。

私はたまたま高校時代から古い日本映画に
夢中になって観た、ということで ああ、
この女優さんは素晴らしいなあ・・・という
場面が多々ありました。

さて、アンケートで「好きな日本の映画女優を
三人挙げよ」ときかれたらどうするか。

秋吉久美子
新珠三千代

と書いて、あと一人はやっぱりその時次第でしょう。


秋吉久美子さんは、本当に好きです。
映画だと「赤ちょうちん」「あにいもうと」
「誘惑者」「異人たちとの夏」などなど、
素晴らしい演技でした。
ちなみにオウム真理教の麻原ナニガシは
秋吉久美子が好きな女性のタイプ、と報道
された時はちょっとガックリきました。
ともあれ、出演映画はみんな観たい。

新珠三千代さんは、まんが「エデンの東北」の
あーくんも大好きな女優さん。出演作はたくさん
あるけれど、市川崑監督の「こころ」と
岡本喜八監督の「江分利満氏の優雅な生活」が
良かった。後者で、戦没学生宛ての恋人の手紙を
読むシーンが泣ける。


あと一人は・・・以下の人の中から。

古〜い映画の人だと

やっぱり原節子さん。
小津映画、黒澤映画での名演の数々。
特に「東京物語」「白痴」かな。

高峰秀子さん。
そんなに本数見てないけど、「カルメン故郷に帰る」
「二十四の瞳」といった木下恵介映画には本当に
感銘を受けた。

60年代

浅丘ルリ子さん。
「渡り鳥シリーズ」で小林旭を見送り続けた
その姿を永久に忘れることはない。

左幸子さん。
名演技を連発の素晴らしい女優さん。
今でも、もっと出演してほしい。


さて、年代はず〜っと下って80年代。
私が学生だった頃ですが、その名前でお客を
映画館に呼び込む女優さんがいました。
それは、

“角川三人娘”こと、

薬師丸ひろ子さん、原田知世さん、渡辺典子さん

です。
いやいや、角川映画は良く観たねえ。この話を
始めてしまうと一週間シリーズになってしまうので
一言だけ書いておわりにします。

渡辺典子さん。
好きでした。


昔話はともかくとして、最近の女優さんでは、
若い人ではないけれど好調の続く原田美枝子さん
の映画に注目。あまり本数は多くないけど
江角マキコさん、期待しています。
(TVが中心の人は今回は挙げませんでした)


最後に一つ、うちあけ話。
特にファンじゃなかったんだけど、なぜかファン
のように出演映画を見続けてしまった人がいます。
言いにくい・・・
今ではセクシー系のカリスマになってしまった
武田久美子さんです。
主演デビューの「ハイティーン・ブギ」を観てしまい
(脇役のトシちゃんがかっこよかった)、
怪作「伊賀野カバ丸」(大久保麻衣の役)、
ワンシーンだけ出てると聞き、つい観てしまった
菊池桃子デビューの「パンツの穴」(ロッテリアの
店員役だった)、「人間の約束」「愛と平成の色男」
といったところまで。
人には必ず、語りたくない歴史がある。
写真集には興味ありませんので、念のため。

あこがれの映画スター(4)
2003年2月10日(月)
日本映画の男優さん編。
女優編では口の重かった私も活発に発言
できるかもしれません。

さて、以前会社の先輩(2つ年上)が、
こんな発言をしていました。

「男の通過儀礼は松田優作とブルース・リー」

・・・まあ、あるタイプの人には強い影響力
を持った人ですよね。私もTV「大都会PART2」
の松田優作は好きで、よく見てました。
うちらの世代にとっては“映画スター”でしたが
本当に早く亡くなってしまいましたねえ。
「ブラックレイン」を観たばかりの時だったので
びっくりしました。

ブルース・リーについては関根勤氏が著作の中で
面白いエピソードを紹介していました。彼の友人が
「燃えよドラゴン」を観てリーに夢中になり、その
映画を何十回も観たという。彼はゲーセンで例の
怪鳥音を発しながらモグラ叩きをやって悦にはいって
いた。すると知らない男に絡まれケンカに。その男に
叩きのめされた彼はボソっとこう言った
「ヤツは俺より『燃えよドラゴン』を多く観ているに
違いない・・・」

別にB・リーのファンじゃないんですが、上の話が
好きなのでつい書いてみました。

さて、これから書くにあたって自分に課したのは
「主演スターに限定」ということ。「脇役」まで
含むと収拾がつかなくなるので。岸田森とか戸浦六宏
とか・・・それは別の機会に。

例によってアンケート回答を想定すると・・・
う〜ん、女優編と違ってたくさん名前が出てしまう。

三国連太郎
三船敏郎
丹波哲郎
小林旭
石原裕次郎
草刈正雄
沢田研二
岸部一徳
寺尾聡

といった人の出てる映画はみんな観たいですね!
人数が多いので、短めにコメント

三国連太郎
TVで観た「戦争と人間」の大陸浪人役の極悪ぶりに
本当に驚き、すっかりファンに。「ビルマの竪琴」
の納骨堂(?)でのかなり長い独白シーンのセリフ
には心底感激しました。今でも人気シリーズ(釣りバカ)
に主演しているのがスゴイ。

三船敏郎
高校の時黒澤明監督の「野良犬」を観て、あまりの
かっこよさにシビれました。殿堂入り。
ちなみに女優の片桐はいりさんが三船大ファンだそうで
何かの雑誌で「『日本誕生』の彼は最高!」と熱く
語っていました。

丹波哲郎
TV「キーハンター」以来のファンだが、映画でも
「紀ノ川」で司葉子を密かに慕う男など名演技が多い。
「日本沈没」の首相とか。笑い・霊界など、数行で
語りつくせぬオーバージャンルの魅力の数々。

小林旭
「渡り鳥」シリーズも素晴らしいが、「仁義なき戦い」
にもシビれる。東京スカパラダイスオーケストラと
共演したコンサートに行ったが、もうこれは筆舌に尽くし
がたい至福体験。ちなみに名曲「ギターを持った渡り鳥」
はカラオケで歌うと唄っている本人が感極まってしまい
ます(←大バカ者)。

石原裕次郎
マジでかっこいい。あのスタイル、あのセリフまわし。
初期のモノクロ作品が最高。「狂った果実」「俺は待って
るぜ」「赤い波止場」・・・。

草刈正雄
突然時代がぐっと下りますが、この人はもっと評価されて
いいと思います。「あにいもうと」が良かったなあ。
「誘惑者」がベスト・アクトか。実はこのあこがれのスター
と共演(!)したことがあります!後日詳報。

沢田研二
「太陽を盗んだ男」「ときめきに死す」といった犯罪者
系を見事に演じていましたが、独特の時空を形成する
素晴らしいアクターです。「新春スターかくし芸大会」の
ミニドラマ「バック・トゥ・ザ・GS」というタイム
スリップものでの時間を見つめるまなざしが鳥肌ものでした。

岸部一徳
脇役系では?というツッコミが入りそうですが、
「死の棘」とか主演もあるよ。現在オンエア中のFMV
の木村拓哉とのCMも実質彼主演でしょう。出演作は
無数だが、彼が出てればOKという信頼のブランド。

寺尾聡
これも同様のツッコミが入りそうですが、「夢」とか
黒澤映画主演。不思議なイノセンスがあって好きだなあ。
男闘呼組が主演した映画「ロックよ、静かに流れよ」に
ほんのチョイ役で出演、記者なんだけど
「僕も昔バンドやっててね・・・」と静かに笑う
シーンが忘れがたいですな! 黒澤監督の遺作「まあだだよ」
では内田百閧フ教え子役で出演シーンは多いが、セリフが
一言もない! 黒澤マジック。効果抜群でした。


ほかにも色々いるんですが・・・トヨエツ氏とか。
まあ、おいおいと。

女性が女優さんを見て「ステキ〜。ウットリ」と
思うように、私も男優さんをホレボレ眺めていた
ように思います。

次回外国の男優さん編で完結します。

あこがれの映画スター(4)’(ダッシュ)
2003年2月11日(火)
最終回(5)の前に、(4)の補足
というか何と言うか・・・。

別にファンじゃないんだけど(←強調)、
主演作を次々と観続けてしまった男優さんが
います。あまり大きな声でいいたくないけど
武田鉄矢さんです。
映画デビューの「幸福の黄色いハンカチ」、
今でも時々TVでも見返すけど若いねえ。
次が「男はつらいよ 寅次郎わが道をゆく」
これのTV−CFはこんなんでした。

鉄矢がスターウォーズの野球帽を被って走ってくる
鉄矢「寅さん、やっぱり夏休みは宇宙映画ですよね!」
渥美「上等だよ」

・・・「スター・ウォーズ」封切りの1978年夏の
作品でした。しかし“宇宙映画”ってのが良かった。

初主演作の「俺たちの交響楽」も観た。
「遙かなる山の呼び声」にも出てた。
そして、あまり観ている人がいない
「マイ・ロード My Road」すらも観ている。
UFOの宇宙人として声のみ出演の「パンツの穴」、
ほんのチョイ役の「だいじょうぶマイフレンド」までも
続けて観ているとなると、マニア?との嫌疑をかけられ
ても やむをえない部分もあろう。
その後彼は肉体改造してしまい、観たくなくなって
「刑事物語2 りんごの詩」(酒井和歌子さんが出てた)
を最後に観ていない。
しかし、この現象をどう解析したものか、途方に
暮れているのが実情だ。血を吐くような思いで今日
カミングアウトする次第です。
ちなみに、「母に捧げるバラード」はカラオケ難易度
かなり高い。歌詞を読んでいるだけにならないよう
じゅうぶん気をつけて下さい。

あこがれの映画スター(5)
2003年2月12日(水)
外国の男優さん編。
アメリカ映画は最後にまわすこととして、
アジア映画から。

ジャッキー・チェン
「プロジェクトA」「ポリス・ストーリー」の壮絶
スタントはもう永遠の伝説だが、この人の体の動きの
美しさ・・・チョッチョッと塀を乗り越えたりする
アクションはもう溜息が出ちゃいます(ホウ〜)。

アン・ソンギ
韓国の俳優さん。
http://www.seochon.net/korean_movie/actor/anseonggi.htm
1980年代の映画を数本観ただけなんだけど、
あまりの素晴らしい演技に骨抜きにされました。
ペ・チャンホ監督の「ディープ・ブルー・ナイト」
「鯨とり」、それから「神様こんにちは」。
「神様・・・」は、遠足の前日に熱を出して身体に障害を
持つようになった青年が、その念願の遠足の場所へ旅する
姿を描く。いい映画でした。

ハン・ソッキュ
こちらも韓国の俳優さん。
http://members.tripod.co.jp/beautifuldays2001/sokkyu.html
2本しか主演作を観てないのに挙げるのもどうかな、
と思うのですがその二本「シュリ」「8月のクリスマス」
があまりにも良かったので・・・。プロフィールを見ると
私と同学年のようだ。

次にヨーロッパ映画から

ジャン=ポール・ベルモンド
アクションも出来て演技も巧いという私の理想の俳優の一人。
「リオの男」「カトマンズの男」などの超絶アクションにも
感嘆するが一転、ジャンヌ・モロー共演の「雨のしのび逢い」
みたいな沈痛な演技も。すごい。個人的にはCC共演の
「大盗賊」が一番好き。

アルバート・フィニー
アメリカ映画にもたくさん出ているが、イギリスの俳優さん。
何と言っても「トム・ジョーンズの華麗な冒険」!!
年をとってからも「ドレッサー」とか強烈演技の連発。
ジュリア・ロバーツ共演の「エリン・ブロコビッチ」を
見逃しているぞ!早く観なきゃ。

ピーター・オトゥール
・・・は先日書いたからもういいよね。


と、いうことでアメリカ映画。

なんですが、自分の好みを言う前に、

ゲーリー・クーパー
ジェームズ・スチュアート
ヘンリー・フォンダ

この人たちに敬意を表さずにはおれないですね。
先人いわく、「アメリカの理想の体現」
「民主主義の象徴」・・・

例えば

「オペラ・ハット」のG・クーパー、
「スミス都へ行く」のJ・スチュアート、
「若き日のリンカーン」のH・フォンダ

・・・これらは「アメリカ映画そのもの」という
イメージを形成しています。

ちょっと話逸れますが、
ここのところTV報道で馬鹿ブッシュ・阿呆ブッシュ
のスーパー馬鹿スピーチやウルトラ阿呆ステートメント
を聞いて「ここまで駄目になったか・・・」と思いつつ
アメリカという国を捨てきれないのは上記の映画が
本当のアメリカだ、と信じているせいでしょう。
甘いかなあ。

と、いうことで、さっきの三人は殿堂入り。

さて、Favorite Actorsは

バート・ランカスター!
バート・ランカスター!!
バート・ランカスター!!!
MYナンバーワン大好き俳優さん。惜しくも
既に亡くなられてしまいましたが・・・。
晩年まで「ローカル・ヒーロー」「フィールド・
オブ・ドリームス」と、いい演技してました。
TVで、海賊を演じた「真紅の盗賊」を観て
すっかり魂を抜かれてしまいました。すごいよ。
2mぐらいある塀の上から、バック転して
後方着地するんだよ!!元サーカスにいた
ということですが「怪傑タルド」なんかでも
超絶体技見せてます。
非・アクションの「成功の甘き香り」「山猫」
「ニュールンベルグ裁判」「五月の七日間」
「終身犯」、そしてオスカー受賞の
「エルマー・ガントリー」。
もうタイトル書いてるだけで感動で身も震える
思いです。バタ(←倒れた音)。

グレゴリー・ペック
演技が巧いわけではないけれど、魅力のある
人ですねえ。「ローマの休日」「大いなる西部」
などなど。代表作の「アラバマ物語」は必見。

モンゴメリー・クリフト
「赤い河」「陽のあたる場所」といった主演作
は言うまでも無いが、ワンシーン出演の
「ニュールンベルグ裁判」は凄すぎ。映画の中で
観た最高の演技だ。

ジェフ・ブリッジス
ぐっと時代が下りましたが。「ラスト・ショー」
「サンダーボルト」、それから「スターマン」の
宇宙人。「タッカー」「フィッシャー・キング」も
良かった。

ジョン・トラボルタ
「グリース」命です!
「サタデー・ナイト・フィーバー」やTVムービー
「プラスチックの中の青春」も良かったのは言う
までもない。一時停滞したけど「パルプ・フィクション」
での復活は嬉しかったなあ! 「ブロークン・アロー」
「フェイス・オフ」もかっこよかったネ!

もっと書きたい人もいるのですがキリが無いので
これでやめておきます。

名前を挙げた人の見逃し作品も多いし、
まだ見ぬスターも多いので、これからも
出会いを楽しみに映画を観続けることと
なるでしょう。わくわく。

終わり

夢の遺伝
2003年2月13日(木)
逢坂みえこさんというまんが家さんがいまして、
人に勧められて読んだ「永遠の野原」シリーズが
良くて、たの作品もボツボツと読んでいます。
「9時から5時半まで」も良かった。最近完結した
「ベル・エポック」はこれから読もう。

さて、この人の91年刊の単行本「ラムネ幻燈」を
ブックオフで100円で買って読んだところ、
面白い話があった。エピソード2の
「夢で逢いましょう」という作品。

高校生の少女が、いつも同じ夢を見る。椿の花と
見知らぬ青年の出てくる夢。
その彼女、学校でちょっと意識していた生物の
先生から椿の花をもらう。この場面に覚えがある
と言うと、先生は「既視感(デジャヴー)」に
ついての、ある説を語る

それは「遺伝説」で、形のない“記憶”というもの
も、遺伝子に組み込まれて、子孫に伝わるのでは
ないか。既視感とは、先祖の体験した思い出では
ないか?というもの。

彼女は、自分のいつも見る夢が祖母の初恋の思い出
だったのではと思うようになる・・・
この後は非常に重層的・感覚的な展開になるので
説明しづらい。興味のある方は古本で読んでみて。

さて、記憶の遺伝説というのは寡聞にして知らなかった
ので、「夢専門家」である同居人に聞いてみたところ
「それはユングだね」と言われました。うーん、精神
とか心理についての本って苦手なんだよな。まあ今度
調べてみよう。

それにしても、あの不思議な「既視感」っていうのが
本当に親とか祖父母の体験なんだろうか。面白くも
あるが、怖くもある。

幸いにも子供がいないが、もしも孫が「最近、虎のビキニ
を着た鬼娘の夢を見る。こんな美少女に覚えはない・・・」
と悩んだりしても困るっちゃ。

バンアレン帯(天文)
2003年2月14日(金)
2月14日はバレンタイン・デーですね。いわゆる
“乙女ちっくまんが”ではこの日にさまざまなドラマが
繰り広げられてきました。
しかし、わが思い出は少ない。関連トピックス以下順不動


●あるじは冷たい土の中に

妹が手造りチョコを作ろうとして失敗して、
その失敗品を夜、庭に穴を掘って埋めていた
ような気がする。
二人の妹のうちどちらの仕業か不明。
ごめん、そもそも記憶違いかも。

しかし、まんがでも無数の不器用な少女たちが無限に
失敗を繰り返していたが、破棄シーンは描かれていな
かったようだ。案外、こんな光景が全国で繰り返されて
いたのかも知れない。セミの冬眠は妨げないでほしい。

●忘れえぬ名前

バイト先で、同じ職場のかなり年配の女性から
チョコをもらって、包装紙に名前が書いてあった。
その名は「高橋カチ子」。
相当インパクトがあって覚えている。

●難民救済

高校2年の時か、クラスの女子が「もらえなさそうな人」
をリストアップして、彼らにチョコをあげる、という
趣向があった。残念なことに対象者になってしまい(笑)
いただいてしまいました。
幸いにも事前にその動きをキャッチできて、うろたえる
ことなく対応できたが、突然もらった人は硬直してたナ。
まあ、もうちょっと趣向に“笑い”が欲しかった。クラス
一番の美少女がモジモジしながらくれる、とかネ。
あ、そういえばお返ししなかった。21年前のことだけど。



関係ないことだが、チョコレートは苦手なんです。
鼻の粘膜が弱くて、鼻血が出やすいんで。
甘いものは好きなのでチョコレート・パフェとか
は良く食べるけど。

雨を見たかい?
2003年2月15日(土)
今日は元の職場の後輩の結婚披露宴に出席しました。
奥さんはしっかり者の美人、彼も幸せそうでした。
各テーブルで新郎新婦へのメッセージを書くという
趣向がありました。記入スペースの関係で
「おめでとう」としか書けませんでしたが、
アニメ「ヤマト」のファンの彼にはこう言いたかった−

結婚とは、人生という航海における「バラン星」に
すぎません。(以下略)

わかる人にはわかりますね。


さて、披露宴での注目事項には、どのようなBGM
が使用されるか、という点があります。もしかしたら
入場のBGMは「アンドロメダのテーマ」じゃないか
と期待していましたが意に反し、全体的に「洋楽
ポップス」系でありました。


キャンドルサービスは
MR.BIG「トゥ・ビー・ウィズ・ユー」や
チャップリン映画の主題歌をエルビス・コステロが
カヴァーした「スマイル」、
ディズニー映画「ピノキオ」の「星に願いを」、
これは誰のカヴァー版か不明。


話が脱線しますが
この“When You Wish Upon a Star”はいわずと知れた
名曲ですが、歌詞の楽天性(?)がハンパじゃない。
特に私は

♪Fate is kind

という一節を、詞として書いたり歌い上げたりできるのは
スゴイなあと聴くたびに感心します。
「運命は優しい」
ハア〜。こう感じたり言えたりする境地に至りたいですね。


新郎新婦から両親への花束贈呈はボン・ジョヴィの
「オールウェイズ」。
唄い出しの歌詞に痕跡をとどめていますが、その
「ROMEO'S BLEEDING」を原題とする映画「蜘蛛女」の
主題歌になるハズだった曲です(諸事情で使用されず)。
「蜘蛛女」はレナ・オリン&ゲーリー・オールドマン
主演、アブナイ女に男が翻弄される・・・映画です。

ちなみにこの曲、「彼女が去ったことで深く傷つき
どうすることもできず、それでもずっと(always)
愛し続けることを誓う男の気持ち」を歌ったものです。
あんまり結婚披露宴にはふさわしくないんだけど・・・。
まあ“種痘”みたいな感覚で植えつけておくほうが
危機の予防になっていいのかもしれません。


最後に。
ウエディングケーキ入刀で流れたのが、CCRの
「雨を見たかい?」(Have You Ever Seen the Rain?)
です。近年テレビCMで「モノより思い出」のコピー
の後ろで流れていた曲。

説明するまでもなく、“晴れた日に降る雨”が
ベトナム空爆(ナパーム弾や枯葉剤)を意味する
強烈な反戦歌です。放送禁止にもなったという。

アメリカのイラク攻撃をめぐって、戦争回避に向けて
国際世論が盛り上がる中でのこの選曲。

小さな幸せの宴と、砂漠に爆弾の雨を降らせる行為は、
全く対極にあるものです。

対話による外交で、無意味な虐殺を回避してほしい。
この意を強くしました。

雨降って地固まる、という結婚披露宴の常套文句は
現在の国際情勢にはあてはめたくない!


式の間、こんなことばっかり考えてる俺って・・・

苦手だったが
2003年2月16日(日)
ちょっと古い話。
日本ではNHKで放映されていた海外ドラマ
「ビバリーヒルズ高校白書(→青春白書)」の
最終回を再放送で見ました。
同居人が海外青春ドラマのマニアで、
全然話題になっていない最初の頃から
見ていたので、これで終わりかあ、と
まあちょっとしみじみしました。

しかし私はこの番組が苦手でした。まんがなんかでも
そうなのですが「あるグループ内で順列組み合わせ
的にくっついたり離れたりするドラマ」が好きでは
ないんです。
まあ、そういうのが面白い、という意見は否定
しませんが、私は受け付けないもので・・・。
「ER」も良いドラマだったのに第二シーズン
あたりからそうなってしまって、見なくなって
しまいました。残念。

「ビバリーヒルズ青春白書」は製作会社のスペリングTV
の社長の娘(だったか)のトリ・スペリング演じる
ドナ・マーチンが結局デビッド君と結婚してめでたく
終わり、という何ともドメスティックなエンディングで
ありました。

長い番組だったので出演者はみんなトシとりました。
ディランの額、生え際の後退ぐあいがすごい。

ちなみに東宝映画の「とっとこハム太郎」シリーズで
第一作はスティーブの声をアテた堀内賢雄さん、
第二作ではディランの声をアテた小杉十郎太さんが
ゲストキャラで出演。もしも第三作があれば、今度は
誰が出るだろう・・・と楽しみ。ケリー役の松本梨香
さんはポケモン(サトシ役)があるから出ないだろう。
ちなみに松本さんは横浜出身。近くの障害児施設の
バザーにチャリティ出演、と近所の菓子屋に貼って
あった手書きのポスターにあったのを見た記憶が
あります。

戦艦大和ノ最期
2003年2月17日(月)
夜、BS2である番組を見ていて、ああ終わった、と
思ったら次の番組が始まって、俳優の村上淳が出てきて
ポケットから文庫本「戦艦大和ノ最期」を取り出した。

あ、これは市川崑がテレビドラマで撮った「戦艦大和」
の原作本だ、読もうと思って読んでない本だ、と思うや
村上淳はその本を読み始めた。

「朗読紀行・にっぽんの名作」という番組らしい。
大和に出撃命令下る、というイキナリの発端につい
引き込まれ、そのまま50分間、朗読を聞き続けて
しまった。

簡潔な文章の連続である。点景の連続である。
こんなものを見た。こんな人がいた。

日本の肥大化した自意識ともいうべき異常な巨大戦艦の、
あまりにも無意味な特攻出撃という舞台の上での、
この澄んだ常識の言葉の連続には、何とも、言うべき
言葉がない。

米軍の攻撃を受ける。艦内のスプラッタな描写。
幅40m、長さ270mという、船というより、
町より大きい戦艦が傾く。その巨大さは映画
「タイタニック」を思い出すしかないが、
主砲が誘爆して大爆発する。重油の海に投げ出された
語り手は、かろうじて生き残る。

結末が、海に眠る数千の乗員と生き残った自分に
区別が無いかのように「何を思うや」と結ばれる。
ここに至ってこの作品の、簡潔な、短い文章の連続が、
海からわいてきた「あぶく」のように思えて
鳥肌が立った。この人の生はこの文章を残すために
あったのだろうか。

とりあえず今日は聞いただけだったので、今度は
文字で読んでみようかな。「進歩のないものは滅びる」
という言葉があまりにも重い。


エンドクレジットを見ていたら「撮影・丸池納」とあるので
あれこの人映画の、根岸吉太郎のカメラやった人じゃない、
と思ったら最後に「演出・根岸吉太郎」と出た。おやおや。
この人のを観るのは「課長島耕作」以来だ。

千明初美さんの誕生日
2003年2月18日(火)
2/18は、まんが家の千明初美さんのお誕生日
でした。おめでとうございます。出身県の群馬では
この日を休日に・・・する動きはないようですが、
今後もお元気で執筆を続けられることをお祈り
いたします。

千明初美さんは70〜80年代に『りぼん』誌に
掲載されていた作品を中心に評価の高い作家さんです。
ご存じない方はここでプロフィールを読んでね。
その千明ワールドの素晴らしさを語るには・・・
ここで百日連続で書き続けても書き足りないことで
しょう。というかそれでは日記ではなくなってしまう
ので、将来何か別の形で書くことにしたいと思います。

ここでは、一番感銘を受けた作品
「ちひろのお城」
について ちょこっと書きます。

ストーリー)
少々癇が強く、対人関係がうまく
作れない少女・ちひろ。病弱だったお母さんが死んで
しまい、家でも学校でも寂しい日々。そこへ、家では
おばあちゃん(母方の祖母)、学校では転校生の村井さん
が現われちひろの生活にも変化の兆しが。しかし
仲良くなりつつも扉を開け切れず、誤解から傷つき傷つけ、
取り乱して「ちひろの心は病気なんだわ」と雨の中へ
飛び出す。追いついたおばあちゃんに乱暴しながら、
こう言われるちひろ−「あんたは病気なんかじゃない、
ちょっぴり感じやすいだけだ」−と。
翌朝、学校に行けない、というちひろの元に村井さんが
やってきて「隣の席があいているのはさびしい」から
学校へ行こうと誘う。

感想)
千明初美さんの作品は、その絵の印象とは異なり、
内容的にはかなり“苦悩”の色が濃い。

少女まんがは多かれ少なかれ主人公の“悩み”が
描かれるのが常だが、千明作品の主人公の苦闘ぶりは
かなりハードなものといっていいだろう。
作品名・人物名をあげれば
「先生と2年E組」のススキ先生、「七夕」のマーくん、
「バイエルの調べ」のつぐみちゃん、みんな身体を
壊すぐらいに苦しんでいたことが思い起こされる。

しからば、千明作品は読むのがうっとしいか?後味が
悪くて二度と読みたくないか?
さにあらず。

究極描写は、普遍につながると言う。誰もが形は違えど
通る道、通ってきた道か。
へにょっとした植物の芽が、光のある方へ伸びていく
ように、千明作品の主人公たちもちょっとずつ、
ちょっとずつ、良くなろうとし続けるんだよね。

しかも、作品の最後は、全面的な「めでたしめでたし」
ではなく、なんともつつましやかな終わり方・・・

「ちひろのお城」では「ちひろのお城もとけてきたようです」
という「ようです」っていう断定を避けた表現

「先生と2年E組」では「その日先生は・・・」という
「その日」は、という、そして

「バイエルの調べ」でも「せめて今はこの・・・」という
「今は」という限定表現になっているように、

苦悩から解放された、限定された一瞬を、きわめて
さりげなく提示する作品なんですよね。

それなので作品の印象としては、いつまでも輝いた光を
発し続ける宝石、というよりも、暗い中で一瞬見えた光、
といった感じがします。

他のところでも書いたんだけど、形は違っても悩みの
大きい若い子たち、小さい子達、たくさんの「ちひろたち」
に読まれて欲しい作品なんですがねえ。絵的にも、古びて
いないものだと確信しますし・・・。

良いものは残る、と出版界を信じています。
もちろん、千明初美さんの新作を楽しみに待っていること
はいうまでもありませんぞ!

義賊
2003年2月19日(水)
最近見ているアニメ番組で、“怪盗黒薔薇”という
キャラクターが出てきます。お金持ちから金品を
盗んで、貧しい人に与えるという・・・。

古来、東西を問わず娯楽読み物などに登場する
「義賊」というものですな。

税制の不公平感、という大衆の意識が生み出した
ヒーロー像と思われますが、今現われても、
何か共感できるものがあるネ。

このアニメは100年前のイギリスが舞台なんだけど、
現代でも出来ないかなあ・・・。

「スーパーマン3/電子の要塞」という映画で、
大企業のシステム部門に勤めるプログラマーが
給与計算で切り捨てられる端数を全部集約して
自分の給与に振り込んで大金持ちになる、って
いうのがあったけど、何かそんなような形で
(ちょっとセコいけど)世のため人のために
尽くすヒーロー、っていうキャラクターを
創造したら面白いと思うんだけど。

テイクミーホーム、カントリーロード
2003年2月20日(木)

きょう、所用があって北関東の某県へ行った。
タクシーを拾って、畑もあるような田舎道を
走っていると、ラジオでピンクレディーの
初期曲が連続してかかった。私の意識の流れ


「ペッパー警部」
♪しんしゅ〜いち 即席! という味噌のCMが
あったなあ

「SOS」
この曲が本邦初公開された『スター千一夜』を
見たぞ。前作と違ってのんびりしたテンポだった
ので驚いた記憶が。二曲とも“貞操の危機”(?)
を扱った曲で、小学生には刺激が強かった、かナ?

「カルメン’77」
たしか中一の時にクラス演芸大会(?)みたいな
やつで、みた光景。音楽室にて。
クラスの女子が10人ほど登場。後ろを向いて
並んだ。やおら唄い出した「♪ちゃらら〜」
腰を振って「♪ちゃちゃちゃちゃっちゃちゃららら
ちゃちゃちゃちゃっちゃちゃららら」前を向いて
「♪カルメ〜ン カルメ〜エ〜エ〜ン(裏声)」
スローなペース。黒い制服の十人の女のカルメン77。
不思議な光景だった。中学生の女の子というのは
たいがい足が太くてお尻が大きいものだ、という
ことを認識したのは、このイントロ「♪ちゃちゃ
ちゃちゃっ・・・」だった。失礼!

「渚のシンドバッド」
故・土井まさるの司会していた「TVジョッキー」
でのこと。例の、モーリスのギターと白いジーンズ
がもらえるコーナーで(たしか)大学生のお兄さん
二人が登場、何をやるかと言うと、「渚のシンドバッド」
を唄って踊るという。カラオケが始まり、ワンコーラス。
ふうん、と見ていたら、ここでいったんやめて、
「今度は78回転でやります」と言う。
(若い人へ。レコードではシングル盤は45回転です)
キュルキュル音のオケが流れ、彼らも高い声で唄う!
「♪アンアアンアンアアンアアンアンアンアンアンアンアンアンアンアン・・・
 アアナギサノシンドバッド・・・」
そして、高速スピードで踊る!踊る!
いやあ、あれには驚いた。俺も早く大学生になりたい、
と思った。翌日、卓球部で仲間と高速振付にチャレンジ
したことは言うまでもない。


この曲の途中で目的地に着いてしまった。意識の流れも
ここで途絶えた。料金を払い、領収書を受け取る。

今、ネクタイを締めた俺は口ずさむ
「♪私の胸の鍵を 壊して逃げていった
  あいつはどこにいるのか 盗んだ心返せ〜」
唄い続け、歩き続ける。これは俺の魂へ続く道だ(←AHO)。

minkle→三次元妻
2003年2月21日(金)
東京にお住まいor通勤の方には今さら、
東京以外の人には関係ないよ、という話。

最近、勤め先に行く途中でバスターミナル
を通るのですが、そこで見た「みんくる」
に夢中になってしまいました。
「みんくる」とは

なんと可愛らしい子でしょう!
もうデビューして4年もたっていたのですね。
横浜市交通局でも「はまりん」というキャラがいる
のですが、今回は完璧に東京都に負けました。
HP検索するとたくさん出てきて、都民の皆さん
にいかに親しまれているかが判ります。
「みんくるの小部屋」(公式ページ)
みんくる同盟
これは是非見たい!
<みんくるバス>
「みんくる」の綴りは?
みんくる


さて、初めて「みんくる」と出合った日、勤めから
帰って早速HP検索していると、同居人が後ろを
通過して「着替えもしないで必死に何見てんの!」
と冷たい視線。「またそんなのに夢中になって」。

(以下、不謹慎ですみません、とお詫びしつつ)
新聞・TVで「日本人妻」という表現を毎日見聞き
します。わざわざ「日本人」と言うのは夫が朝鮮の
人だから。

我が家では、「三次元妻」という言葉があります。
夫が二次元の世界の人なので、それと区別する意味
で使われます。

芦屋小雁・斉藤とも子なんていう事例も思い起こされ
るように、三次元妻というものの労苦はたいへんな
ものでしょう。「みんくるちゃん大好き」と言ってる
後で、「キミも好きだよ」と仮に言われても、
「言われたくない・・・」という精神的苦痛のみか。

そういう敵に対して
しかし、あえて言いたい(←田原総一郎風)。

突然どこかに消える、という意味では
「四次元妻」とも言えるし、
カラオケに行くと『輝く星座/アクエリアス』を
必ず唄うという意味では、歌っているフィフス・
ディメンジョンにならって「五次元妻」、
そして人に見えないモノが見えるということから
「六次元妻」とも言える。


・・・「われなべ に とじぶた」という
言葉もある。

私もいつか二次元世界から脱して、本当の人間が
好きになれる三次元夫になりたいものです。

ポイントねえ・・・
2003年2月22日(土)
今日、最近封切りになった話題の映画を
観て来ました。土曜日ということで
なかなかの混雑。上映が終わって、わらわら
と出口へ向かう途中で、後ろで大学生ぐらい
の若い男の子の言葉が聞こえました。
それは

「泣けるポイントが無かったネ」

というもの。


この映画はヨーロッパの監督が撮った映画
だったのですが、今の観客は本当にアメリカ
映画的なものに毒されてるんだなア・・・
と思いました。

「ここで笑え」「ここで泣け」といった、
方向指示器のような刺激があり、それに
反応していくとソコソコの満足が得られる、
といった娯楽映画に染まりすぎてるよ、我々。

今日観た映画は「体験する」としか言いよう
の無い内容でした。あざとい泣かせ場は
無かったけれど、観終わった後、頭の中で
反芻するとブルッと身震いするような作品
で、充実した鑑賞でありました。
泣けるポイントが無くちゃあ何となく満足
できない、っていう見方はちょっと寂しい
なあ!

「本部の野上水樹ちゃんが・・・」
2003年2月23日(日)
きのうチケット販売開始。電話して、とりました。

神奈川県民ホール6/15(日)
牧阿佐美バレヱ団<横浜公演>
「白鳥の湖」全幕

オデット役が「上野水香さん」なんです、
今回初めて観ることができるよ!

前の公演の感想など
2000年3月版
2002年4月版
2002年6月版

まんが「舞姫/テレプシコーラ」の一読者と
しては見逃せない〜。しかも、家からバスで
15分のところでの公演となれば観ずに
おれようか。


地元に来る、といえば、おととしTV
アニメ「ちびまる子ちゃん」にて
清水市に山口百恵ちゃんが来るので
まるこが公演に行くエピソードをやってたね。
「百恵ちゃんに何かプレゼントしよう」って
いって、家にあった“缶詰”を渡すんだよね。

さくらももこ氏は、学年は違うけど同い年。
私も何か持っていくべきかな?

浜の真砂は
2003年2月24日(月)
むかし聞いた話


女性Aと女性Bの会話
A「最近うちの子が・・・」
B「C男ちゃん、中学生でしたっけ?
  むずかしい年頃ね」
A「その、C男が部屋に
  裸の女の子のポスターを貼ってるのよ」
B「まあ」
A「どうしたらいいかしら」
B「そうねえ...。どんなポスターなの」
A「ビキニなのよ。虎の」
B「...」
A「髪が緑で」
Bの娘C子がカットイン
C「Aさん、それラムちゃんだよ」
A「えっ」
C「アニメの」
A「あ」
C「原作は女の人が描いてて
  健康的なお色気だから
  別におかしくないよ」
A「そうなの」


浜の真砂は尽きるとも、
世に親の苦労は尽きまじ。


自分の話を、他人の話として語るという
パターンがあります。
映画「Wの悲劇」で世良正則が芝居を
やめた男の話を薬師丸ひろ子に語る。
実は自分の話。あの居酒屋での長回しは
よかった。この映画の世良くんはイイ。
樹村みのりさんのまんが「あした輝く星」
でも同一パターンがあった(こっちが先)。


上の話のC男くんは私じゃないです。
私はミン

(ブツッ)終

声に出して読みたい果物
2003年2月25日(火)
京浜東北線にて

男2、女1の三人組
たぶん浪人生

男A「これ知ってる」
女C「なに」
男A「『アルミ缶の上にあるミカン』」
女C「ははは」
男B「それドラゴンボールだろ」
男A「そう」
女C「じゃこれは」
男A「なに」
女C「『ブドウ一粒どう』」
男AB「はは」


ゆるい感じ。これも青春。

本来の日記
2003年2月26日(水)
ここ数日ちょっとお疲れモード
眠い。頭がはたらかない

おお、これ、なんか日記らしいノリだ
続けてみよう

今日は晴れでした
朝、パンを食べました
昼は定食を食べました。むかいに
座った女の人が、左利きでした

うん、これが日記だよ

でも、少なくとも私は読みたくない

この日記では一言でも何か二次元の話題に
触れないと・・・

ダジャレでもいいからつなげよう

「ニッキーはつむじ風」それはナッキーだ

(ジングル)♪アイラ〜ブ〜日記〜

だからナッキーだってば!

本当に疲れてるかも
(榊原郁恵の番組だったか?)

榊原郁恵さんについて
2003年2月27日(木)
たまたま昨日名前が出てきたので、榊原郁恵さんについて
書いてみます。特にファンではなかったのですが。

デビューしてからしばらくはメジャー人気は無く、
TV番組「ぎんざNOW!」に出ていたのを良く見ました。
曲で言うと
「バス通学」?だったかデビュー曲。
「♪ぎゅうぎゅう!づめのバスのなか〜」ってやつ。
「わがまま金曜日」、
「♪うーうーうー わがままっわがまっまっほうだい
  しほうだい〜」。
「アラン・ドロン+アル・パチーノ<あなた」、
「いとしのロビンフッドさま」
といったところ。
(記憶違いで名称ミスがあったら失礼)

「夏のお嬢さん」がめでたく大ヒットして、メジャーに
なりました。でもヒットはこれだけか。
「DoItBANBAN」という同工異曲が意外と
ヒットしなかった記憶が。難しいね。

ファンでもないのに何でここで書いてるかというと、
それがよくわからんのよ。
当時の感想を思い出してみると、まあ明るくてハキハキ
してたし、曲もキッチュなもので、なんで人気が出ないのか
なあ・・・などと考えながら見ていたような。
なぜか、「人ごと」のような気がしていた。
健康アイドルへの反発心だったのだろうか。
人工性と自身キャラの相違にとまどっていたのか。
今の視点でなく、当時の感覚としても「明るいおばさん」
入ってたところもあるし。
いつも笑っていたが、笑顔が似合う、という感じでも
なかった。これは私だけの感覚か。
たしか大手プロ(ホリプロだったか)の所属だったと
思うが、売りあぐねてる、って気もした。

何を言いたいのか、わからなくなってきた。

無理やり結論づければ、

思春期に目の前を通り過ぎた明るい違和感

ということか。
割と言及するわりには、冷たいことしか書けなかった
のが我ながら不思議。

ミツとの遭遇
2003年2月28日(金)
京浜東北線にて。鶴見駅から乗車してきた
人に目が留まる。中年以上老年未満の一人
の女性。むむ、この顔に見覚えが。
一重の三白眼、顔に斜め配列のホクロ。

そう、山岸凉子さんの作品『白眼子』の
登場人物、光子(本名・道子)に似てる
のです。

だから何、って話なのですが、うう〜ん
波乱の生涯を送った人なのだろうか、と
しばし考えた次第。それにしても『白眼子』
は面白いうえに良い作品です。(かつての私
のように)内容不明なタイトルゆえに読んで
いない人がいたら残念。北海道に実在した
予知能力者(というのか?)と戦災孤児の
少女の不思議な因縁を描いた作品です。


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