「批評リスト」となっているのですが、“批評”の伴わないただの“紹介”や、
名前が出てくるだけ・・・というようなものも混在しています。その点ご了承下さい。いかんせん個人での調査ゆえ行き届いておりませんので、皆様からの情報提供
をお待ちしております!
SEQ | 筆者 | タイトル | ページ数 | 枚数 | |
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媒体区分 | 掲載された雑誌・新聞・書籍名 | 版元 | 発行日 | ||
文章カテゴリー | コメント | ||||
−1977(昭和52)年− |
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* | みなもと太郎 | お楽しみはこれもなのじゃ 考えるマンガ ●樹村みのり−「トミイ」 |
1 | * | |
雑誌 | マンガ少年 1977年*月号 | 朝日ソノラマ | 1977年 *月 |
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作品論・作家論 | 「考えるマンガ」の回は「赤色エレジー」(林静一)・「沼」(つげ義春)・「トミイ」・「モジャ公」(藤子不二雄)の四編が取り上げられている。
単行本『マンガの名セリフ おたのしみはこれもなのじゃ』 |
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* | 川本 三郎 | 陸奥A子著『たそがれ時に見つけたの』/倉多江美著『樹の実草の実』/樹村みのり著『ポケットの中の季節2』 | 5 | * | |
雑誌 | 漫画アクション増刊 | 双葉社 | 1977年 9月 |
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作家論 | 少女マンガの新刊評。三冊をとりあげ、それぞれの作家論を展開している。
単行本『読書のフットルース』(講談社・1986年10月20日発行)に収録。 |
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* | 山口幸子 | わたしの好きなコミックス教えてあげる! ☆翼のない鳥 プチコミック初夏の号 樹村みのり 「プロプシイおばあちゃまのまんが案内」のページ内 |
1 | * | |
雑誌 | ペーパームーン8号(1977年10月号) 特集・ニューヨークに行けば愛がある |
新書館 | 1977年 10月 |
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読者投稿 | 五泉市の読者からの投稿文 | ||||
* | 荒俣 宏 | <超少女>の寓話 | * | * | |
雑誌 | 月刊ペン 1977年11月号 | * | 1977年 11月 |
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(少女漫画概論) | 「おねえさんの結婚」の本棚の作家名(ラブクラフト,スタージョン)について言及されている。
単行本『マンガ批評大系2 アキラ・バカボン・レッド星』に収録 |
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* | (無署名) | ズームアップ 樹村みのりの世界
「ペーパームーン新聞」の中の一記事 |
1 | * | |
雑誌 | ペーパームーン9号(1977年12月号) 特集=ふしぎな世界 |
新書館 | 1977年 12月 |
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紹介文 | 「見えない秋」「病気の日」「跳べないとび箱」を紹介 | ||||
−1978(昭和53)年− |
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* | 亜庭 じゅん | 伸びてゆくもの −樹村みのり論ノート・断章 |
8 | * | |
研究誌 | 漫画新批評大系 | 迷宮 | 1978年*月 | ||
作家論 | セリフ引用をまじえた作家論。
『別冊宝島13 マンガ論争!』(1979年5月1日発行)に収録 |
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* | みなもと太郎 | お楽しみはこれもなのじゃ ふたたび少女マンガ ●樹村みのり−「おとうと」 |
1 | * | |
雑誌 | マンガ少年 1978年*月号 | 朝日ソノラマ | 1978年 *月 |
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作品論・作家論 | 「ふたたび少女マンガ」の回は「かわいそうなママ」(萩尾望都)・「しあわせという名の女」(もりたじゅん)・「ファイヤー!」(水野英子)・「おとうと」の四編が取り上げられている。
単行本『マンガの名セリフ おたのしみはこれもなのじゃ』 |
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* | 真崎 守 | 樹村みのりさんとその読者へはげましの おたよりを書きたくなってしまった。 |
4 | * | |
単行本 | ロマンコミック自選全集 樹村みのり 病気の日 |
主婦の友社 | 1978年 11月1日 |
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作家論 | 単行本の巻末解説 | ||||
* | 斎藤 次郎 | 樹村みのり論−「見えない秋」を中心に− | 9 | * | |
雑誌 | まんが専門誌 だっくす 1978年11月号 特集/樹村みのり |
清彗社 | 1978年 10月15日 |
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作家論 | 未完。次号へ続く | ||||
* | 斎藤 次郎 | 樹村みのり論−菜の花畑シリーズを中心に− | 9 | * | |
雑誌 | まんが専門誌 だっくす 1978年12月号 特集/今飛び立つ少女マンガの世界 |
清彗社 | 1978年 12月1日 |
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作家論 | 前号の続き。完結 | ||||
* | 川本 三郎 | ティーチ・イン斎藤正治4 もう、まんがには応援団はいらないんだ ゲスト/川本三郎 |
10 | * | |
雑誌 | まんが専門誌 だっくす 1978年12月号 特集/今飛び立つ少女マンガの世界 |
清彗社 | 1978年 12月1日 |
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作家論 | 対談中、二度ほど樹村みのりさんに言及 | ||||
−1979(昭和54)年− |
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* | 村上 知彦 | 孤独な子どもの<場所> | 9 | * | |
単行本 | 黄昏通信(トワイライト・タイムス) 同時代まんがのために |
ブロンズ社 | 1979年 2月10日 |
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作家論 | 同書内では別章「七〇年代グラフィティ」「青年まんがとしての少女まんが」でも樹村みのり作品のセリフ引用、言及がある。本書の本文書き出しにあたる「七〇年代グラフィティ」では冒頭に「わたしたちの始まり」のカットが掲載されている。
のちに増補版で文庫化「イッツ・オンリー・コミックス」(廣済堂文庫) |
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* | かがみばら ひとみ |
菜の花畑でつかまえて −少女マンガのモブ・シーン’79 | 10 | * | |
ムック本 | 別冊宝島13 復刻版 マンガ論争! |
JICC(ジック) 出版局 |
1979年 5月1日 |
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状況論 | いわゆる“24年組”の動向を中心とした少女漫画界の状況論。樹村みのりさんについても言及されている。文章のタイトルは樹村作品を意識?(文中に作品名は無い) | ||||
* | 鶴見 俊輔 | 『ポケットの中の季節』樹村みのり 宝石趣味のマンガ界/菜の花畑の少女/ 自分の中に住む存在 マンガの主人公(続・マンガの主人公)の一編 |
4 | * | |
新聞連載記事 | 京都新聞社・共同通信社配信 | 京都新聞社・共同通信社 | 1979年*月 (1980年*月) |
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作品論 | 単行本『昭和マンガのヒーローたち』(講談社・1987年1月発行)に収録。
単行本『鶴見俊輔集−7 漫画の読者として』(筑摩書房・1991年7月15日発行)にも収録、「昭和マンガのヒーローたち」の章。 |
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−1980(昭和55)年− |
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* | 米沢 嘉博 | 47 新展開の予兆−新たなる問題意識と新たなるモチーフ
54 『りぼんコミック』グループの誕生 84 熱い思いを抱いて−ささやななえと樹村みのり |
* | * | |
単行本 | 戦後少女マンガ史 | 新評社 | 1980年 1月10日 |
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(少女漫画概論) | 「新展開の予兆」では「ふたりだけの空」「雨」、
「『りぼんコミック』グループの誕生」では同誌掲載の諸作、 「熱い思いを抱いて」では「翼のない鳥」「わたしたちの始まり」「星に住む人びと」について言及されている。 |
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* | 野良魚 | あ、異性の私がいる−樹村みのり
「読者の批評・私の好きな、まんが家たち」の一編 |
3 | * | |
まんが情報誌 | まんが専門誌 ぱふ 1980年1・2月号 特集・林静一の世界 |
雑草社 | 1980年 |
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作家論 | ぱふ誌が募集した「読者の評論」の入選作 | ||||
* | 村上 知彦 | GYAのまんが月評9 10月はいくつある GYAのまんが月評10 |
6 | * | |
まんが情報誌 | まんが専門誌 ぱふ 1980年1・2月号 特集・林静一の世界 |
雑草社 | 1980年 |
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作品評 | 「月評9」では坂口尚「たつまきを売る老人」評の中で樹村みのり「Flight」の作品名が出てくる。
「月評10」では「直美さんが行く!」と、「パサジェルカ<女船客>」の連載一回目のレビューがある。 |
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* | 村上 知彦 | GYAのまんが月評10 十一月は・・・十一月の・・・十一月に・・・ うう、思いつかん・・・(後編) |
3 | * | |
まんが情報誌 | まんが専門誌 ぱふ 1980年3月号 特集・吾妻ひでおの世界 |
雑草社 | 1980年 |
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作品評 | 「ルイ子さんのメガネ」のレビューがある。 | ||||
* | 佐々木 淳子 | 「ヒューマンな作家」樹村みのり あくなき向上心
「特集・花の24年組−その限りない飛翔」の中で |
2 | * | |
まんが雑誌 | 少年/少女SFマンガ競作大全集PART6 | 東京三世社 | 1980年 7月1日 |
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作家論 | 前半三分の一が編集部のコメントで、後半部が佐々木淳子さんによる“アシスタント記”となる。 佐々木淳子さんによるカット一葉 |
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* | ささや ななえ | 新幹線ひかり号の四つの空席
隔号連載「井草日記」の一編 |
2 | * | |
映画雑誌 | キネマ旬報 | キネマ旬報 | 1980年 *月*日 |
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(エピソード) | ささや・樹村・山岸凉子氏と某編集部員の四人での京都旅行にて発生したある事件・・・。本件のキーパーソンは樹村みのりさん。 同一事件を樹村さん側から描いた文章「京都ずっこけ女旅」(『新しい女性1978年6月号』掲載)とあわせて読むと楽しさ倍増。 単行本『井草日記 PART−1』(角川書店・1984年4月30日発行)に収録 |
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−1981(昭和56)年− |
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* | 竹内 オサム | 樹村みのりの光と風 | 14 | * | |
研究誌 | 児童漫画研究 第二号 | 竹内オサム | 1981年 3月30日 |
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作品論・作家論 | 非常に分析的な作家・作品論。必読 | ||||
* | 諏訪 優 | 樹村みのり 菜の花畑のむこうのむこう | 7 | * | |
雑誌 | ユリイカ 1981年7月臨時増刊号 総特集・少女マンガ |
青土社 | 1981年 7月10日 |
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作品論・作家論 | 文学者の感想文 | ||||
* | 有川 優 | 《書評》カインの幽霊 樹村みのり「海辺のカイン」(講談社)「悪い子」(潮出版社) |
2 | * | |
雑誌 | マンガ奇想天外 SFマンガ大全集NO.7 | 奇想天外社 | 1981年 8月15日 |
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作品論・作家論 | 聖書にも言及、“原罪”というキーワードからの作家論 | ||||
−1982(昭和57)年− |
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* | 林 由紀子 | コミックス・アト・ランダム 学園物、ギャグ、ラブロマンス、SFなど 秋の夜長にコミックス! |
2 | * | |
まんが情報誌 | まんが専門誌 ぱふ 1982年12月号 特集・さべあのま |
雑草社 | 1982年 11月1日 |
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単行本の紹介 | 単行本『星に住む人びと』の紹介がある | ||||
−1983(昭和58)年− |
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* | 一杉 悦子 | 樹村さんのあの作品について | 1 | * | |
まんが情報誌 | まんが専門誌 ぱふ 1983年2月号 特集・高橋葉介 |
雑草社 | 1983年 | ||
読者コーナー | 「わたしたちの始まり」がコミックで出ていないかと質問。編集部が単行本『星に住む人びと』に収録されている旨を回答 | ||||
* | (無署名) | COMICS REVIEW ジョーン・Bの夏 樹村みのり |
1 | * | |
まんが情報誌 | まんが専門誌 ぱふ 1983年4月号 特集・82年まんがベストテン |
雑草社 | 1983年 3月1日 |
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単行本の紹介 | 単行本『ジョーン・Bの夏』の紹介 | ||||
* | 中沢 晃 |
「海の手帳」のコーナー内 COMICS樹村みのり『ジョーン・Bの夏』 |
1 | * | |
文芸誌 | 海 | 中央公論社 | 1983年 5月 |
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作家論・作品論 | 作品「ジョーン・Bの夏」評 | ||||
* | 萩尾 なおみ | メニュー3・凝ったデザート 本格的コミック評 樹村みのりには、リアルな 大人の恋を描いてほしい 「本のレストラン」のコーナー内 |
1 | * | |
週刊誌 | 週刊宝石 1983年11月4日号 | 光文社 | 1983年 11月4日 |
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作家論・作品論 | 樹村みのり嫌いの筆者による異色の文章。作品「夜の少年」評 | ||||
−1984(昭和59)年− |
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* | 鶴見 俊輔 | 戦後日本の漫画 | * | * | |
単行本 | 戦後日本の大衆文化史 | 岩波書店 | 1984年 2月29日 |
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文化論 | 1980年にカナダのマッギル大学で行なった講演録。「戦後日本の漫画」は1月31日の第三回。紙芝居、貸本、女性漫画−という流れで講義。女性漫画において竹宮恵子・萩尾望都・大島弓子と共に“重要な人”として樹村みのりさんにふれている。 | ||||
* | 佐々木 けいこ | まんが家リレー・インタビュー《第4回》佐々木けいこ | 7 | * | |
まんが情報誌 | まんが専門誌 ぱふ 1984年5月号 | 雑草社 | 1984年*月*日 | ||
アシスタント記 | “信長くんシリーズ”などで有名なまんが家・佐々木けいこさんのインタビュー記事。「樹村みのり先生や山岸凉子先生など」のアシスタントをしていたとの発言がある。 | ||||
−1985(昭和60)年− |
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−1986(昭和61)年− |
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* | 井上 令子 | 樹村みのり 人間の孤立にこだわって | 1 | * | |
文芸誌 | 思想の科学 No.75 1986年4月号 主題・「戦後世代」107人 |
* | 1986年 4月 |
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作家論 | 作品のセリフを引用した作家論。 イラストは勝又進 |
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* | 中島 梓 | 第二章 神話の時代 | 1 | * | |
単行本 | マンガ青春記 | 集英社 | 1986年 9月25日 |
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エッセイ | 文中で「あした輝く星」「雨」のタイトル名が挙がっている。
文庫化、1989年12月20日発行(集英社文庫) |
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−1987(昭和62)年− |
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* | 竹内 オサム | 樹村みのりの光と風 | 9 | * | |
研究誌 | 文学と教育の研究 1987年第6号 | 大阪文学教育研究会 | 1987年 11月30日 |
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作品論・作家論 | 以前『児童漫画研究』に掲載された文章の短縮版。
単行本『マンガ批評大系2 アキラ・バカボン・レッド星』に収録 |
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−1988(昭和63)年− |
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* | 吉川 幸子 | 読者の綴る話題作 春の足おと |
1 | * | |
まんが情報誌 | まんが情報誌 ぱふ 1988年7月号 特集・花のあすか組! |
雑草社 | 1988年 7月 |
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読者投稿文 | 北海道の読者からの投稿 | ||||
* | 米沢 嘉博 | 女性によるマンガ表現の歩み 少女マンガを中心に | 1 | * | |
単行本 | スピーチバルーン・パレード マンガをめぐる女たちの冒険 |
河出書房新社 | 1988年 9月20日 |
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(マンガ史) | 女性マンガ家18人へのインタビュー集(インタビュー:米沢嘉博)。 登場するマンガ家は川原泉・杉浦日向子・中田雅喜・近藤ようこ・高口里純・めるへんめーかー・吉田秋生・石坂啓・松苗あけみ・宮脇明子・吉田まゆみ・ささやななえ・竹宮恵子・美内すずえ・一条ゆかり・大和和紀・里中満智子・牧美也子。 巻末の付篇:米沢嘉博「女性によるマンガ表現の歩み 少女マンガを中心に」P17において雑誌『りぼんコミック』にふれた部分で樹村作品「海へ…」「カルナバル」について言及あり。 |
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* | 川本 三郎 | (献辞) | * | * | |
単行本 | マイ・バック・ページ | 河出書房新社 | 1988年 12月1日 |
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(献辞) | 冒頭の献辞に「贈り物」のモノローグを引用。
初出は雑誌『Switch』1986年2月〜1987年12月号の連載。 |
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* | 竹内 オサム | 賢治をめぐるマンガ家の幻想 | 4 | * | |
研究誌 | 日本児童文学 1988年11月号 特集。宮沢賢治の現在1 |
日本児童文学者協会 | 1988年 11月1日 |
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作品紹介 | 森雅之・藤原カムイ・ますむらひろしの作品について。 樹村みのりさんの作品もある『宮澤賢治漫画館』についても触れられている |
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−1989(平成元)年− |
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* | 石子 順 | ポケットの中の季節 ●樹村みのり● | 4 | * | |
単行本 | 戦後漫画の主人公たち | 草の根出版会 | 1989年 1月25日 |
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作品紹介 | 「海へ……」を紹介 | ||||
* | 氷室 冴子 | 1 オリンピックいろいろ | * | * | |
単行本 | プレイバックへようこそ | 角川書店 | 1989年 9月30日 |
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世代・文化論 | 72年の連合赤軍リンチ事件にふれて、「星に住む人びと」を紹介している。文意から「贈り物」のようにも思えるが? | ||||
* | 富岡 幸一郎 | 「秋日子かく語りき」大島弓子(角川書店) | 1 | 105 | |
雑誌 | BOOKMAN 1989年4月号 (第24号) 特集 世の中、マンガ |
トパーズプレス | 1989年 4月 |
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まんが評 | 「女の世の中」という少女マンガを扱ったパートでの「’80年代精選傑作漫読大会」という三人の評者による短文の紹介コーナー。「秋日子かく語りき」の欄なのだが樹村みのりさんの「フライト」について触れられている。 | ||||
−1990(平成2)年− |
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* | 竹内 オサム | 樹村みのり|きむら・みのり | 1 | * | |
人名事典 | [現代日本]朝日人物事典 | 朝日新聞社 | 1990年 12月10日 |
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人物解説 | 人名事典の一項目 | ||||
−1991(平成3)年− |
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* | 米沢 嘉博 | りぼんカラーシリーズの世界 −感動とボリュームの読み切り付録 メッセージと表現と−りぼんコミックの先鋭さ 問いかける者たち |
* | * | |
ムック本 | 別冊太陽 子どもの昭和史 少女マンガの世界2 昭和三十八年−六十四年 |
平凡社 | 1991年 10月17日 |
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(少女漫画概論) | 「りぼんカラーシリーズの世界」では『ふたりだけの空』のタイトルあり。
「メッセージと表現と」では「海へ・・・」(扉絵図版あり)、「冬の花火」 「問いかける者たち」では小・作家論、「ピクニック」扉絵図版あり。 |
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−1992(平成4)年− |
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* | 井口 成人 (テレビリポーター) |
マイ・ベスト5 | 1 | * | |
文庫本 | 大アンケートによる 少年少女マンガベスト100 |
文藝春秋 | 1992年 8月10日 |
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アンケート回答 | コメント中で樹村みのりさんに言及。 1位「鉄腕アトム」 |
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* | 斎藤 英治 (翻訳家) |
マイ・ベスト5 第3位 40−0(フォーティ・ラブ) 樹村みのり |
1 | * | |
文庫本 | 大アンケートによる 少年少女マンガベスト100 |
文藝春秋 | 1992年 8月10日 |
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アンケート回答 | 1位「バナナブレッドのプディング」 | ||||
* | 川本 三郎 | マイ・ベスト5 | 1 | * | |
文庫本 | 大アンケートによる 少年少女マンガベスト100 |
文藝春秋 | 1992年 8月10日 |
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アンケート回答 | コメント中で樹村みのりさんに言及。 1位「バット君」(井上一雄) |
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* | 野村 正昭 (映画評論家) |
マイ・ベスト5 第3位 ポケットの中の季節 樹村みのり |
1 | * | |
文庫本 | 大アンケートによる 少年少女マンガベスト100 |
文藝春秋 | 1992年 8月10日 |
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アンケート回答 | 1位「フィルムは生きている」 | ||||
* | 大森 望 (評論家) |
マイ・ベスト5 第5位 ポケットの中の季節 樹村みのり |
1 | * | |
文庫本 | 大アンケートによる 少年少女マンガベスト100 |
文藝春秋 | 1992年 8月10日 |
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アンケート回答 | 1位「ANGEL」(遊人) | ||||
* | 花井 愛子 | 8位 菜の花畑のむこうとこちら 樹村みのり
「大アンケートによる永遠の少女マンガベスト100」の一回答 |
1 | * | |
雑誌 | クレア 1992年9月号 特集・THE 少女マンガ!! 夢の永久保存版 |
文藝春秋 | 1992年 9月1日 |
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アンケート回答 | 選出のコメントで「菜の花畑〜」にも一言あり | ||||
* | 高山 宏 | メディア・コミックス わずか四〇年で四〇〇年全表象史を駆け抜ける |
43 | * | |
単行本 | コミックメディア 柔らかい情報装置としてのマンガ |
NTT出版 | 1992年 12月7日 |
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(マンガ表現論) | 文中二度ほど樹村みのりさんの名前が出てくる | ||||
−1993(平成5)年− |
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* | 中村 公彦 | そーかつ 女性まんが | 1 | * | |
まんが情報誌 | まんが情報誌 ぱふ 1993年1月号 特集・帯をギュッとね! |
雑草社 | 1993年 1月 |
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新作紹介 | 「彼らの犯罪」を紹介 | ||||
−1994(平成6)年− |
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* | 竹内 オサム | マンガに描かれた子どもの犯罪 | 5 | * | |
研究誌 | 日本児童文学 1994年5月号 特集・児童文学に描かれた<犯罪> |
日本児童文学者協会 | 1994年 5月1日 |
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漫画論 | 手塚治虫と萩尾望都を中心とした論文。関連して「贈り物」にも触れられている | ||||
−1995(平成7)年− |
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* | 長谷 邦夫 | 昭和48年〜53年 | 3 | * | |
単行本 | ニッポン名作漫画名鑑 | データハウス | 1995年 2月29日 |
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状況論 | 昭和48年〜53年の漫画界の概論。別コミを中心にした少女マンガの変革などに触れ、樹村みのりさんの「菜の花畑のこちら側」のタイトルが挙げられている。
また、本書では「レディースコミックガイド」として樹村作品収録の夢枕獏・編「少女マンガ館」を紹介している。 |
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* | 竹内 オサム | 第八章 少女マンガの台頭とエロ劇画の世界 | 5 | * | |
単行本 | 戦後マンガ50年史 | 筑摩書房 | 1995年 3月30日 |
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漫画史 | いわゆる“花の24年組”の台頭を記述した章で、樹村みのりさんについて特記されている | ||||
* | 小野寺 由起 | 私的少女マンガグラフィティ −70年代を中心に | 10 | * | |
雑誌 | Imago 1995年4月号 特集=少女マンガ |
青土社 | 1995年 4月 |
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作家論 | 思い入れのある少女マンガ家が取り上げられており、一番最初に樹村みのりさんについて書かれている。 | ||||
−1996(平成8)年− |
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* | 菊池 流水 | 樹村みのりさんのマンガが楽しみ
『こえ』欄に掲載 |
1 | * | |
新聞記事 | ふぇみん 1996年3月15日
第4面 |
婦人民主 クラブ |
1996年 3月15日 |
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読者投稿 | 吹田市の読者からの投稿。 次号『ふぇみん』掲載の「不思議の国の花子さん」の作中、ネコの“もも”が 「先号の『こえ』には泣いちゃったゾ」とコマの隅でしゃべっている |
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* | 篠田 美津代 | 期待してます 樹村みのりさんの漫画 『私のひとこと』欄に掲載 |
1 | * | |
新聞記事 | ふぇみん 1996年4月25日
第1面 |
婦人民主 クラブ |
1996年 4月25日 |
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コラム | 京都洛友支部の人が筆者 | ||||
−1997(平成9)年− |
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* | 竹内 オサム | 私のこの一冊 『贈り物』樹村みのり作
「過去と向き合うにはシビアな覚悟を |
2 | * | |
単行本 | コミック学のみかた。 | 朝日新聞社 | 1997年 5月20日 |
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作品論 | 作品・作家へのオマージュ | ||||
−1998(平成10)年− |
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* | 藤本 由香里 | レズビアン・女であることを愛せるか 女という浸透圧 |
* | * | |
単行本 | 私の居場所はどこにあるの? 少女マンガが映す心のかたち |
学陽書房 | 1998年 3月25日 |
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作品論 | 「海辺のカイン」「母親の娘たち」について論評。
初出は雑誌『イマーゴ』1991年8月号。単行本収録時に大幅に加筆・再構成 |
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* | 竹内 オサム | 樹村みのり「贈り物」 飛び離れた時間を重ね合わせて 子供の感性で青春の意味を問う姿勢が胸を打つ 特集中の「少女まんが家 作家作品評」の一編 |
1 | * | |
まんが情報誌 | コミックボックス 1998年8月号 特集・20世紀の少女まんが |
ふゅーじょんぷろだくと | 1998年 8月1日 |
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作品評 | 単行本『漫画・まんが・マンガ』(青弓社・1998年3月30日)に収録 | ||||
* | ヤマダ トモコ | まんが用語<24年組>は誰を指すのか? | 6 | * | |
まんが情報誌 | コミックボックス 1998年8月号 特集・20世紀の少女まんが |
ふゅーじょんぷろだくと | 1998年 8月1日 |
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少女まんが論 | 樹村みのりさんの名前も複数回出てくる。 詳細な注も付いた必読の一文 |
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−1999(平成11)年− |
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* | (無署名) | 母娘問題 広がる関心 漫画2作品 時代の要求で復刊 愛されず「自分」拒否|母の“人形”から脱却 |
1 | * | |
新聞記事 | 読売新聞 1999年2月22日 夕刊
(社会面) |
読売新聞社 | 1999年 2月22日 |
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単行本刊行を紹介 | 復刊経緯の解説、樹村みのりさんのコメント、 ヤンソン柳沢由美子さんの話 |
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* | 長谷川 裕 | 第6章 夢のかなたへ消えた貸本マンガ | * | * | |
単行本 | 貸本屋のぼくはマンガに夢中だった | 草思社 | 1999年 4月30日 |
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(エピソード) | 貸本屋を閉店する時のエピソードに樹村みのりさんの本が出てくる | ||||
* | 小形 克宏 | 菜の花畑のむこうとこちら 樹村みのり ブロンズ社(現在絶版) 特集中の「マンガ読みの達人たちが保証、推薦する芥川賞候補マンガたち/このマンガにこそ芥川賞を!」の一回答 |
1 | * | |
書籍情報誌 | ダ・ヴィンチ 1999年5月号 特集・芥川賞をとらせたいマンガ |
メディアファクトリー | 1999年 5月6日 |
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(アンケート) | 各人三作を推薦。小形氏は「菜の花畑〜」「いつもポケットにショパン」「石の花」を選出。各作にコメントあり | ||||
* | 村上 知彦 | まんがワールド 母親の娘たち 冷静な筆で本質描く |
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新聞記事 | 日本経済新聞 1999年5月25日 夕刊
第6面(文化面) |
日本経済新聞社 | 1999年 5月25日 |
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作家論 | ヘルスワーク協会の作品集刊行の受けとめ方 | ||||
* | 今 秀生 | この8冊で行楽疲れを撃退せよ! 今日の糧・貧乏人には何連休だろうが関係ねぇよ ケッの5月 「COMIC BOX VIEWS」の中の一記事 |
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まんが情報誌 | コミックボックス 1999年6月号 特集・ドラマチックロボットアニメ |
ふゅーじょんぷろだくと | 1999年 6月1日 |
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単行本の紹介 | ヘルスワーク協会から刊行された「海辺のカイン」「母親の娘たち」の紹介 | ||||
* | (無署名) | 読む 悪い子 樹村みのり著 |
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新聞記事 | 朝日新聞 1999年7月11日
第15面(家庭面) |
朝日新聞社 | 1999年 7月11日 |
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単行本紹介 | 短文の紹介記事 | ||||
* | 藤本 由香里 | 漫画羅針盤 菜の花畑のむこうとこちら |
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週刊誌 | 週刊文春 | 文藝春秋 | 1999年 8月5日 |
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作家論 | 作家論 | ||||
* | 島田 菜穂子 | 独自の地平に立つ人
「私がオタク(って言葉は無かったけどさ)な中学生 |
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同人誌 | 私がAだった頃 | 島田菜穂子 | 1999年 12月26日 |
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作品論・作家論 | コマ割り、ペンタッチにも言及 | ||||
* | いしかわ じゅん |
こだわりのコミック ぼくが、読者であったころに 彼女は優れた表現者であった 悪い子/菜の花畑のむこうとこちら 樹村みのり |
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週刊誌 | 週刊宝石 | 光文社 | 1999年 7月15日 |
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作家論 | 作家論 | ||||
−2000(平成12)年− |
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* | 井澤 里佐 | 海辺のカイン 樹村みのり | 2 | * | |
単行本 | だって読みたいんだもん 少女マンガベスト100 |
ソニー・マガジンズ | 2000年 4月20日 |
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作品論 | 単行本の著者名は“少女漫画発掘研究所”。作品のレビュー | ||||
−2001(平成13)年− |
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* | 山本 敦司 | 21世紀に残す名作マンガBEST100! 第92位 ポケットの中の季節 |
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文庫本 | 21世紀に残す名作マンガ BEST100! |
竹書房 | 2001年 2月6日 |
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作品解説 | 『空手バカ一代』と同順位。解説は山本敦司氏が執筆、同じページに竹内オサム氏の「選者のコメント」も掲載。 単行本の編著名は“日本漫画遺産振興委員会・G.B.”。 |
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* | (無署名) | 世代別マンガBEST10/50代以上・女性 第6位 ポケットの中の季節 |
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文庫本 | 21世紀に残す名作マンガ BEST100! |
竹書房 | 2001年 2月6日 |
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作品解説 | 『カムイ伝』と同順位。 | ||||
* | 竹内 オサム | アンケート個人回答 第3位 ポケットの中の季節 |
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文庫本 | 21世紀に残す名作マンガ BEST100! |
竹書房 | 2001年 2月6日 |
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(アンケート回答) | 1位「鉄腕アトム」、2位「少年王者」、4位「サザエさん」、5位「がきデカ」 | ||||
* | 藤原 伊織 (作家) |
アンケート個人回答 第5位 ポケットの中の季節 |
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文庫本 | 21世紀に残す名作マンガ BEST100! |
竹書房 | 2001年 2月6日 |
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(アンケート回答) | 1位「あしたのジョー」、2位「ジロがゆく」、3位「子連れ狼」、4位「おそ松くん」 | ||||
* | ノザキ ユリ | 少年愛ばかりが少女マンガじゃない! 女だけの世界 |
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単行本 | 20世紀少女マンガ天国 | エンターブレイン | 2001年 7月11日 |
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作品紹介 | 女性同性愛を描いた作品の紹介。「海辺のカイン」が異色作として挙げられている | ||||
* | (無署名) | 映画『光の雨』関連書籍一覧 | 1 | * | |
映画パンフレット | 映画『光の雨』パンフレット | シネカノン | 2001年 12月8日 |
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(関連書籍の表) | 一覧の“関連小説など”カテゴリーに 『樹村みのり作品集(子ども編)』「贈り物」所収 の記載あり。 また、パンフレット最終ページに「贈り物」作中モノローグの抜粋掲載あり |
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−2002(平成14)年− |
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* | 高野 文子 | 高野文子ロングインタビュー | 6 | * | |
書店発行の冊子 | 月刊まんがの森 2002年3月号 | まんがの森 | 2002年 2月28日 |
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まんが家インタビュー | 『黄色い本』執筆時に思い浮かべていた先輩まんが家の一人として樹村みのりさんの名を挙げている。
インタビュアーは印口崇氏(こちらで読むことができる) |
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* | 土屋 敏 | 樹村みのり1974→2001『光の雨』と『贈り物』 “生きるすべての人が幸福になる世の中”を求めるこころ 「COMIC BOX CLIP」の中の一記事 |
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まんが情報誌 | コミックボックス 2002年6月号 | ふゅーじょんぷろだくと | 2002年 5月22日 |
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作品論 | 映画『光の雨』パンフレットに「贈り物」のモノローグが引用されていることからの雑感 | ||||
* | 野口 文雄 | ガロとCOMが共存した5年間 | 2 | * | |
雑誌 | 季刊ユジク 2002夏 創刊号
特集 中央線ノスタルジア60's |
ふゅーじょん ぷろだくと |
2002年 |
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状況論 | COMに登場した女性作家の一人として樹村みのりさんの名前が出てくる。 | ||||
* | 増子 真二 | <DMBQのSPICYな本10冊> 6 「悪い子」 樹村みのり |
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フリーペーパー | Flying Postman Press Nov.2002(Volume27) this month’s theme SPICY |
株式会社 フリップ |
2002年 |
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作品紹介 | ロックバンドDMBQのリーダー増子真二がセレクトしたSPICY本の一冊が「悪い子」。しかし紹介されているストーリーは少し違うようだ。希望コミックスのカバー写真も掲載(カラー)。 | ||||
* | 辻岡 秀明 | 「ポケットの中の季節」ほか 樹村みのり作 今も新鮮 社会派の切り口 連載コラム「漫壇 再版待ってます」の第3回目。 |
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新聞コラム | 北海道新聞 2002年12月6日(金) 夕刊 | 北海道新聞社 | 2002年 12月6日 |
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作品紹介 | 「絶版」「品切」ながら埋もれさせたくない名作マンガを取り上げる連載コラム。筆者の読書体験もまじえて作品の性質を紹介(こちらで読むことができる)。 | ||||
−2003(平成15)年− |
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