「由紀さおりさんと私」の
エピソード

平成11年8月26日

一昨年秋のことです。(平成9年11月)
由紀さおりさんが、お姉さんと一緒に、私の住んでいる浦安市市民ホールに、
「童謡コンサート」にこられました。
フアンの私としては、家内と一緒に一番良い席を手に入れることに、まずは、心がけました。

当日は、コンサートも楽しく終わりました。

CDを買った人には、「姉妹が帰りに一人づつに握手する。」と言うおまけ付きでした。
当然、家内と1枚づつ買って、出口で握手の順番を待ちました。
100人ほどの真ん中ぐらいの順番でした。

私は、一生の想い出の瞬間ですから、
「私は手を出すだけとし、彼女から握って貰う感触だけを記憶に留める」
ことを、心密かに、決めておりました。

いよいよ、順番が来ました。
家内は、先にサッサと安田祥子さんとも、由紀さおりさんとも握手をしました。
私もお姉さんとは、握手が終わりました。
さあ、「由紀さおりさん」の番です!

私は右手をそっと黙って出しました。すると、

私の顔を見た由紀さおりさんが、大きな声で、「あら!あなた!あなた!」と言って、
私の手を両手で握りしめたまま、離してくれません。


私は、当然、心当たりが無く、「呆然!」として、「人違いだ!」と、面食らいましたら、

「あなたに間違いないわ。ねえ、お姉さん!」

と呼びかけて、安田祥子さんまで寄ってきました。
私の家内も寄ってきて、4人の話しになりました。
(後ろに50人以上並んで待っているというのに・・)

由紀さおり;「あなた、正面の前から2列目に、いらっしたでしょう!」
  私   :「はい・・・。」

由紀さおり:「皆さんとご一緒に故郷など、歌いましたわよねー!」
  私   ;「はい・・・。」

由紀さおり:「その時、貴方、本当に大きな声で歌っていただきましたわよね え! ねえー。お姉さん。」

安田 祥子:「そうそう、この方だわ。楽屋に戻って貴方のこと話していたの よ。」

由紀さおり:「ほんとうに、ありがとうございました!」
   (このときも、両手で私の手を握って・・。私の頭の中はもう真っ白。)


あとは、家内が、何だか、私の代わりに
「主人は由紀さおりさんのレコードを何枚持っている。」とか、
「いつも、”お江戸でござる”を楽しみにしている。」とか、
  話しを繋いでくれました。
  
概ね、以上です。

さすがの余裕ですね。由紀さおりさんらしいですよね!

私は未だにそんな大きな声で歌ったつもりはありません。
浦安の他の人が、いかにおとなしかったか、あるいは、 私の謡曲で鍛えた低音が響いたのでしょうか。


由紀さおりさんのTVを見る度にあのときの事が思い出されます。
ただ、あまりにも、しっかり、握られたものですから、手の感触は残っておりません。



ながながと、読んでいただきましてありがとうございました。


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ATOM.1.GIFBGM:夜明けのスキャット(由紀さおり)