2000.08.29
最近、雑誌「BRUTUS」で"日本のアニメベストテン"という特集があり(歌本付き)売れている模様。
そこで、自分も作ってみました(TVアニメのみ。映画は除外)。 今回思い出し作業をしてみて、自分は全然観てない−ということを改めて思い知りました。主に観てたのが、好きで観ていた中学までと、アニメ業界への就職をもくろんでいた大学時代のみなので、ものすごく偏りがあります。 |
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TVアニメBEST10
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「ルパン三世」(ファーストシリーズ) |
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本放送(当時小学2年?)から観て、全ての再放送を観たぞ。シリーズ前半のクールな雰囲気、後半のコメディ調ともに楽しめた。個人的には大塚周夫=声の石川五右衛門がサイコーに好き! 言うまでもなく音楽も最高。70年代の一大モニュメント。作画監督大塚康生リスペクト!! | |
「ひみつのアッコちゃん」(旧版) |
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寿司屋の娘でカンキチの姉ちゃんの、モコちゃんの大ファンです。原作(赤塚不二夫/未読)から面白いんだろうけど、チカとかガンモとか大将・少将とかの登場キャラがみんなイイ!(声も) | |
「新・オバケのQ太郎」 |
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ワールドミュージックにも通じる源初的ビートにあふれた主題歌=♪あのねQ太郎はね〜(オバケのQ太郎はね)←この後追いコーラスがプレスリーの曲っぽい=にシビレる! 能力の劣ったQ太郎に「犬が苦手でもいいんだ!」と熱い共感を覚えた少年時代(犬が苦手でした)。藤子イズムか。P子・O次郎といった兄弟キャラも最高。 余談ながら少年ジャンプ大連載「ジョジョの奇妙な冒険」で第3部主人公・空承承太郎が ホテルで"空承Q太郎"と記帳する重要シーンあり。 |
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「宇宙戦艦ヤマト」(ファーストシリーズ) |
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本放送は「ハイジ」の裏だったので観ておらず、観たのは再放送から。息苦しい展開だったけど、美しい音楽もロマンをかきたて、熱中して観たな〜。終盤の激しい戦闘(対ドメル戦→ガミラス本土決戦)はアニメ史上に残るテンションの高さ。効果音(爆音とか)が当時すごく新鮮だった。ちょっとしか出てこない古代君の兄貴(古代守)の声が広川太一郎だったのも得点高し! ...富山敬氏(古代進・声)の早すぎる死には心から御冥福をお祈りいたします。 | |
「エースをねらえ!」(ファーストシリーズ) |
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中学時代、卓球をやっていた根性の原動力はコレだ! 男子はみんな藤堂さんになったつもりで猛練習し、いつか合宿のランニング中に雨に見舞われ"木の下で岡ひろみを優しく抱きしめる"つもりでいたぞ!でもわが卓球部は「校内合宿」だったので、そのシチュエーションは無理だった!(高原に行かないと...) 原作・山本鈴美香のラフな絵をうまくアニメ化してるのに感心。エンディングの歌を聴けば泣くパブロフの犬人間。 |
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「うる星やつら」(シリーズ前半) |
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異常にナンセンスなストーリー、ひねった画面構成、凝った編集・カット割りと、学生映画製作者をうならせたカルトアニメ。前半のチーフディレクターは押井守(学芸大映研出身)。ゴールデンタイムによくこんなのやってたな。毎回収拾のつかないエンディングで流れる曲があるんだけど脳に深くインプットされていて、(真面目な)会議の時など頭の中で自動的に流れます。 |
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「は〜いステップジュン」 |
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見てる人が少ないと思うんで説明すると、日曜の朝やってたアニメで原作は「バツ&テリー」の大島やすいち(マガジン)。チビでメカマニアの女の子とバイク乗りの不良っぽい男の子の織り成すラブコメ。毎回女の子の作ったロボットが珍騒動を起こすという他愛も無い話しなんだけど、佐藤順一ディレクターの木目細かい演出で、毎回ホロリとさせた。歴史に埋没させたくないのであえてテン入り! |
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「機動戦士Zガンダム」 |
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なんでZ(ゼータ)なの?と疑問を抱いた貴兄へ。神経をさいなむような、肉体の力でも機械の能力でもない"精神戦"をこれでもかこれでもか...と描いた 戦闘表現の極北がここにあります。切ない主題歌が泣かせる、カラオケ必唱。いまや海外ドラマの吹き替えで超売れっ子の堀内賢雄(ほりうちけんゆう)の名前を覚えたのはこの作品。 |
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「ダーティペア」 |
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高千穂遙原作のSFアクション。チャーリーズエンジェルみたいな(ちょっと違うか)主人公の美女ペアが、トラブルを解決するけどそれ以上の被害(惑星の爆発!等)を引き起こす...という毎回ワンパターンな話をテンポ良く描く。井上敏樹というシナリオライターの書いた回がナンセンスの極みで、大いに楽しんだ。 |
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「新世紀エヴァンゲリオン」 |
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前にも感想書いたんで省略。 |
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補記(落ち穂拾い) |
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●一時期熱中したんだけど、全話観てないので語る資格ナシ!と割愛したのは「母をたずねて三千里」(音楽が最高、ほとんどミュージカル)、「愛の若草物語」(名作) (自分は声優で評価を決定している?...。でも皆も好きなハズ) 以上 |