イージー・モード

〜最初にする事、できる事〜


 植物を育てようと思っても、最初は何から始めていいのか分からないモンです。土はどうするのか、種まきはいつやっていいもんか等々。相手はなんだかんだいっても生き物ですし、あまりいい加減では、枯らしてしまいます。
 そこで、最初に育てようと思っている植物に何からして上げればいいのか?
まずは、その植物の特徴を知りましょう。そのポイントは2つ。

1 植物の原産地域を調べる。

2 植物の「科」を調べる。


 どちらも本で調べれば恐らくほとんどの本に載っている内容です。植物を育てると言う実践的な事をするのに、なぜに、調べ物をしなくてはいけないか。その理由はたった一つ!!

「楽」

をする為。多分、ほとんど、どんな、種を手に入れても原産地と「科」については書いてあることが多いと思いますが、逆に言えば、それだけ分かれば、大体、大ハズレな育て方はしないと言う事です。
 原産地をしっていれば、その原産地の気候や風土に近い環境にして上げれば、その植物を良く育てるポイントと言うかヒントがその原産地から推測されます。
 インド原産と書いてあれば、あまり寒い所は苦手かもしれないと予想するし、又、暑さには強いなと判断もできるでしょう。砂漠や地中海の方が原産であれば、あまり水は必要が無く、乾燥気味の方がいいかも知れないと予想できれば、その後の土作りや水やりの時に、幾分、考えながら作業をしてあげられるでしょう。
 「科」を知ると言うのは、その植物の仲間にはどんな仲間がいるのかを知ると言うことです。英語では「科」の事はファミリー、すなわち家族と言った意味があります。人間で言えば、氏と言う事でしょうか。もちろん、「科」と言う分け方は、植物分類学上は、まだ、大きなグループ分けで、この下に「属」さらに「種」からのなりますが、ここまでになると専門家的なんで、一般的には「科」で十分だと思います。
 では「科」をしってどうするのか。人間と同じです。顔が似てるとか、背が高いとか低いとか、あるいは高血圧になりやすいとかいった人間でも遺伝的な影響を受けやすい特徴は「科」を知れば予想するのが楽になりますし、まったく、始めての植物でもある程度は想像がつくようになります。
 原産地と「科」を知ると言うことは、人間で言うところのその人の出身地と名前を聞くのと同じ様な意味があります。勿論、それを知れば、全てが万全と言う訳ではないですが、大体、どんな植物か、想像しやすくなり、その結果、何か作業するときの足しになると考え頂けば良いと思います。

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