2002年10月


日記の目次に戻る

ゴセシケ
2002年10月1日(火)

通っていた大学のサークルに
「SF研究会」がありました。
映画研究部の後輩が掛け持ちしていた
ので、多少の親交がありました。
そのSF研究会は8ミリ映画を製作
することがあったのですが、
彼らのつくったある映画で
こんなシーンがありました。


ある大企業。
静かな空間。
面接か、
一人立つリクルート学生の
前の机に座る役員風の男
緊張する学生に男は言い放つ

「10月1日では遅すぎるんだよ!」

・・・説明すると、
当時(80年代前半)は就職活動の
企業訪問解禁日は9月1日(だったかな)
だったので、10月に来ても遅い、
というのをフレッド・ホイルの
SF小説のタイトル
「10月1日では遅すぎる」
で表現したギャグです。

文字では説明できないが、
このシーンは「ウルトラセブン」の
一挿話「第四惑星の悪夢」の
ワンシーンの演出をパクっており
その点でも面白かったのです。

「10月1日では遅すぎる」は
それをきっかけに読んでみたのですが
内容がよく理解できませんでした。

以上、今日が10月1日なので
ちょっと書いてみました。

SF小説は小学生のころに
子供向けのをたくさん読んだの
だけれど、その後はあまり
読んでいないですね。

その小学生のころに読んだSF
で、すごーく印象に残っているのが

「ゴセシケ」

なる奇妙な名前の怪生物が出てくる
一冊。
「ゴセシケ」は「合成神経細胞群塊」
の頭文字の略。
題名は覚えていなかった。

先日、ネット検索してみたら
たくさんヒットしました!
ヤフーで「ゴセシケ」52件ヒット。
SF系の掲示板で たくさん語られていた
ようです。
題名は
「合成脳のはんらん」
もしくは
「合成怪物」
だったようです。

このへんのページが熱く語って
おられます。
http://www.ltokyo.com/ohmori/gosesike.html
http://www.geocities.co.jp/Technopolis-Mars/7827/iwasaki25.htm
長年の疑問が氷解してうれしい。
昔読んだ野毛の図書館(っていうのが横浜にある)
にまだあるのかな。こんど調べてみよう。

彼が問いかけるもの
2002年10月2日(水)

横浜の海・河にいるアザラシの件。

私は最初この動物の話を聞いたとき、
「水が汚れてるから保護したほうが
 いいんじゃないの」
と思っていました。
しかし、その後新聞で、無理に
保護しようとすると暴れて体温が
上がって死んでしまう、という
専門家の意見を見ました。
しからば、もう泳がせておくしかない
のか。

私の同居人は初めから

「野生なんだから
 ほっときゃいいんだよ」

と一貫した意見でした。

たしかに。たまたま目立ったから
守ろうとか思ったけど、見えない
ところで野生動物が何をやっている
かはわれわれの考えの及ぶところ
ではない。

野生動物ねえ。そのへんのカラス
とか鳩とかも野生だな。大岡川の
ボラ(魚)も野生。いちいち、
このへんは空気が悪いから保護しよう
とか考えないものなあ。

悪い水を飲んで病気になって死んで、
川に浮かんだら目覚めが悪いから
どこか他に行ってほしいという、
安易な考えだったのかもしれない。

見えなくなりゃ解決、
眼に入らなければ問題はない、

っていう考え方は非常に
イヤだな。
知らず知らずにそう考えて
いたのだろうか。

もっとちゃんとした作りだったら良かったのに
2002年10月3日(木)

先日放映されたTVドラマ
「よど号ハイジャック事件
 122時間の真実」
ですが、視聴率が20%以上
あったそうです。
私も見ていました。

この事件は1970年3月31日に
起ったそうで、私は当時5歳。
幼稚園児でした。したがって、
事件の記憶はありません。2年後の
「あさま山荘事件」はTVで
見た覚えがあるんですが。

たいへんな事件だったらしいのですが
あいにくとどういう内容か知らぬままに
この齢まで生きてきてしまい、
どんなものなのか、と今回見てみた次第。

初めてこの事件の概要を知り
驚きました。なんとデンジャラスな!
動機とか目的とかいまいちわからない
けれど。何がしたかったのか?

ドラマの作りについてですが・・・
「知ってるつもり?」とか
「プロジェクトX」みたいでした。
史実のみで構成、というのは一つの
方法論ではありますが、何か物足りない。
セリフがテロップで出る、というのも
もはや目くじらを立ててもしかたないけど
なんか軽すぎますね。

仲村トオル、好きなんですよ。
今回の大役、ナカナカはまってました。
しかしこの人、作品に恵まれないというか、
ポテンシャルを発揮しきっていないようで
残念。

以外だったのが副操縦士役の別所哲也が
良かったことでした。

ドラマの途中で関係者のインタビューが
入るというのは、ウオーレン・ベイティ
監督の青春メロドラマの佳作「レッズ」を
思い出させもしました。比べるものじゃ
ないけど!

ワーゲン七台
2002年10月4日(金)

一時期、「佐川急便のトラックの飛脚の
絵のふんどし部分にさわると恋がかなう」
とかいう噂が中高生の間で流行ったこと
がありました(けっこう前)。

私が小学生の時は、
「ワーゲンを七台見るとその日は幸せ」
というのがありました。
横浜ローカルの話だったのか、
全国的にあったものなのか不明。
「ワーゲン」は「フォルクスワーゲン」
の車ですね。あのカブト虫みたいなやつ。

なんでそんなことを思い出したかというと、
「そういえば最近ワーゲン見ないな」と
ふと思ったからです。

噂とかが発生するには理由があると言います。
今にして思うと「ワーゲン七台」なんていう
のも、消えてゆくものへの社会の無意識の
挽歌だったのかもしれません。

ちなみに「でもワーゲンを八台見てしまうと
不幸になる」って続くんですよね。
七台見た後はけっこう苦労しました。

ニックネーム
2002年10月5日(土)

復刻された「花びら日記」(西谷祥子・著)
を読んでいます。

昔のまんがは登場人物のニックネームが面白いです。
このまんがもコケシ、エクボ、オメガ、ゴクロウくん、
といった呼び名がとても愛しいです。

子供の頃の自分の周りの人たちのニックネームを
思い出してみると、ナカナカ楽しいものがありました。


■小学校の同級生

「イカ」(本名:イワサキくん)
イワサキ→イカサキ→イカと変化した

「カッパやん」(本名:カワハラくん)
カワハラ→カッパハラ→カッパと変化し
カネやんみたいに“やん”が付いた

「アクマ」(本名:ニノミヤくん)
耳がとがっていてシルエットが悪魔みたい
だったから

「ヨタ」(本名:ヤマモトくん)
なにか頼りなくて落語の「与太郎」を
連想させたため

「パイポ」(本名:サイジョウくん)
呼称理由不明。

「オショウ」(本名:忘れた)
頭が坊主刈りだったから。安易

■小学校の先輩

「マンドリル」(本名:不明。女の子)
猿の一種だが、なぜかそう呼ばれている
人がいた。特に猿に似ていなかったが?

■少年野球チーム

「イモコ」(本名:オノくん)
歴史上の人物“小野妹子(おののいもこ)”
より

「チー坊」(本名:ヤマウチくん)
ヤマウチの“チ”から

■中学校の同級生

「シンジ」(本名:シンイチくん)
本人が「俺はシンイチよりシンジと
呼ばれたい」と主張し、周囲が同意

「ソリ」(本名:オダワラくん)
頭にソリ(剃り込み)を入れていた
ため。まんまや

「ズンズン」(本名:ジュンコさん)
ジュンコのジュンが詰まったものと
思われる

「ジュウベイ」(本名:ヤギュウさん)
柳生十兵衛より。または「ギューさん」。
帰国子女だったのに・・・

「アダムスキー」(本名:オオスギくん)
頭にハマキ型のハゲがあり、初めは
「ハマキ型UFO」と言われていたが
「UFO」が残り、そこから連想(?)
したものらしい。不思議度No1

■中学の卓球部

「ハナゲン」(本名:ゲンダくん)
いつも鼻毛がでてるので

「ハカセ」(本名:ナンブくん)
アニメ「ガッチャマン」の登場人物
“南部博士”より

「てーしゃん」(本名:テツヤくん)
テッチャンが変化したものらしい

「アッコ」(本名:カガミくん。男です)
アニメ「ひみつのアッコちゃん」より
“ミラーマン”とも呼ばれていた


いまにして思うと、結構楽しいものがあります。
本人はイヤだっただろうけどね・・・。

個人の伝説
2002年10月6日(日)

「胎教に良いCD」とか
「頭の良くなる」CDといったものが
あります。

商品として見ると“マユツバ”と思えますが、
人それぞれに

「コレを聞くと○○に効く」
「コレを観ると××に効く」

といったものがあるのではないでしょうか。


私にはあります・・・


(1)関節の痛みをやわらげる映画

リューマチのケがありまして、時々手首に
激痛が走って眠れなくなる時があります。
そんな時! にキクのが

映画「マーズ・アタック!」

です。ティム・バートン監督のSF映画。
2時間観ていると、痛みがやわらぎます。
マジです。


(2)風邪の初期症状に効くまんが

アタマ痛い・・・熱っぽいな・・・
そんな時。

大島弓子「秋日子かく語りき」

を読むと、不思議や直ります。
マジです。



・・・普遍性は無い話でした。

「早起き少女まりなと心の花たば」(1)
2002年10月7日(月)

「おジャ魔女どれみ」
というTVアニメがあります。日曜の朝にやってます。
魔女見習いの小学生の女の子たちを主人公にした話です。
平成11年(1999年)にスタート、好評で第二
シリーズ「おジャ魔女どれみ#(しゃーぷっ)」
「も〜っと!おジャ魔女どれみ」が続き
現在「おジャ魔女どれみドッカ〜ン!」が放映中です。

私はファーストシリーズの途中から観て面白いと思い
以後時々観ていました。しかし、いかんせん「日曜の朝」
なのでリアルタイムでは観られず、録画する心の余裕の
ある時だけなので数えるほどしか観ていませんでした。

さて、昨日の日曜日「観ていない最初の頃を観てみよう
か」とふと思いビデオを借りてきました。

ぼんやり見ていたのですが、ある回が始まって
タイトルを見て息を飲みました。それは


第11話 早起き少女まりなと心の花たば


でした。

こ、このタイトルはいったい・・・ (以下次号)

早起き少女まりなと心の花たば(2)
2002年10月8日(火)

タイトルについてはあとで語るとして、
ストーリーは以下のようなものです。

なお、「タイトルが良いので見てみよう」
と思った方は以下は読まず、レンタルビデオ
屋さんに向かって「おジャ魔女どれみ第3巻」
を借りて下さい。

【ストーリー】
どれみ・はづき・あいこの3人の魔女見習い
のいるクラス、3年2組でのこと。

バイオリンの発表会の近い はづきは朝練を
しようと早くに登校し「まだ誰もいないかな」
と教室に入る。
一人の少女が花瓶に花を活け、机を拭いて
まわっていた。小泉まりなである。
彼女は人知れず毎日朝一番に登校してそれ
を続けていたらしい。彼女は園芸部で花の
世話をしていた。
クラスの誰も知らなかったが、担任の先生は
知っていて、彼女にこっそりお礼を言う。

昼休み、花壇の花の手入れをするまりなに
どれみたちが話しかける。
もうすぐ咲きそうなつぼみがある。
何の花かと問われた彼女は
「デイジー」
と答える。
そんな時、クラスのサッカー少年・木村が
蹴ったボールが花壇に飛び込み花を荒らす。
直情少女どれみは「何すんだよ!あやまれ」
とどなる。
木村はどれみの物言いにムカついて
こう言い放つ

「なんでオレがそんな点取り虫に
 あやまんなきゃいけないんだよ」

その言葉にショックを受けたまりなは
顔が青ざめその場を走り去る。

かくして彼女は翌日から早く登校することも、
花の世話もやめてしまう。

それでも、花壇の花を心配そうに見る
まりなに はづきが「本当はお花が気になる
んでしょう?」と話しかけるが彼女は

「勉強もスポーツも得意じゃない私に
 お母さんが
 『それなら学校に朝一番に登校したら?
  お花が好きなんだから 教壇に活けたら
  教室が明るくなるわよ』
 と言ったから始めたことだし・・・
 もういいの」

と走り去ってしまう。

一方、どれみに謝れといわれてもあやまらない
木村だが、何か気にしている様子。
どれみたちの店に願い事が叶う魔法グッズを
買いに来る。彼の願いとは・・・?

おりしも、どれみたちの町に嵐が迫っていた

(ストーリー、次回に続く)

早起き少女まりなと心の花たば(3)
2002年10月9日(水)

【ストーリー】(続き)

強い風が吹き、雨も降り始める。
風になぶられる花壇の花を見つめる木村、
風邪気味なのかせきこんでいる。

早々に家路につく小学生たち。
木村は強風の中、花壇にビニールシートを
かけようとするが雨風が強くて果たせない。
それを見ていたまりな、そんなことしなくていい
と言い、花を気にしつつも家に帰ってしまう

風邪気味なところに雨に打たれた木村は発熱
して倒れ、はづきに連れられ保健室へ。

ベッドに横たわった彼ははづきに言う

「まりなが前のように花の世話をするよう
 願っていたのに、それどころか嵐が来て
 しまい花は台無しだ・・・」

家に帰ったまりなはやっぱり花が気になって
再び学校に戻ろうとするが、嵐がひどく
お母さんに止められてしまう・・・

嵐のふきすさぶ学校では はづき・どれみたち
が必死の魔法で花を守っていた・・・

嵐が去った翌朝、朝早くまりなが学校に
駆けつける。

雨風で倒れた花たちの中で、昨日まで
つぼみだったデイジーが
「咲いてる・・・」涙ぐむまりな。

はづきが声をかける
「木村君が守ろうとしたから咲いたんだね」

まりなは言う
「お母さんに言われて始めたことだけど、
 私は花が好きだし、朝の空気が好きだし
 朝日に輝く机が好きなの!」
と。

放課後、一輪のデイジーを持ったまりなが
病欠した木村の家を訪ねる。驚く彼に
まりなは花を差し出す。受け取った彼

「けっこうキレイな花じゃん。何ていうの」

「デイジー」と彼女は答える。


−終−


(次号へ続く)

早起き少女まりなと心の花たば(4)
2002年10月10日(木)

と、いうストーリーです。セリフの細かい
ところは違ってたら失礼。

一言で言うと、「花」をメタファー(暗喩)と
して、少年少女のイノセンスを描いた作品
−ということができましょうか。

せりふでも
「デイジーの花言葉は“無邪気”」
とあります。

邪気(よこしまな気持ち)無くはじめた行為を
「点取り虫」と決め付けられ傷付いた少女の
こころ

また、悪意はなく人の心を傷付けてしまったが
うまく謝れずに悩む少年のこころ

誤解されたり、人を傷つけてしまったりするのは
ままあることです。しかし、小さい子供たちは
それによって やさしい心を失ってしまうので
しょうか

この作品の画面では、風雨になびく花が何度も
描かれます。
世間の風に負けそうになる心の象徴であることは
間違いないでしょう。

しかしこの作品では、最後に見事に咲いた花が
映し出されます。
どんな風にも負けない心を大事にしてほしい、
という作り手のメッセージが胸を打ちます。

一輪の花が手渡されるラストシーンを見終わった
あとで、

「心の花たば」

というタイトルを思い出してみます。

花を守ろうとした彼の気持ちを知った彼女

彼女がまた花の世話を始めたことを一輪の花で
知らせてもらった彼

二人は心の中で抱えきれないほどの花たばを
だいているに違いありません。
淡々と描かれているけれど、とても気持ちの良い
ラストシーンでした。

(感想も次号に続く)

早起き少女まりなと心の花たば(5)
2002年10月11日(金)

“魔女っ子もの”という連綿と続く作品系列が
あります。ある意味「プログラム・ピクチャー」
と言えます。
そんな中で、ポコッとこんな佳作が生まれてくる
ことがあります。

この回の脚本は吉田玲子さんという方。

お母さんから言われて始めた、などという
きっかけはともかく
「自分の好きなものは、自分が好きだ、という
 気持ちにしたがって大事にしてほしい」

「思いがけず人を傷つけてしまうことがあるが
 そんな時は気まずいのは仕方ないとして
 ハッキリ謝る気持ちを伝えてほしい」

という二つのメッセージはちゃんと観た人に
伝わったと思います。

しかし、観る前からただならぬタイトルだとは
思いましたが・・・良い作品が観れてうれしい
です。

バレリーナ
2002年10月12日(土)

散髪へ行く。

今日はいつもの千代子さんではなく
マスターの奥さん。

奥さん、「肩こってるわねえ」と
最近やっているという骨盤矯正体操を
教えてくれた。みるみるヒップアップし
肩コリも取れるという。

手足をびよーんと伸ばしてバレリーナ
みたいな格好をするだけ。

これは良い。早速始めることとした。

しかし奥さん、他に客もいるのに
イキナリ店内であのポーズは・・・

涙と感動のアニメ名場面(1)
2002年10月13日(日)

先日放映された爆笑問題が司会をしている
「決定!これが日本のベスト100」の
SP版

「涙と感動のアニメ名場面
 最強ベスト100決定版」

を見ました。

ベスト10は以下の通りでした。
●は私のコメント


10位からカウントダウン式に行きます。


10位「銀河鉄道999」(映画)
〜鉄郎とメーテルとの別れ
●ああ、これは確かにいいですねえ

9位「魔女の宅急便」(映画)
〜キキがトンボを助けるシーン
●なんか、いかにもサービスのシーン、って
 感じで いまいち良くなかったなア 

8位「めぞん一刻」
〜五代のプロポーズ(第94話)
●まんがと違って演出が平板で
 今ひとつだったけど

7位「機動戦士ガンダム」
〜アムロ涙の脱出(最終回)
●私にとっては印象薄い

6位「昆虫物語みなしごハッチ」
〜ハッチ、母と対面(最終回)
●ああ、こんなシーンあったなあ

5位「ドラゴンボールZ」
〜悟空、スーパーサイヤ人に変身(第96話)
●見ていないのでコメント不能

4位「タッチ」
〜和也の死(第27話)
●おそらく死ぬまであだち充ものを
 見ることはないでしょう。相性悪りィ

3位「アルプスの少女ハイジ」
〜クララが立った・・・(第50話)
●ハイジのメチャクチャぶりによって
 ブレイクスルー

2位「ルパン三世カリオストロの城」(映画)
〜銭形警部の名セリフ
●ちょっとカッコ良すぎませんか?

1位「フランダースの犬」
〜パトラッシュとネロ、天国へ(最終回)
●事前にあった“助命嘆願運動”とかに
 ウンザリしていたせいか、わりと平静に
 見てました


という結果でした。
コメントが割りと冷淡になっています

「しからばお前の『涙と感動のアニメ名場面』
 は何か?」

それは、次回に書き記すこととしましょう。

おおひばり
2002年10月14日(月)

ここのところ毎日良い天気です。
実際に見たわけではありませんが、
青い空に鳥が飛ぶ連想からか
頭の中にこの合唱曲が浮かびます


「おおひばり」


♪おお ひばり

高く また

かろく 何をか うたう

天の恵み

地の栄え

そを たたえて うたい

そを ことほぎ うたう♪





作詞者(訳詞者)は知らないけど
メンデルスゾーンの曲らしい。

映画「江分利満氏の優雅な生活」の
オープニングとエンディングで
印象的に使われている。私にとって
はそういう曲。

以前は、大きい声で歌うと気持ちの良い
歌だなあと思っていましたが、

最近では、「なんか いい詞だなあ」と
感じ入ってる次第。

涙と感動のアニメ名場面(2)
2002年10月15日(火)

と、いうことで、私のベストテンを発表。

“感動”の「質」を問うと
収拾がつかなくなるので、
今回は物理的な“涙”の「量」で
行きたいと思います。

「TV」と「映画」に分けてまずTVから。

それではまず10位!

・・・と、その前に。


泣いた記憶はあるんだけど、具体的な
エピソードが思い出せないものが
あります。
落穂拾い的に挙げます。


「もーれつア太郎」(69− 東映動画)
●ケムンパスとか“べし”とか生物キャラ
が思い出されるけど、お話は義理と人情
ものが多くて、けっこう泣けるものでした。

「タイガーマスク」(69− 東映動画)
●“ちびっこハウス”絡みで悲しいシーン
が多くてねえ。

「ムーミン」(69− 東京ムービー →虫プロ)
●有名な“スナフキンの歌”、
これがインストゥメンタルで流れて
ムーミンが何かに向かって全力疾走する、
というシーンがよくあったような気が
します。頭に浮かべるともう涙腺が・・・。

これらは一応書き落とせないと思い、
ここに記しておきます。


それでは(以下次号)

涙と感動のアニメ名場面(3)
2002年10月16日(水)

それではTV部門、まずは10位!

10位「おジャ魔女どれみ」(99−)
 第11話「早起き少女まりなと心の花たば」

●すみません、これは先週さんざん書いた
やつなのでコメントは省略します。場面と
しては まりなが「花が好き」と叫ぶ
シーン。


続いては
(わー、コーセー歌謡ベストテンみたい)


9位「ルパン三世」(71−東京ムービー)
 第11話「七番目の橋が落ちる時」
●面白い話の上に、最後の最後、
手錠をはめられたルパンが水上スキー
の状態でリーサの乗ったボートを
追撃して、ボルボを撃つシーン!
あまりの、あまりのカッコ良さに
泣ける名シーンです。

(以下次号)

涙と感動のアニメ名場面(4)
2002年10月17日(木)

TV部門の8位は


第8位「花のピュンピュン丸」(67− 東映動画)
 〜チビ丸の「ビ」のエピソード
●この番組の正式タイトルは「ピュンピュン丸」
らしいのですが通例にならい「花の」としました。
ギャグアニメの最高峰ですね。涙が出るほど
笑わせてもらいました。特に印象深いのが
このエピソード。
ピュンピュン丸の弟分のチビ丸(声・加藤みどり)
が恐ろしい目にあって悶絶、息もたえだえに
「ビ」「ビ」と声を漏らす。所長(声・八奈見乗児)
が「何じゃ」とのどの奥を見ると何かが詰まって
いる。お箸でそれを取り出すと「ビエ〜」という
文字。「文字」ですよ!そして例の爆音が響いて
全ては破壊される。
“メタ・フィクション”とでも形容するしかない
先鋭的なギャグでした。
この番組は夏休みに再放送されることが多かった
です。エンディング曲「風といっしょに」を
口ずさむとほら、夏の名残がそこに・・・(感傷)


第7位「機動戦士ガンダム」(79− 日本サンライズ)
〜ミハル・ラトキエ死亡、カイ・シデンの悲しみ
●僕はガンダム世代じゃないんで、この番組に
それほど思い入れはないんですが、このシーンだけは
泣けました・・・。
民間人ミハルはジオン公国軍のスパイとしてホワイト
ベースに潜入。そこでカイと会い仲良くなる。
戦闘時のトラブルでミサイルを手動で発射させたミハル
はその際の衝撃で吹き飛ばされ、あっ・・・海へ転落。
妙にあっけない死に様、あまりにも即物的。それゆえ
に衝撃が強い!
カイ役の古川登志夫の声の演技も素晴らしかった、
この人の“軽薄者の哀感”といった表現は絶妙!


第6位「巨人の星」(68−東京ムービー)
〜ラストシーン、星一徹のおんぶ
●なんだかんだ言いながら何度も見てしまったアニメ。
大リーグボール3号、子供の頃怖くてねえ〜。
だって「命を投げる魔球」だよ。寿命の縮む「恐怖新聞」
並みにビビッて見てました。
大ラスト、飛雄馬(←MS−IMEでは変換されない)
をおぶって歩く一徹、この『ぜったい泣ける親子愛』
にはマジ泣きました。
次点)オズマの「グッバイ・ママ」(マムだったか?)


続きます。

涙と感動のアニメ名場面(5)
2002年10月18日(金)

では5位から1位まで一気に行きます。

第5位「ポケットモンスター」
 〜第26話「エリカとクサイハナ」
●ピカチュウ関連は泣けるエピソード
がたくさんあります。
話としては大したことのない回なの
ですが、いいシーンがあります。
強烈な臭気で相手を倒すクサイハナに
サトシの放ったヒトカゲ・ゼニガメは
連続敗退。現実の“生物兵器”の恐ろし
さも想起させられ、視聴者の気持ちを
代弁するようにサトシがつぶやきます
「だめだ、こいつには勝てない・・・」

そのとき!

「ピカ〜」

ふりむくと、ピカチュウが立っている
(ここの涼しげな表情がイイのよ!)

サトシ「まさかお前・・・」
ピカチュウ「ピカ!」(=僕が闘うよ)

サトシ「勝ち目がないのに・・・」
ピカチュウ「ピーカピーカ」
(=やってみなくちゃわからないよ)

感極まったサトシ、
「ピカチュウ!」と抱きつく
「チャ〜」
二人の熱い抱擁

玉砕の美学、純粋な友情・・・やや
ファナティックな感情が爆発する
シーンです。
ただし、この後ロケット団の乱入によって
バトルは無しで終わるんだけどね。


第4位「母をたずねて三千里」
 〜第52話(最終回)
  「かあさんとジェノバへ」
●泣きポイントが無数にある作品で
あるが、私のツボにはまったのは・・・。
母さんと会えたマルコは一緒にイタリアへ
帰ることになる。復路では、往路に世話に
なった人たちに挨拶をして帰るのだが、
マルコがロサリオに向かうアンドレア・
ドリア号で世話になった船員・マリオが
ちゃんと出てくる!!ここです。
地球の裏側で今日も「イサベリータ〜」
と恋人の名を叫んでいるこの男に思いを
はせると、たまらない気持ちになりま
せんか?
このマリオ、故・富山敬氏が演じています。
第3位に続きます。


いよいよベストスリーの発表。


第3位「宇宙戦艦ヤマト」
 〜第25話
 「イスカンダル!!滅びゆくか愛の星よ!!」
●ヤマトですよ。やっぱり我々(←誰?)
はこの作品のインパクトが強かったんです。
ええと、次点として第10話「さらば太陽圏!
銀河より愛をこめて!!」についても一言
ふれておきたい。この回、地球との交信圏を
離れる前に乗組員が一人ずつ家族と話すんだけど
・・・家族のいない古代進はブースでぼんやり
してるんだよね(泣)
さて、最終回も近い25話。兄・古代守は
イスカンダルで生きていた!一緒に地球に
帰れると喜ぶ進。しかし、守とスターシャの
間にはいつか愛がめばえていたのだ。
ヤマト出航の日、見送るスターシャ、乗船
する古代守。涙を浮かべ立ち去ろうとする
スターシャをみて階段を駆け下りる守。
唯一の肉親の進が叫ぶ
「にいさん!!」

立ち止まる守、ゆっくり振り返って、言う

「進・・・ゆるしてくれっ」

駆け下りる守、スターシャと抱き合う。

ここですよ。あの、広川太一郎の
超カッコいいセリフ回し!
語尾が「くれっ」と消え入りそうになる
ところが、もう最高にシビレます!!


第2位「アルプスの少女ハイジ」
 〜第22話「遠いアルム」
●これも我々の涙腺を枯らしまくった
作品ですねえ。杉山佳寿子先生の
ハイジの声が最高に素晴らしいです。
それにしてもこのエピソード。
フランクフルトに連れてこられた
ハイジは山が見たくて仕方がない。
教会の高い塔からなら見れるかも、
という言葉を信じて塔に上るが
やっぱり見えるのは石の家の屋根ばかり。
「もう山は見れない、帰れない」
超・失意のハイジの顔にカメラが
回り込んでぐーっと寄ると・・・

無い!

無くなってるんです、ハイジのほっぺたの
赤い点が!!

ああ・・・
夢遊病まで、赤点なしハイジ。かわいそう。


さて、いよいよ第1位です。


第1位「新世紀エヴァンゲリオン」
 〜第弐拾参話「涙」
●「涙と感動のアニメ名場面」の
一位にふさわしいですね、ってまんまや。
でも、他の作品はティーンエイジャーの
時だからいいけど、これは30過ぎた
いい歳のオッサンが見て...ねえ。
しかし、綾波レイの涙。

「あっ・・・これが・・・涙?」

「泣いているのは、私・・・」

この作品については語りつくせぬものが
あるので、またお会いした時に詳しく
お話ししましょう。


そんなわけで、TV部門はこれで終了。
みんな知ってるメジャー作品ばかり
でしたね。

次回からは映画部門のベストテンです。

涙と感動のアニメ名場面(6)
2002年10月19日(土)

今度は「映画」版のベストテンです。
手短にいきたいと思います。

第10位「火垂るの墓」(88・新潮社)
 〜節子の絶命シーン
●これをどうコメントしろというのか

第9位「映画クレヨンしんちゃん
嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲」(01)
 〜「白い色は恋人の色」の流れるシーン
●イキナリ急所を突かれた、って感じです

第8位「わんぱく王子の大蛇退治」(63・東映)
 〜スサノオと八岐大蛇の対決シーン
●あの白い馬=天早駒のけなげな疾走は
何度見ても泣ける

第7位「時空の旅人」(86・角川)
 〜アギノ・ジロの最期
●時空のかなたにぶっ飛んで行くジロ・・・

第6位「火の鳥・鳳凰編」(86・角川)
 〜我王の涙
●彼の見つめる先には・・・感動のラスト

第5位「となりのトトロ」(88・徳間)
 〜もう日が沈む!サツキがふりかえるシーン
●そして森へダッシュ。お願い、トトロに会わせて!

第4位「劇場版とっとこハム太郎
ハムハムランド大冒険」(01)
 〜ハム太郎、心の叫び「ロコちゃ〜ん!!」
●ラスト近く。逆に、冒頭のスローモーションは爆笑

第3位「さらば宇宙戦艦ヤマト・愛の戦士たち」(78)
 〜次々とみんな死んでいくシーン
●これでおれのせいしゅんもおわりかなとつぶやいて♪

第2位「太陽の王子 ホルスの大冒険」(68・東映)
 〜ヒルダをリスのチロが説得するシーン
●チロ=小原乃梨子さんの初期の代表的名演技

第1位「長靴をはいた猫」(69・東映)
 〜オープニングタイトル
●猫でありながらねずみを助けた、という罪で
死刑宣告を受けたペロ。絞首台の縄を切って逃亡。
「ペロは死刑だ!!」の群集の声をバックに地平線を
駆けるペロのロングショット。そこに主題歌がはいる
絶妙のタイミング・・・。何十回みても胸が熱くなり
涙の流れる見事なオープニングです!!


こんな感じです。東映系ばかりネ。
外国のアニメ映画もあるんだけど、
もうキリがないのでやめます。
一言だけいうと、
「ウォーターシップダウンのうさぎたち」
の日本語吹き替え版は良かったです。
ヘーゼル=古川登志夫、ファイバー=杉山佳寿子
のコンビは言うまでもなく“あたるとテンちゃん”
で、仲がよいのが不思議。
ナレーションが「はたあすみ」という人。ラスト
の語りが、超・泣けました・・・。

のんきな主題歌
2002年10月20日(日)

日曜日ネタ。

私が小学生のころ、日曜の朝に
テレビで日曜大工の番組を
やっていました。番組タイトル
は失念しましたが、主題歌は
こんなのでした。


♪トントントンのガリガリ

ガリガリのトントントン

きれいな棚が

出来ちゃった

載せちゃった

おっと どっこい

落ちちゃった

自分でやることは

いいことだ

Do It Yourself

Do It Yourself♪


というもので、
いかにものんきなメロディと
アレンジで奏でられていました。

原辰徳
2002年10月21日(月)

プロ野球、終わりました。
まだ日本シリーズあるけど。

セ・リーグは巨人が優勝。
監督は、新監督の原辰徳。

子供の時、この人を生(なま)で見ました。

1974(昭和49)年。私は小学4年生。

自転車に乗って、兄に初めて連れて行って
もらった保土ヶ谷球場。着いてふらふら
していると、球場入りする選手たちがいて、
そのうちの一人が、爽やかな笑顔のハンサム
ボーイだったのよ。縦じまユニフォームの
背番号5番。

そのあと見た試合は東海大相模がバカ勝ち。
翌日の新聞で、その選手は「原(辰)三塁手」
という一年生選手だと知れました。

この文脈だと原のファンになった・・・と
続きそうだが名前を覚えたにすぎませんでした。

むしろピッチャーの伊東投手にすっかり
魅せられました。今も網膜に焼き付いている
あのアンダースローの美しい投球フォーム・・・

伊東投手を応援しているうちに県大会優勝、
そして甲子園。
逆転勝ちの連続で勝ち進み、すごく興奮した
なあ!あんなに高校野球に熱中したのは
このときが最初で最後。
定岡投手を擁する鹿児島実業に準決勝で
延長の末に敗れた時は本当にガッカリしました。

実は手元に、県大会優勝した時の新聞の
写真の切り抜きが残っています。

一番 杉山遊撃手
二番 原(雅)二塁手
三番 園田一塁手
四番 佐藤左翼手
五番 原(辰)三塁手
六番 津末右翼手
七番 岩崎捕手
八番 伊東投手
九番 鈴木中堅手

というメンバーでした。控え投手は
村中。岡部は・・・翌年だったかな?

と、いうことであれから30年近く
たってしまいました。
まあ原監督、がんばってください。
日本シリーズは西武応援するけどね。

エリックの青春
2002年10月22日(火)

月曜日にやってる海外TVドラマ
「ダークエンジェル」。

この作品、悪いオヤジ役でジョン・
サベージが出ています。
なかなか良い演技。

ジョン・サベージというと、
「ディア・ハンター」「ヘアー」に
出ていた爽やかな青年、というのが
一般的な認識でしょう。

私が見たこの人の映画で印象に
残っているのは「エリックの青春」。
むこうではTVムービーとして
放映されて、日本では劇場公開
された映画です。白血病のサッカー
選手の短い生涯を描いた作品。

この作品の主題歌をジョン・サベージ
が歌っているのです。
ギターに合わせてハミングみたいに
歌うんですが、
なんかの拍子にフト口ずさんでしまう
良い曲です。

大瀧詠一
2002年10月23日(水)

焼肉屋で「冷麺」を扱っています。
夏場はよく食べました。
店の前に「冷麺」というポスターが
貼ってあります。

これを見ると、どうしても頭の中で
イントロが鳴っちゃうんですよね

ジャンジャジャンジャン
ジャンジャジャンジャン
ジャンジャジャンジャン
ジャンジャジャンジャン

♪れ〜いめんでーこいをして〜

恥ずかしいですが人に言わなきゃ
いいか・・・
大瀧詠一の「A面で恋をして」。

恥ずかしい、と思っていたのですが
自身で「冷麺で恋をして」っていう
曲も歌ってるらしいですね。さすが。

娘は母に
2002年10月24日(木)

JRのマナー広告のキャラクター
「J子ちゃん」。
キリリとした表情で説教をいとわない、
田渕由美子のまんがの主人公のようだと
好感を持っていました。

最近JRに乗るようになって
ポスターを見てビックリ。
マモル君のお母さんの
「J子ママ」
になっていました。

いつのまにかお母さんになっていたの
ですね。

広告と一緒に時を重ねて行くわれわれ。
逆か。

赤坂5丁目
2002年10月25日(金)

用事があって、東京は赤坂に行きました。

TBSのショップがあって、店頭で
横浜ベイスターズのグッズが
売られていました。

そうか。

そうだった。



川崎球場で何かのプレゼントで
マルハのソーセージをもらった
記憶が一瞬よみがえりました。

大いなるさむけ
2002年10月26日(土)

この日記、古い話ばかりネ。

ローレンス・カスダン監督の
「再会の時」という映画がありました。
原題はThe Big Chill
仲間の葬式で集まった、団塊の世代の
群像を描いた作品です。

舞台はケビン・クラインの家だったかな。
夜、部屋で音楽をかけようとすると、
レコードはたくさんあるんだけど
昔の(60年代末の)ものしかなく、
ジェフ・ゴールドブラムがあきれて
叫ぶ

「この家には有史以前の音楽しかないのか!」


20年前に見た映画なのでセリフはうろ覚え
だけど、たしかこんな感じ。

なんとなく理解できる設定・場面でした。

宇宙猿人ゴリ(旧題)
2002年10月27日(日)

休みでCDショップに行ったら
でっかいダンボール箱の商品が
あり、何かと見たら
「スペクトルマン」のDVD
BOXでした。
ひえー、こんなの出てるの。


この番組で、私のトラウマ
ともなったエピソードが
あります。

悪い怪人?が魔女みたいなやつの回。
その美しい女に ある青年が魅了され
てしまう。しかし女は悪いやつで、
青年はなんでかわすれたけど独房?洞窟?
みたいなところに幽閉されてしまうのです。

で、水も食料もなく、やつれた青年、
ひげは伸び、目は落ち窪み・・・
悲惨な状態になる。

で、そんな青年が何をしてるかというと、
壁にその女の顔を描いてるんだよ!
そのうえ!
指を壁にこすりつけて、自らの血で
女の赤い唇を表現してるのだ!!

うーん。

そのあと話がどうなってどう終わったか
忘れたけど、この場面だけが非常に
印象に残りました。

その後ふと思い出し、

「人間の創作衝動というものは
 かくして生まれたのではなかろうか?」

などと考えたりしました。

おそるべし、「スペクトルマン」。
子供向けの番組なのに。
脚本家の人?の何かご経験が反映されて
いたのかもしれませんネ。

しかし、今 見返したくはないな〜。
きっとショボイ映像だろうから。


もう自分の頭の中だけでいいです。
あるイメージになっている
あの赤い唇の女の顔の絵は。

アクセス5000
2002年10月28日(月)

ここに書くのもなんなんですが、
自分のホームページのアクセス
カウントが5000を超えました。

あんまり更新してないのに
見にきてくれた人たちに感謝。

1999年(平成11年)に始めて、
3年半たちました。

まあ、目玉のあるサイトならば
ひと月もたたずに5000ぐらい
いくんでしょうけど、地味な
ページなので、カウントされて
いるだけでもすごいと思ったり。

たぶん、トップページからでなく
下のページから入ってる人も
多いと思うんですけどね。

サイトのリニューアルをしよう
しようと思いつつ、月日ばかりが
経ってしまいました。

まあ、あせらずボチボチやっていき
たいと思ってますので、
これからもよろしく。

舞姫3
2002年10月29日(火)

山岸凉子さんのまんが
「舞姫/テレプシコーラ」
の第3巻が出たので買って読みました。

面白い。

近作「白眼子」についてある人が
“熟練の語り口”
と評していたけれど、
「舞姫」についてもまさにそれが
あてはまりますね。

登場人物の心の動きの描き方が
すごく巧いんだーこれが。

それにしても この人の絵って不思議。
きわだった個性です。

凝り加減と抜き加減の配合が絶妙だ。


あなたが、
京浜東北線の車中で
山岸凉子のバレエまんがを読んでいる
サラリーマンを目撃したとしたら
それは僕です。

同じく
陸奥A子の新刊を読んでいたのも私。

同じく
西谷祥子さんの「花びら日記」を
読んでいたのも拙者でござる。

家に帰るまで待てないもので・・・。

窓と窓
2002年10月30日(水)

京浜東北線で横浜から品川方面へ向かう。
すると、ところどころで東海道線と
並んで走る場面があります。

学生の頃、この場面を映画で使えないかなあ
とイロイロ考えておりました。

窓越しの銃撃戦とか面白いだろうなあ

とか。
学生の頃8ミリ映画を撮っていた時に、
なんとかこの設定を使えないかと
頭をひねったんだけど、
当時は「携帯電話」もなく、タイミングを
合わせるのが困難と判断し、
結局、絵コンテを描いて想像するだけで
終わってしまいましたね。

しかし、並んで走っている電車の
窓を眺めているのは楽しいです。

観たい観たいと思いつつ、いまだに
みることができていない映画のひとつに
フィリップ・ド・ブロカ監督の
「ピストン野郎」というものがあります。
ジャン・ピエール・カッセル主演の
プレイボーイものらしいんだけど、
シーンの合間合間に登場する美女が
カトリーヌ・ドヌーブだそうで、
電車の窓越しに見えてあっと思うと
姿は見えない・・・という繰り返し
の趣向らしい。
洒落てるなあ。ぜひ観てみたい映画
なんだけど。

(番外編)
2002年10月30日(水)

宣伝してませんでしたが、この日記の
「掲示板」使えます。

もしも、この日記内容にコメントしてみよう
という人は、ご自由に書き込みしてください。

虫の声・黄色い花
2002年10月31日(木)

夜は涼しくなりましたね。
葉書を出そうと近くのポストへ。
草むらから RRRRR と
虫の声。しばし足を止めて
ああ、いい響きだなあ・・・
と聴いてみる。


会社からの帰り。JR駅前の
バス停の近くに黄色い花が。
これはなんという花だろう。
茎はコスモスのようであるが。
菊かな。きれいだな。


アイドル時代の菊池桃子の
コンサートのMCのような
ノリで書いてしまいましたが
秋は良いシーズンです。


日記の目次に戻る